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ホーム御予約商品肩の力の抜けたアーシー・ブルージー&スモーキーなトロンボーンの寛ぎバピッシュ吹鳴がいつしかブラジリアンな哀愁サウダージ風情へ掏り替わってゆく心地よさ抜群の抒情派ボッサ・リラクゼーション編 輸入盤CD RYAN KEBERLE & COLLECTIV DO BRASIL ライアン・ケバリー・コレクティヴ・ドゥ・ブラジル / CHORO DAS AGUAS
商品詳細
★ニューヨーク州フォレストバーグに本拠を置いて主流派シーンで引っ張りダコの多忙な活躍を続け、Alternate SideやGreenleaf Musicよりのアルバム群に好評を得てきた、(マイケル・ディーズ辺りと並ぶ?)オールラウンドなモダン・トロンボーンの人気名手:ライアン・ケバリー(1980年米インディアナ州ブルーミントン生まれ)の、ブラジルのリズム・セクションと組んだカルテット=Collectiv Do Brasilによる、好評だった先年作「Considerando」に続く通算3作目となる本盤は、イヴァン・リンス・トリビュート編。

★しなやかな張りや伸び、キレを呈すと同時に微妙な濁りや曇りを含んだ、何とも味のあるスモーキー・トーンのトロンボーンが、アーシー・ブルージーでバピッシュかつウォーム・リラクシングな、風に吹かれるような自然体の軽やかさ〜脱力感をもって哀愁的人情味溢れるメロディック・プレイを綴って、旨味ある柔和な魅力を放ち、一方、歯切れのいいソリッド・タッチでブラジリアンなサウダージとバップ・グルーヴ感が表裏を成したリリカル・アクション弾奏を紡ぐピアノの活躍も中々鋭角に妙味を際立たせた、全編ボサノヴァ色は無論豊富に漂うけれどそれ以上にリアル・ハード・バップ・テイストが勝った印象の、そしてその中で主役トロンボーンのリキみなき吹鳴が本場ブラジルの面々よりもむしろ顕著に独特のサウダージ・カラー=憂き寛ぎを醸し出す(本場のサウダージとは多少違うかも知れないが。)、という、絶妙のバランスでユニークなリリシズム世界が創出された爽快内容。

★芸の細かい達者なBrisola(b)&Vicente(ds)の繰り出すサンバのリズムを基調とした潤滑で弾みのいいビート鳴音が、殆ど完璧と云える心地よいグルーヴを生み出す(ピアノのF・シルヴェイラも含めこのリズム・セクション3人の一体感は全く鮮やかに卓越している!)中で、親しみやすい歌心表現を最重視したひたすらインティメイト&ハートウォーミングな和気あいあいの抒情指向演奏が流麗に展開してゆくが、前面で華を飾るケバリー(tb)とシルヴェイラ(p)の、シルヴェイラの方はさすがこれぞブラジル音楽、これぞ真のサウダージと思えるネイティヴ・ブラジリアンならではの本領を揮うところもあるにはあるものの、どちらかと云うと大半の場面でアメリカン・モード系ハード・バッパーたらんとするそのストレートアヘッド・ジャズへの憧憬が露わになっており、対するケバリー(tb)の方はあくまで巧まぬマイペースを保って和みと憩いの洒脱なブルージー・バップ節を悠々と唄い、それが結果として濃厚なコクっぽいサウダージ効果に繋がっている、といった具合で、この両者のアメリカ人とブラジル人の出自を互いに入れ換えたようでもあるやりとり〜ソロ・リレーのあり様が、胸躍る清新味を齎していて絶品だ。

★とりわけケバリー(tb)の、一貫して肩の力を抜きナチュラルにリラックスした態を決して崩すことなく、ゆとりをもって伸びやかにダウン・トゥ・アース&ソウルフルなファンキー・バップ的節回しに終始し、その吹鳴が図らずもブラジリアンな哀切郷愁へと掏り替わってゆく、そうした無欲げでちょっと淡々とした趣もある(それでいてキチンと作法に適った端正さも失わない)サウンド・キャラは何げに風流の極み。

01. Rei Do Carnaval (Ivan Lins)
02. Noites Sertanejas (Ivan Lins)
03. Quintessence (Ryan Keberle)
04. Choro Das Aguas (Ivan Lins)
05. Saindo De Mim (Ivan Lins)
06. Essa Mare (Ivan Lins)
07. Sai De Baixo (Ivan Lins)
08. Tens – Long Life (Ivan Lins / Lyle Mays)
09. Lua Cirandeira (Ivan Lins)
10. Simple Sermon (Ryan Keberle)
*all arrangements by Ryan Keberle except 04, 07, 08 by Felipe Silveira, and 06 by Felipe Brisola

Ryan Keberle (trombone) (vocal on 04)
Felipe Silveira (piano) (synthesizer on 02, 04, 08, 10) (vocal on 04)
Felipe Brisola (bass) (vocal on 04)
Paulinho Vicente (drums) (vocal on 04)

2023年8月11-13日ブラジル-サンパウロ(São Paulo)、AlambariのGargolândia Recording Studios録音
2025年作品

レーベル:Alternate Side Records

御予約商品
輸入盤CD
入荷予定時期:2025年6月下旬 受注締切:2025年5月29日
※発注先案内の入荷時期を記載しておりますが、入荷時期は予告なく変更になる場合もございます。ご了承くださいませ。




肩の力の抜けたアーシー・ブルージー&スモーキーなトロンボーンの寛ぎバピッシュ吹鳴がいつしかブラジリアンな哀愁サウダージ風情へ掏り替わってゆく心地よさ抜群の抒情派ボッサ・リラクゼーション編 輸入盤CD RYAN KEBERLE & COLLECTIV DO BRASIL ライアン・ケバリー・コレクティヴ・ドゥ・ブラジル / CHORO DAS AGUAS[ASR 020CD]

販売価格: 2,420円(税込)
数量:
商品情報
Alternate Side Records

★NYの人気トロンボーン奏者、ライアン・ケバリーがサンパウロで活躍する3人のミュージシャンと奏でるユニット、コレクティヴ・ド・ブラジルがイヴァン・リンスにトリビュートした2025年作品。ライアン自身これまでの中では最高傑作と自負する自信作。(新譜インフォより)

Ryan Keberle plays Kuhnl & Hoyer trombones.
Paulinho Vicente plays RMV drums & drumheads and Istanbul Mehmet cymbals

All arrangements by Ryan Keberle except #4, 7, & 8 (Felipe Silveira), and #6 (Felipe Brisola)

■録音:Recorded Gargolândia Recording Studios on August 11-13, 2023, Alambari, São Paulo, Brazil