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ホーム | MODERN JAZZ 楽器別 > PIANOダイナミック・バピッシュ&テイスティー・グルーヴィーな緩急ある劇的エンタテインメント指向快演がハートウォーミングに豊作ぶりを見せた円熟の充実編! CD ERIC REED エリック・リード / FOR SUCH A TIME AS THIS
商品詳細
★快進撃の勢いやまぬ人気剛腕ピアニスト:エリック・リード(1970年ペンシルヴェニア州フィラデルフィア生まれ)の、今回は、テナーサックス入りのカルテットを基本に、ソロ・ピアノや男性ヴォーカル入り、またトリオも織り込んでの、西海岸でのスタジオ・レコーディング編。

★ゴツッとした硬質堅牢な中に豊かなコクや潤いを多々含んだ、歯切れよさと滑らかさを自然に併せ持つ、石を転がすような美味タッチのピアノが、バピッシュ&ブルージーに粋渋なメロディーを流れる如く歌う正攻法プレイを滑脱かつ丹念に繰り出して、風格も充分の悠然たる絵を飾り、一方、肉太く逞しげな重厚トーンでアグレッシヴさとソウルフルさのない交ぜになったダイナミック咆哮を炸裂させるテナーの勇躍も、中々こってりした濃い彩りを成した、全編現代ハード・バップの正統らしい明快演奏の連続でハートフル&エンターテイニングに愉しませてくれる会心打内容。

★歌心とスイング感そしてブルース&バップ・スピリット、のストレートな表出、に潔くポイントを絞り込んだ、あくまで親しみやすく旨味たっぷりの大衆娯楽的なテイスティー・グルーヴィー快演、が和気溌剌と展開され、ごくシンプルな直球型の行き方を基調とする反面、アレンジや構成が周到に練り上げられたドラマティックなストーリー様の趣向が現れたり、更に編成の上でもソロ・ピアノやトリオによるトラックが適所に挿入されたりと、アプローチはさりげなく変化に富みメリハリが利いていて決して一本調子にならず、上手い具合に飽きさせない。ベース&ドラムの結構芸の細かいツボにハマッたプロフェッショナルな堅実サポートにもおいしく光るものがあり、これにガッチリ支えられ、また触発されて、リード(p)の、泰然自若として早十二分に円熟したアドリブ技が実に豊饒なる冴え渡り様を示していて、全くゴキゲンだ。

→バップ・イディオムに準拠したソリッド&スクエアーな殺陣っぽい力学的・鋭角的アクションや、アーシーな漆黒の吟醸味を濃く湛えたブルース・フレージング、を変らず根幹に据え、それにトッピング効果・香味効果としてモーダルな熱血パッショネート・スタイルも随所で細かく加えてゆく、という、その、鉄板の安定力(一撃必殺!百発百中!)を誇る真っ向勝負のストレートアヘッド・プレイが鮮麗なほどに絶好調で、加えて、ソロ・ピアノ曲における、例によってゴスペルとかにも通じる、優しく温かそしておおらかなスピリチュアリティに満ち満ちた、敬虔に祈るような、或いは讃美歌を奏でるような真心溢れるバラード表現にも出色の入神ぶりが窺え、結果、全体を通してギュギュッとエッセンスの凝縮された、まさしくこれこそ「エリック・リード・カタログ」とも云うべき超充実した流れに軽々仕上げられている。ウ〜ム、お見事。また、いい意味で少々イモっぽく泥臭いルイス(ts)のハード・ドライヴ感ほとばしる豪快ブロウも好インパクト。

01. Paradox Peace (Reed) 1:04 (solo piano)
02. Western Rebellion (Reed) 4:19
03. Thelonigus (for Thelonious Monk and Charles Mingus) (Reed) 5:31
04. Stella By Starlight (Young / Washington) 3:51 (solo piano)
05. It's You Or No One (Styne / Cahn) 5:50 (p-b-ds trio)
06. Walltz (for Wallace Roney) (Reed) 6:45
07. Bebophobia (Reed) 5:50 (ts-p-b trio)
08. Come Sunday (Ellington) 2:52 (solo piano)
09. We Shall Overcome (Traditional) 3:55 (solo piano)
10. Make Me Better (Reed) 5:26 (vo & p duo)
11. The Break (Reed) 8:17 (p-b-ds trio)
12. Hymn Of Faith (Reed) 2:28 (solo piano)

Chris Lewis (tenor saxophone on 02, 03, 06, 07, 11) (soprano saxophone on 06)
Eric Reed (piano)
Alex Boneham (bass on 02, 03, 05, 06, 07, 11)
Kevin Kanner (drums on 02, 03, 05, 06, 11)
Henry Jackson (vocal on 10)

2020年6月29&30日カリフォルニア州グレンデイルのTritone Recording Studio録音

レーベル:Smoke Sessions

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します

三つ折りデジパック仕様CD



ダイナミック・バピッシュ&テイスティー・グルーヴィーな緩急ある劇的エンタテインメント指向快演がハートウォーミングに豊作ぶりを見せた円熟の充実編! CD ERIC REED エリック・リード / FOR SUCH A TIME AS THIS[SSR 2008]

販売価格: 2,180円(税込)
数量:
商品情報
SMOKE SESSIONS

パンデミックの中、6月にロスで録音された
エリック・リード快心のストレートアヘッド最新作!!

■ 1970 年生まれ、フィラデルフィア出身のピアニスト、エリック・リードの最新スタジオ録音が登場。Smoke
SessionsRecords からは2019 年に発売された「Everybody Gets the Blues」に続いての発売。
■ 1990 年代にはウイントン・マルサリス・バンドのピアニストとして活躍。様々なミュージシャンに多大な影響力を与え、
人々から愛されているジャズメンの一人。30 作近くのリーダーアルバムを録音し、知的で、明晰、ゆるぎないスィング感に
は定評がある。
■パンデミックの不安、人種差別、慌ただしい大統領選挙の季節、激動の2020 年であるが、本作は6 月の終わりにカリフォ
ルニア、ロサンゼルス郡の都市グレンデールにて録音された。アルバムタイトルの「For Such a Time as This」が示すよう
に、こんな時だから皆が落ち着きを取り戻そうというメッセージが聴こえてくる、オーソドックスでゆったりとした演奏が
印象的である。
■ロサンゼルスのミュージシャンが参加したワン・ホーンカルテットの演奏が中心であるが、ウォレス・ルーニーに捧げた
「Walltz (for Wallace Roney)」を始めとするエリック・リードのオリジナル曲が7曲、エリントンの「Come Sunday」やソロ・
ピアノで演奏したスタンダード曲の「Stella by Starlight」、ソウルフルな歌声が印象的なヘンリー・ジャクソンが1 曲ボー
カルで参加している。
■ストレートアヘッドジャズ・ファンには特にお勧めの快心作である。

1. Paradox Peace* (Reed) 1:04
2. Western Rebellion (Reed) 4:19
3. Thelonigus (for Thelonious Monk and Charles Mingus) (Reed) 5:31
4. Stella by Starlight* (Young / Washington) 3:51
5. It’s You or No One (Styne / Cahn) 5:50
6. Walltz (for Wallace Roney) (Reed) 6:45
7. Bebophobia (Reed) 5:50
8. Come Sunday* (Ellington) 2:52
9. We Shall Overcome* (Traditional) 3:55
10. Make Me Better (Reed) 5:26
11. The Break (Reed) 8:17
12. Hymn of Faith* (Reed) 2:28
* solo piano

Recorded June 29 & 30, 2020 at Tritone Recording Studio, Glendale, California.