ジャズのCD,LPをご紹介します。メジャーからマイナー、自主制作盤までジャズのCD,LPをお届け致します。



catfishrecordsをフォローしましょう

ホーム | FREE JAZZ 楽器別 > TENOR SAX【Freedom Paper Sleeve Collection vol.3 60年代から70年代にかけ、沈滞したジャズ・シーンに新たなる生命を吹き込ん だインディペンデント・レーベル,Freedom復刻第三弾 !】 ホット・エモーショナル&ワイルド・アグレッシヴな、縦横無尽かつ豪快スウィンギンに暴れ回る60年代ブラック・スピリチュアル・ジャズの真骨頂!一撃必殺!!! CD DEWEY REDMAN QUARTET デューイ・レッドマン・カルテット / LOOK FOR THE BLACK STAR 黒い星を探せ
商品詳細
★オーネット・コールマンやキース・ジャレットらとのコラボで知られる突出個性派・尖鋭派の黒人テナーサックス名手:デューイ・レッドマン(1931年米テキサス州フォートワース生まれ、2006年NYブルックリンで死去)の、本盤は、ワンホーン(一部、ベースがクラリネットに転じて2ホーンになるところもある)・カルテットを率いての、1966年1月米サンフランシスコでライヴ録音された初リーダー・アルバム(Fontana原盤)、のCD化・新装再発版。

★少々荒削りに力強く熱っぽくノリにノるリズム・セクションのダイナミック・スウィンギンな豪快轟鳴に触発されながら、キュッと引き締まった隆々さと丸っこいユルみを兼備したテナーが、ブルージーなブラック・スピリチュアリティ溢れる朗々歌謡節であったり、アグレッシヴでアブストラクトな大暴れ咆哮であったり、ちょっとダル&レイジーにクダを巻くような半頽廃的吹奏であったりの、一貫して生々しい人間臭さを湛えた漆黒吟醸プレイを何やら珍妙なる唸りヴォーカルも細切れに交えながら滑脱に紡いで、悠々堂々とテイスティー・グルーヴィーな華を成し、一方、情魂味こってりでドライヴ感溢れるベースや、リズミカル&パーカッシヴに溌溂と舞い躍るドラム、バップ&ブルース(&モード)の旨味を歯切れよく振りまく情熱みなぎったピアノ、らの(曲によってはこれまたアジなウナり歌ヴォイスを発しつつの)ホットな活躍も頼もしげにグルーヴ感やコクっぽさを高めた、全体を通じ60年代ブラック・スピリチュアル・ジャズの醍醐味をバッチリ濃厚に満喫させてくれる充実内容。

★妖しい情念渦巻く黒人系フリー・ジャズらしい激烈路線を基調とするも、結構バピッシュなシブい美味さ溢れる正統的モード・ジャズ・スタイルも一部に盛り込まれてイキにイナセに盛り上がるところもある、終始エモーショナルでパッショネートな偽りなき人情味を感じさせる熱血アクション敢闘が精悍軒昂に展開され、リズム隊の中々荒々しく攻勢を掛けてくる猛襲ぶりに上手くプッシュされて、レッドマン(ts)の、緩急自在で縦横無尽に空間を駆け巡る一撃必殺のアドリブ奮戦が、実に鮮やかに冴え渡って清々しい。

→半ばフリーキー&ヴァイオレントに吠えまくり絶叫するスピリチュアル・フリー派の権化然とした(ちょっとコルトレーン的でもある)爆裂燃焼ぶりで、気魄も満点に聴く者を圧倒し、かと思えば抑制を利かせて穏やかに哀愁ロマンを歌い上げる黒いバラード・プレイがまたジンワリ胸に迫るものがあって絶品だったりと、その誠に表情多彩で何より音色そのものの芳醇さや切実な人間らしさにこそ魅力の真髄がある、とも思える豪放磊落な(それでいてどこか飄々とした趣があったりもする)吹鳴のあり様は、ガッチリ懐広くて理屈を越えた卓抜なる説得力を帯びている。見事。

1. 黒い星を探せ
2. エルドンに
3. 動機の瞬間
4. セヴン・アンド・ワン
5. オヴ・ラヴ

Dewey Redman デューイ・レッドマン (tenor saxophone)
Jim Young (Jymm Young / Joachim Young) ジム・ヤング (piano)
Donald Garrett ドナルド・ギャレット (bass, clarinet)
Eddie Moore エディ・ムーア (drums)

1966年1月4日サンフランシスコでのライヴ録音
(原盤:Fontana 888 311 ZY)

レーベル:Muzak

*統一ライナーノーツ:片岡 文明
*オリジナル・デザインE式紙ジャケット

在庫有り
国内制作・紙ジャケット仕様CD

【Freedom Paper Sleeve Collection vol.3 60年代から70年代にかけ、沈滞したジャズ・シーンに新たなる生命を吹き込ん だインディペンデント・レーベル,Freedom復刻第三弾 !】 ホット・エモーショナル&ワイルド・アグレッシヴな、縦横無尽かつ豪快スウィンギンに暴れ回る60年代ブラック・スピリチュアル・ジャズの真骨頂!一撃必殺!!! CD DEWEY REDMAN QUARTET デューイ・レッドマン・カルテット / LOOK FOR THE BLACK STAR 黒い星を探せ[MZCB 1430]

販売価格: 2,420円(税込)
数量:
商品情報
(画像をクリックすると大きく見られます)
MUZAK

Freedom Records :
多くの問題作を提供してきた英国人プロデューサー、アラン・ベイツによってBlack Lion傘下で設立されたコンテンポラリー系ジャズを主としたレーベル。1960年代後半から70年代にかけてのもっとも充実した音楽表現として、低迷と沈滞に陥りがちだった当時の状況を見事に打破して、ジャズ・ミュージックの気息と律動と生命力を十分に発揚させ、その後のブラック・ミュージックやロフト・ジャズへの影響、そして現ジャズ・シーンへと繋がる功績は大きい。50タイトルほどのカタログを有し、その中にはレーベル設立以前にアラン・ベイツがPolydor、Debut、Fontanaなどで関わったアルバムの権利を後に買い取ったものも含まれる。「フリージャズの爽快感を知らずにジャズを聴き続けるのは楽しみを半減、いや、四分の一に減らす。もったいないことだ。ぜひこの作品を聴いた方は、平原のように広がっているFreedomの自由な園へ足を踏みこんで欲しい」・・・・瀧口譲司(ライナーより)

★女流アーティスト、マルテ・レーリンクの手によるユニークなカヴァー・アートが光る4作品同時発売!
「フリーダム・レコードはジャズの勉強にとてもいい」・・・植草甚一

★ジョシュア・レッドマンの父であり、キース・ジャレット・カルテットの一員として活躍したテナー奏者、デューイ・レッドマンが脚光を浴びるきっかけとなった1966年のサンフランシスコでのライヴ・アルバム。

★「デューイはキース・ジャレットと組む前にはオーネット・コールマンのグループにいたが、彼は終始コールマンに刺激を与え続け、彼から受けた刺激によってコールマンは新しい世界に踏み出すことができた時期がたしかにあったといえるのである。それほどデューイの個性は強烈だし、彼のサックスは底知れぬ深さと神秘性を持っている。ぼくは1972年の夏、ニューヨークでたまたま友人たちとジャズ・クラブ“ヴィレッジ・ヴァンガード”をのぞいたとき、このデューイ・レッドマンのプレイに接することができた。このときは、アルト・サックスも吹いていたが、力強さ、魔力にみちたプレイにおいて、最近のオーネット・コールマンをしのぐものを感じさせたのである。不気味さ、人声を思わせる雄叫び、アフリカン・エコーなどの点をとってもユニークであり、底知れぬ可能性を見出すことができるのだ。

★『よい音をもたなければ、テクニックがあっても意味がない』とデューイは言っている。この場合、よい音の意味は難しいが、それはたんにムード的に美しいという意味とは異なり、それに人間の真実がこもっており、血が通っているかどうかということが大切になる。フリーキーでダートな音にも生命が通っていればそれは良い音であろう。1972年に彼の生の音をきいたときには、その人間臭い音に惚れたものである。彼が求めるグッド・サウンドはそのような血の通った音に違いないのである。このアルバムからもそういったデューイ・レッドマンの姿勢をみることができる。」・・・・岩波洋三(前回発売時ライナーより)