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ホーム2025年7月REVIEW豪快武骨で質実剛健な重厚テナー咆哮にアーシーでありクレヴァーでもある端正なオルガンやクール&メロウ・ムーディーな豊潤ギターがフレッシュに絡むバピッシュ・ソウル・ジャズの謹製品 輸入盤CD BRIAN CHARETTE ブライアン・シャレット / WORKING OUT WITH BIG G ワーキング・アウト・ウィズ・ビッグG
商品詳細
★ニューヨーク・シーンで30年来活動を続け、アルバムも自主レーベルやSteepleChase、Posi-Tone、Dim Mak、Cellar Music等から着々とリリースして好評を得てきた、キャリア豊富なハモンドB3オルガンの中堅実力者(ピアニストでもある):ブライアン・シャレット(1972年米コネチカット州メリデン生まれ)の、今回は、以前2018年発表のSteepleChase盤「Groovin' With Big G」でも組んでいたテナーサックスのレジェンド:ジョージ・コールマンを再びフィーチュアしての、ギター(先作のヴィック・ジュリスから今回はポール・ボーレンバックに交代)&ドラム(先作と同じくコールマンの息子:ジョージ・コールマン・ジュニアが続投)とのカルテットによる一編。

★ダウン・トゥ・アースでソウルフル&パッショネートそれでいてちょっとメカニカルな精細さも感じさせるブルースの旨味濃いオルガンの弾鳴が粋にイナセに燦めき、きめ濃やか&端正なメロウ・グルーヴィー・プレイで潤いと芳醇なるコクを齎すギターの調べもテイスティー・バピッシュに妙味を際立たせる中で、野太く分厚い重みある男気トーンのテナーが、一貫してマイペースを保ち質実剛健かつ豪快武骨なダイナミック咆哮を轟かせて奥深い哀愁や歓喜そしてバップ・グルーヴ感を雄渾さをもって悠々描写しきった、全般に、銘々のそれぞれに持ち味の異なる個性が上手く活かされて極めてオーソドックスなオルガン・ジャズの王道を行く音景色がカラフルに、重層的に創出された白眉の会心打内容。

★ハード・バップ色の強い所謂ソウル・ジャズの正統然たる、歌心とスイング感を何より大切にした徹底して人情肌娯楽指向のメロディック・スウィンギンな快進撃が、和気あいあいとした雰囲気の中でハートウォーミングに、溌溂げに続き、コールマン・ジュニア(ds)の歯切れよく律動的リズムを叩くノリにノッたダイナミズム攻勢に触発される恰好で、コールマン(ts)、ボーレンバック(g)、シャレット(org)のいずれも千両役者の存在感を湛えた各々方向性を違えるアドリブ活躍が、正に大豊作の盛り上がりを呈してゴキゲンだ。

★一座の花形コールマン(ts)の、リキまず巧まぬ自然体を維持しつつしかし中々大胆に繰り出される、タフ&ストロングな隆々さとレイジー&デカダンなレイドバック感のない交ぜになった逞しくも粘っこい、フリーハンドの一筆書きスケッチに興じるかのような、それでいて俯瞰するとしっかり鮮やかなストーリーラインを形作ってもいる語り口の妙が、ド真っ当ハード・バッパーの心意気もみなぎらせながら磊落&メランコリック・テイスティーに冴え渡っておりとりわけ卓抜な他、ボーレンバック(g)の、コールマンのハード・バップ色濃さに比してより趣味のいい洒脱さ・ムーディーさを追求する風な寛ぎ小唄プレイがまたクール&ジェントルに煌めき、加えて座長であるシャレット(org)の、アーシーでありながら全ての音がクレヴァーに、デリケートに、ニュアンス深く考え尽くされている構成的で折り目正しい妙技も実に颯爽としていて見事だったりと、ソロ・コーナーはアジな聴きどころの目白押し。

1. Marmaduke (Charlie Parker) 7:49
2. My Foolish Heart (Victor Young) 5:53
3. Ceora (Lee Morgan) 9:54
4. My Funny Valentine (Richard Rodgers) 7:54
5. S'Wonderful (George Gershwin) 8:09
6. Peace (Horace Silver) 5:16
7. When Sunny Gets Blue (Marvin Fisher) 6:09
8. Cherokee (Ray Noble) 9:26
9. Remember (Irving Berlin) 7:50

George Coleman ジョージ・コールマン (tenor saxophone)
Paul Bollenback ポール・ボーレンバック (guitar)
Brian Charette ブライアン・シャレット (hammond B3 organ)
George Coleman jr. ジョージ・コールマン Jr. (drums)

2024年4月録音

レーベル:SteepleChase

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輸入盤CD


豪快武骨で質実剛健な重厚テナー咆哮にアーシーでありクレヴァーでもある端正なオルガンやクール&メロウ・ムーディーな豊潤ギターがフレッシュに絡むバピッシュ・ソウル・ジャズの謹製品 輸入盤CD BRIAN CHARETTE ブライアン・シャレット / WORKING OUT WITH BIG G ワーキング・アウト・ウィズ・ビッグG[SCCD 31973]

販売価格: 2,800円(税込)
数量:
商品情報
STEEPLECHASE

☆レジェンド、ジョージ・コールマン90歳記念!
2018年リリース『Groovin’ With Big G』の成功を経てシャレット&コールマンが再びタッグを組んだ注目作!


★ニューヨークのシーンで30年にもわたって活躍するオルガン・プレイヤー、ブライアン・シャレットが、レジェンド、ジョージ・コールマンと再びタッグを組んだ注目作。ジョージ・コールマンは、1935年生まれ。1950年代の後半から1960年代にかけてのマイルス・デイヴィス・バンドでの演奏をはじめ、文字通り、ジャズ史の生き証人で、今も現役。2015年にはNEA(全米芸術基金)ジャズ・マスターズ賞も受賞している。

★本作は、2017年に録音した『Groovin’ With Big G』の成功を受けての録音で、またコールマンの90歳を祝う一作。息子であるジョージ・コールマンJr.(ds)も変わらず参加し、ポール・ボレンバック(g)が新たに加わった同編成のカルテット。

★1960年代のオルガン・セッションを蘇らせるような内容で、ミディアム・スウィングの演奏を中心に、味わい深いスロー・バラードの数々も織り交ぜた9曲。スタンダードに加え、ジミー・スミス、リー・モーガン、ホレス・シルヴァーらにインスパイアされた選曲も魅力的だ。(新譜インフォより)