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ホーム | MODERN JAZZ 楽器別 > PIANO自然体で伸び伸びと憂愁を歌う、さすが円熟のヨーロピアン浪漫派ピアノ会心打! CD ENRICO PIERANUNZI エンリコ・ピエラヌンツィ / TALES FROM THE UNEXPECTED - Live At Theater Gütersloh テイルズ・フロム・アンエクスペクテッド
商品詳細
★多彩な活躍の続くイタリアのベテラン・ピアノ名匠:エンリコ・ピエラヌンツィ(1949年イタリアのローマ生まれ)の、今回は、度々組んできた重鎮ドラマー:アンドレ・チェカレリ、並びに、オランダの中堅ベーシスト:Jasper Somsen、とのトリオによるドイツでのライヴ編。
★深い陰影と艶やかな光沢感を絶妙に併せ持った、端正なピアノ・タッチによる、しっとりメロウ&アンニュイに詩情を映し、並行して、鋭敏硬質にダイナミズムをも体現した、ヨーロッパらしいノーブルな文芸センスを感じさせる躍動的リリカル・プレイが、さすが円熟にして瑞々しさ抜群の好調ぶりを示し、コクとウネりの利いた肉太いベースが随所に際立ったりなど、インタープレイ性や三位一体っぽさもバッチリ揮われて、スリリングで歯応えある音空間が実に清新に創出された充実内容
★。欧州流のアクション抒情派、的な、緩急あるメロディアス&スインギーな奏演が滑脱に、快活に、イキイキと展開され、ピエラヌンツィの、肩肘張らず自然体で伸びやかに得意技を繰り出すようであり、それでいて結構繊細なニュアンスや精確さも巧まず顕れた、練達のアドリブ至芸がフレッシュ&テイスティーに鮮烈なる冴えを見せる。→メランコリックで翳りを帯びたビタースウィート風味の半内省的ロマンティシズム表現や、哀愁たっぷりの優しいバラード・プレイ、フォーキー・スピリチュアルなおおらか牧歌調、力学指向に徹した硬派モーダル・バピッシュなスウィンギン大攻勢など、中々振り幅大きくも終始骨芯のしっかり据わった、そのさりげない劇的ストーリーテリングの妙は全くアザやかで、誠に清々しい(そして奥の深い)感動が味わえる。

1. Improtale 1 (4:46)
2. The Waver (8:03)
3. Anne Bloomster Sang (6:59)
4. Improtale 2 (6:13)
5. B.Y.O.H. (6:41)
6. Tales From The Unexpected (8:41)
7. Improtale 3 (7:41)
8. Fellini's Waltz (6:41)
9. Improtale 4 (2:24)
10. The Surprise Answer (6:22)
11. Interview with Enrico Pieranunzi by Götz Bühler (11:50)
Total Time 76:33

Enrico Pieranunzi(p)
Jasper Somsen(b)
André Ceccarelli(ds)

2015年8月29日ドイツ-ギュータースローのTheater Güterslohでのライヴ録音

レーベル:Intuition

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します
三面デジパック仕様CD

自然体で伸び伸びと憂愁を歌う、さすが円熟のヨーロピアン浪漫派ピアノ会心打! CD ENRICO PIERANUNZI エンリコ・ピエラヌンツィ / TALES FROM THE UNEXPECTED - Live At Theater Gütersloh テイルズ・フロム・アンエクスペクテッド[INTCHR 71315]

販売価格: 2,180円(税込)
数量:
商品情報
INTUITION

エンリコ・ピエラヌンツィ・トリオ・ライヴ
ベテラン- チェカレリのドラミングも秀逸!!
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特に繊細なピアノとドラミングが絶品のM3は屈指の演奏です!


★ドイツの名門、Intuition から、エンリコ・ピエラヌンツィのトリオ・ライブが登場!この10 年ほど、CAM JAZZ を中心に作品をリリースしてきたエンリコ・ピエラヌンツィが、活動方針を少々軌道修正。様々なレーベルから作品をリリースしていく運びとなり、ヨーロッパ各国のレーベルでその名を見るようになりましたが、本作は、ピアノ・トリオ作。ファンにとっては、本当にうれしいニュースとなりました。

★しかも、ドラマーには、巨匠アンドレ・チェカレリを迎えたヨーロッパ色の濃いサウンド!このようなトリオを待っていた!というファンの方も多いように思います。

★路線としては、その昔、Soul Note で出していたような風合いに近いもの。名作『Seaward』的な、これぞエンリコ・ピエラヌンツィという歴史的にもファンの心をつかんできたコンポジションも満載で、フェリーニへのオマージュが美しいワルツにのって流れるM8 のようなナンバーあり、先日の来日時に、オーディエンスの心を動かしたM3 のような地中海的な世界を彷彿とさせるロマンティックなナンバーも収録。また、日本では初披露!といって、全部のセットで演奏するつもりだ、といった自慢の新曲M5 もしっかり入っています。特に軽やかなタッチが踊るように広がるM3 の演奏は正に絶品。チェカレリの繊細なブラッシ、シンバル・ワークとの相性の良さを再確認しつつ、そんな理性的なことも忘れさせてしまうような、おおらか、かつ、深い美しさがあり、これは、数あるエンリコの名演の中でも屈指のものといえましょう。

★もちろん『Seaward』の路線と言って、過去をなぞるわけでないのは、言わずもがな。コンサートでは、必ず、即興曲を織り込むのがエンリコ流。2013 年の来日時に、<< 形が抽象的な即興曲にあって、オーディエンスと一体化出来る演奏を実現するのが、自分の大きな目標だ>>、と語っていましたが、これは、一瞬一瞬にかけてキャリアを積んできた、いかにもピエラヌンツィ氏らしい言葉。後退であったり、過去へのこだわりは皆無といえます。

★ちなみに、49 年生まれのピエラヌンツィ、46 年生まれのチェカレリに対して、ベーシストは73 年生まれで、20 歳以上の年の差。しかし、イェスパー・サムセン氏は、自身のリーダー作で、エンリコ・ピエラヌンツィ集を出してしまうような演奏家。思いの強さで、ベテランたちに組み入っています。

★録音は、今年2015 年8 月29 日。来日時に録音状況もとてもよかったんだ、自ら語っていましたが、あっという間の作品化にも、演奏家の自信がうかがえます。(新譜案内より)