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ホーム2021年12月REVIEW【送料込み価格設定商品】 耽美的な抒情派フリー・インプロ風のリード吹奏とアカペラ管楽器アンサンブルや妖艶ヴォイス+端麗ピアノが幻想的に絡む全く独自の爽涼音空間 CD 仲野 麻紀 MAKI NAKANO / OPENRADIO
商品詳細
アルトサックス(とクラリネット)をメインに多種楽器を操る、過去20年来フランスで活動してきた独創肌の才媛:仲野麻紀(1977年生まれ)は、これまでにも企画ユニット:Kyや個人名義などでOhrai、openmusic(仲野の自己レーベルか)、Ottava、Plankton等から着々と多くのアルバムを発表してきたが、今回は、2017年より自身が始めたネット・ラジオ:openradioのアイデアをそのままアルバムとして構成したという、中々手の込んだ多重録音のソロ演奏作品。曲は本人の自作が殆ど(曲名は、ブルターニュの伝統曲1曲を除いて、インスピレーションを受けた文学作品の題名を使用。)。アルトサックス1本による冷涼で滑らかそして哀愁漂う純ジャズ・タイプのバラード調や、多重録音で複数のクラリネット群と妖艶なヴォイスが遊泳しつつ交錯するニューエイジ系のチェンバー路線っぽい行き方、サックス群とクラ群が縦横無尽にクロスしてヨーロッパ系(地中海風?)ワールド・ミュージック的なフォーキー牧歌世界を端正に形作る凝ったアンサンブル趣向、それにパーカッションやヴォイスも絡めてROVAやWSQとかにも底通するアカペラ・リード重奏の正統らしいアプローチを見せたりちょっとフリー系に接近したり、更にはピアノとヴォイスの弾き語りによるミステリアスでいてナイーヴでもある耽美曲が現れたり、或いはまた、クラリネット1本でフリー・インプロ型のコンポジション演奏が展開されていたかと思えばいつしかエレクトロニックでアンビエントな音響やナレーションが被ってきたり、などなど、殊の外色彩感に富んだ目くるめく夢幻迷宮的音空間に心地よく彷徨わせて(もしくは煙に巻いて)くれる、ワン&オンリーの独創的敢闘内容。1曲1曲は至って簡潔手短にまとめられた、快速テンポでトントン拍子に進む、しかも曲毎にガラリと趣を違える山あり谷ありの超カラフル&ドラマティックな激動的道程があくまで軽やかに創出され、そうした中で一定の抑制や節度をもって揮われる仲野の即興力ならびに作編曲力が、充分研磨された高いセンスをもって誠に鮮やかに冴え渡っており、全く見事。→サックスやクラリネットの吹奏スタイルそのものとしては極めて折り目正しくエレガンスある抒情派フリー・インプロの様相を呈していて、これが大層美しくスピリチュアリティに溢れた煌めくが如き魅力を放つ一方で、そのバックにはアカペラ・サックス・アンサンブル物もしくは一種のミニマル・ミュージック的な「動く音の重層」が配置されて中々巧妙に変化・メリハリがつけられ、更には妙に生々しい感触で捉えられたピアノ弾奏やムーディーな一人コーラス風ヴォイス、電子音響、生録された自然音、キリッとしたナレーション、なども次々横切ってきて、いい意味で取り留めなくちょっと摩訶不思議な独自の幻視っぽい音空間がフレッシュ・スリリングに立ち現れ、実に蠱惑的だ。

01. Trilce -vers Fontainebleau- (César Vallejo) (1:21) トリルセ-フォンテーヌブローへ- (セサル・バジェッホ)
02. The cost of living (Arundhati Roy) (1:29) わたしの愛したインド (アルンダティ・ロイ)
03. L'arbre des voyageurs (Tristan Tzara) (2:58) 旅人たちの樹 (トリスタン・ツァラ)
04. Duhont'ar ar mane (4:32) (ブルターニュ伝統曲)
05. L'étoile et la fête / Hoshi to Matsuri (Yasushi Inoue) (0:22) 星と祭 (井上 靖)
06. Impressions d'Afrique (Raymond Roussel) (2:35) アフリカの印象 (レーモン・ルーセル)
07. À cor et à cri (Michel Leiris) (3:20) 角笛と叫び(ミシェル・レリス)
08. The doors of perception (Aldous Huxley) (2:53) 知覚の扉 (オルダス・ハスクレー)
09. Larme qui ne voit pas / Mienai Namida (Eisuke Wakamatsu) (2:44) 見えない涙 (若松 英輔)
10. La voix du vent (Fujiko Otani) (4:24) 風の声 (大谷 藤子)
11. Peau noire, masques blancs (Frantz Fanon) (1:47) 黒い肌、白い仮面 (フランツ・ファノン)
12. Onmyoji (Baku Yumemakura) (3:16) 陰陽師 (夢枕 獏)
13. La Mer aux arbres morts / Karekinada (Kenji Nakagami) (2:14) 枯木灘 (中上 健次)
14. Analogique Maladroit (3:23) 不器用なアナログ
15. Trilce -vers Susukawa- (César Vallejo) (0:44) トリルセ-煤川へ- (セサル・バジェホ)
16. ボーナストラック

仲野 麻紀 Maki Nakano (alto saxophone, metal-clarinet, alto-clarinet, voice, reface DX(synthesizer), taârija, shekere, hamon, baccarat crystal glass, udu, kalimba, balafon, piano, field recording)

2020〜2021年フランスのブルターニュ録音

レーベル:Nadja21 (openmusic)

在庫有り
見開き紙ジャケット仕様CD
輸入盤・日本語帯・ライナーノート付 (ライナーノート :

【送料込み価格設定商品】 耽美的な抒情派フリー・インプロ風のリード吹奏とアカペラ管楽器アンサンブルや妖艶ヴォイス+端麗ピアノが幻想的に絡む全く独自の爽涼音空間 CD 仲野 麻紀 MAKI NAKANO / OPENRADIO[KKJ 169]

販売価格: 2,860円(税込)
数量:
商品情報
Nadja 21

仲野麻紀、初の完全インストソロアルバム

サックス、メタルクラリネット、ピアノ、シンセ、民族楽器を自在に操り
文学作品にインスパイアされたオリジナル曲を自身のネットラジオDJ風にお届け
渡仏20年の節目に放つ究極の記念碑的作品

★仲野麻紀 初の完全ソロアルバム !
★サックス、メタルクラリネット、ヴォイス、アナログシンセ、民族楽器 etc... 2017 年から自身がはじめたネットラジオopenradio のアイデアをそのままアルバムとして構成。ただし選曲は全曲仲野麻紀によるオリジナルサウンド + 演奏。完全インストソロ、多重録音の醍醐味、フィールドレコーディング、エフェクター使用等、 サックス奏者のソロアルバムとしては唯一無二の音世界。 曲名は一曲ブルターニュの伝統曲を除いてインスプレーションを受けた書籍作品名を使用。渡仏 20 年目、今まで多方面で演奏を展開してきた仲野による究極のソロ活動記念碑的作品となった。
★ライナー執筆は盛岡在住サックス、ギター他多楽器即興演奏主義者、金野 “onnyk” 吉晃。

↑メーカーインフォ

使用楽器:
仲野麻紀ソロ(アルトサックス/メタルクラリネット/アルトクラリネット
/ピアノ/フィールドレコーディング/シンセサイザー/ヴォイス/ターリジャ
/シェケレ/波紋音/バカラクリスタルグラス/ウドゥ/カリンバ/バラフォン)
2020-2021 フランス/ブルターニュ
【仲野麻紀プロフィール】
★ 1977 年生まれ。2001 年渡仏。自然発生的な即興、エリック・サティの楽曲を取り入れた演奏からなるユニット Ky [ キィ] での演奏の傍ら、多国籍バンド、バラ・デー (Bala Dée)、ロマのインプロヴァイザーRaymond Boni、モロッコスーフィー教団楽士 + フリージャズプロジェクト、ピアニストStephane Tsapis ステファン・ツァピス等と活動。
★ 2009 年から音楽レーベル、コンサートの企画・招聘を行う openmusic を主宰。2013 年にブルキナファソの葬送儀礼楽師 Kaba-kô 日本公演プロデュース。レバノンのラッパーRayes Bek (a.k,a/Wael Koudaih)、盲目のウード奏者 Mustafa Said、シリア人フルート奏者 Naissam Jalal など様々な音楽的背景をもつミュージシャンを日本に招聘。
★フランスにてアソシエーションArt et Cultures Symbiose(芸術・文化の共生)を設立。作家・ドリアン助川、発酵デザイナー・小倉ヒラク、作家・夢枕獏、庭師・石川佳など欧州で日本文化紹介の講演・ワークショップをプロデゥース。音の生まれる空間、トラッドミュージシャンたちとの演奏を綴った「旅する音楽」(せりか書房 2016 年)で第 4 回鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞。さまざまな場所で演奏行脚中。ふらんす俳句会友。けいそうビブリオフィルにて、「ごはんをつくる場所には音楽が鳴っていた」連載中。
https://keisobiblio.com/

仲野麻紀 web site
https://makinakano.mystrikingly.com/
Ky web site http://kyweb.fr/
openradio https://www.mixcloud.com/makinakano/
Twitter ( 咳をしても一人 ) https://twitter.com/momo_sax_
Twitter (openmusic) https://twitter.com/openmusic_jp
【ディスコグラフィー】
2006 「Rossignol-ナイチンゲール -」Riko Goto (P), Maki Nakano (Sax, M.C) [Ohrai Record]
2007 「Naissenciel-ネッソンシエル -」Ky :Yann Pittard (G, Oud, Fx), Thomas Ballarini (Perc). Maki Nakano (Sax, M.C) [Ohrai Record]
2008 「Dance de Travers- ゆがんだ踊り-」Ky
2009 「Enishi- 縁 -」Raymond Boni (G), Bastien Boni (B), Makoto Sato (Ds), Maki Nakano (Sax) [Ohrai Record]
2009 「Chanson muettes et musique barvard - 無口なうたとおしゃべりなん音楽 」Ky [openmusic]
2010 「Musique Vagabonds - 旅する音楽 -」Ky [openmusic]
2011 「Out Of Place」Ky+Bala Dee [openmusic]
2011 「Onmyoji - 陰陽師」Ky [openmusic]
2012 「Musique pour quatre mains et une bouche- 四つの手とひとつの口のための音楽」[openmusic]
2014 「De l’usage du sextoy en temps de crises 危機的時代におけるセックストーイの使い方」 [openmusic]
2016 「Desespoir agreabel - 心地よい絶望」Ky (OTTAVA)
2018 「Anthology vol.1 L’autre face de la lune アンソロジーvol.1 月の裏側」Maki Nakano [Plancton]
2020 「Cyrcles - サ yクルズ -」Ky + Nicolas Pfeiffer (B), Mogan Cornebert (Ds) [openmuic]
2021 「Music for low-budget movies」Yann Pittard + Ky [openmusic]
その他参加アルバム:
・モロッコスーフィー教団 Hamadcha +ARBF フリージャズオーケストラ (5 枚)
・フレンチポップグループ JeanFrançoiZe
・「Perspectivism 」笹久保伸
【ライヴ情報】
12月16日 三鷹市芸術文化センター 星のホール 「星の王子様との出逢い」
http://earthmusic.jpn.org/LePetitPrince2021.html