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ホーム御予約商品夢幻トリップ感溢れるアンビエント傾向とリアル・ハード・バピッシュ&ブルージーな粋渋吟醸感がバランスよく融和した全く独自の快適抒情世界 国内盤CD JEFF PARKER ETA IVtet ジェフ・パーカー、イーティーエーカルテット / THE WAY OUT OF EASY ザ・ウェイ・アウト・オブ・イージー
商品詳細
★シカゴのアンダーグラウンド・シーンで長らく活躍し、最近はLAで活動中とも伝えられる人気の尖鋭派黒人ギタリスト:ジェフ・パーカー(1967年米コネチカット州ブリッジポート生まれ)を中心として、ロサンジェルスのクラブ=レストラン(ライヴハウス):ETAでのセッションから生まれたという4人組ユニット=ETA IVtetの、そのETAでのライヴの模様を収めた一編。

★リズミカルにビートの利いた一種のファンク物的なトータル・イメージがベース&ドラムの歯切れよい鳴動によって齎され、またエレクトロニクスの音響がアンビエントっぽい雰囲気を醸し出す中で、結構真っ当にモーダル・バピッシュな即興ソロを繰り出すアルトや、コンテンポラリーめの半打楽器的アプローチとブルース&バップの伝統を汲んだ旨口フレージングを交錯させるギター、らがカラフル&テイスティーに見せ場を織り成して、安心して愉しめるオーソドックス・ジャズの延長風の情景が形作られる反面、アンプリファイされたアルト音やエレクトロニックに変形増幅されたようなギターの鳴り様が奏効してちょっと妖しい電脳フューチャー・ムードも適度に加えられる、という、全体を通じ決して爆発せず異形方向へも行かないあくまで穏やかで美しい落ち着いた調子の夢幻トリップ型音世界が創出されて、その柔和なサウンドに心地よくハマらせてくれる中々きめの細かい妙演内容。

★半ば反復的な楽器の響鳴に独特の催眠効果があったり、ゆったりと宙をたゆたい或いはトグロを巻くような浮遊感漂う歩の進め具合に快適な幻覚作用が認められたり、といった所謂アンビエント・ミュージックの典型要素を多分に備えるが、しかしその中で展開されるアルトやギター更にはベースのインプロヴィゼーションはリアル・ジャズ〜ハード・バップに確固と根を下ろした"グルーヴィー"な文脈を余裕と節度をもって描いてゆく、という具合で、そうした神秘的イリュージョナルさとブルージー・バピッシュな吟醸感が絶妙の匙加減で表裏を成した音空間は、やみつき蠱惑性も十二分ですっかり陶酔させられる。

★パーカー(g)の、一音一音を充分考え抜いた上で鳴らし編み上げてゆく、ファンタジック・ドリーミーでありアーシーでもあるソリッド・プレイが懐広そうに冴える一方、更にバップ&ブルース色の強いジョンソン(as)の悠然たるレイジー・スモーキー・ブローイングがまたコク深く妙味を発揮、加えてウォーム&スピリチュアルに太々とウネりドライヴするバターズ(b)の濃い口ワザも馨しいアクセントを成したりと、夢心地の道程が続く上で現代正統ジャズならではの聴きどころにも事欠かず、何げに見事な流れ。

1. Freakadelic (23:50)
2. Late Autumn (17:21)
3. Easy Way Out (21:59)
4. Chrome Dome (16:45)

Josh Johnson (amplified alto saxophone with electronics)
Jeff Parker (electric guitar with electronics and sampler)
Anna Butterss (amplified double bass)
Jay Bellerose (drums, cymbals, percussion)

2023年1月2日米カリフォルニア州ロサンジェルス、Highland ParkのETAでのライヴ録音

レーベル:rings

御予約商品
2024年12月11日発売予定
国内盤CD

夢幻トリップ感溢れるアンビエント傾向とリアル・ハード・バピッシュ&ブルージーな粋渋吟醸感がバランスよく融和した全く独自の快適抒情世界 国内盤CD JEFF PARKER ETA IVtet ジェフ・パーカー、イーティーエーカルテット / THE WAY OUT OF EASY ザ・ウェイ・アウト・オブ・イージー[RINC 130]

販売価格: 3,150円(税込)
数量:
商品情報
rings

★LAの伝説的ライブハウス、ETAで行われていたセッションから生まれたETAカルテット。ジャズ・ギタリスト、ジェフ・パーカーはじめ、ジョシュ・ジョンソン、アンナ・バターズら実力者たちによる音源が、国内盤CDでリリース.近年、LAを中心に盛り上がりを見せるアンビエント・ジャズのまさしく最前線ともいえる現場で、即興的に生まれる彼らの音楽、息遣いを聴くことができる。

★ジェフ・パーカーがまたも極上のアルバムを作った。彼が率いるETA IVtetは、LAのETAというレストランで結成され、2016年から毎週レジデントで演奏を続けた。最初はスタンダードを演奏していた。次第に1曲の時間が長くなり、音楽の旅へ導くような演奏は客を惹き付け、レストランの外に入場を待ち望む列が出来るようになった。そのETAにおいて、途切れなく流れる長尺の演奏が厳選された僅か4本のマイクとカスタム・ミキサーで録音された。スタンダードからダブ/レゲエまでを美しいラインに繋げることができるアンビエント・ジャズのエッセンスがここに刻まれている。 (原 雅明 ringsプロデューサー)