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ホーム2020年4月 REVIEW折り目正しくジェントル&ソフィスティケートで簡潔、それでいて深〜い含蓄余情が立ち昇る白眉の感動的デュオ CD 鈴木 良雄 + 山本 剛 YOSHIO SUZUKI + TSUYOSHI YAMAMOTO / LOVING TOUCH ラヴィング・タッチ
商品詳細
★ベースの鈴木良雄(1946年長野県木曽郡木曽福島町=現・木曽町生まれ)とピアノの山本剛(1948年新潟県佐渡郡相川町生まれ)、という日本ジャズ界を代表する百戦練磨のヴェテラン重鎮二人がガッチリ組み合った(共演は過去度々重ねてきた)、入魂のデュオ・アルバム。

★しっとりした潤いや清澄さと鋭いキレや角張りを併せ持った、端正なタッチのピアノが、繊細でロマンティックな哀愁的情趣を映しつつ、粋で渋いファンキーな吟醸味やソリッド&スクエアーな殺陣風のバップ・アクションもふんだんに盛り込んで、何げにばっちりメリハリある鮮やかな流れをあくまで軽々と半ば脱力した自然体調子で瀟洒に形作り、一方、包容力たっぷりの心地よい温もりと中々強力にバネ&ウネりの利いたハード・ドライヴィングなグルーヴ感とを丹念に体現するベースの、巧緻かつ慎重な立ち働きも大層ハートフルにツボにハマッた、全編センスよくジェントルで巧まずして節度をわきまえたさすが練達な妙演の連続に、深々とラウンジ休憩気分で浸らせてくれる快演内容。

★一貫して歌心とスイング感そして伝統的なブルース&バップ・スピリットの表出、に潔くポイントを絞り込んだ風な、和気あいあいのインティメイトなリラクゼーションを底流させつつしかし自ずと背筋は伸びた感じの、何とも小気味よい抒情指向のメロディアス奏演が滑脱に展開され、両雄の、肩肘張らずリキみの抜けた所作動静に終始して悠然たるところを見せるも、一音たりとも無駄はなく自然と削ぎ落とされ切り詰められた簡潔でスマート、それでいて深〜い行間含蓄〜幽玄っぽい余情をじんわり立ち昇らせる、という、そうした、巧まざる語り口の熟成具合が絶品だ。
★山本(p)の、歯切れよくも流麗に作為を殺しつつあくまでナチュラル・スインギーな指の滑らせ様を示すが、その、何の変哲もない筆致にはさりげなく磨き上げられ鍛え抜かれた一切ブレるところのない精確さや奥行き〜幽遠さもシカと顕れていて見事で、かたや鈴木(b)の、決して出しゃばることなく的確自在なサポート手腕を朝飯前に発揮し、要所要所で雄弁闊達なメロディストぶりを披露する「余裕と貫祿」の重低音ダイナミズム技、もこってりコク旨しかもハートウォーミングで好インパクト。これこそ引き算の美学か。

1. ラヴィング・タッチ
2. 朝日のごとくさわやかに
3. キスは風にのって
4. ブルース・フォー・エディス
5. クレオパトラの夢
6. ミスティ
7. サマータイム
8. ラスト・タンゴ・イン・パリ
9. レフト・アローン

鈴木 良雄 Yoshio “Chin” Suzuki (bass)
山本 剛 Tsuyoshi Yamamoto (piano)

2020年1月18日,19日 録音(日本作品)

レーベル:Days of Delight

在庫有り

国内制作CD

折り目正しくジェントル&ソフィスティケートで簡潔、それでいて深〜い含蓄余情が立ち昇る白眉の感動的デュオ CD 鈴木 良雄 + 山本 剛 YOSHIO SUZUKI + TSUYOSHI YAMAMOTO / LOVING TOUCH ラヴィング・タッチ[DOD 006]

販売価格: 2,620円 (税込)
数量:
商品情報
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DAYS OF DELIGHT

■鈴木良雄

1946年生まれ。音楽家の両親と“鈴木メソッド”創始者の伯父・鈴木鎮一の下、幼少の頃からバイオリン・ピアノに親しむ。早稲田大学文学部卒。早大モダンジャズ研究会ではピアノを担当。卒業後、渡辺貞夫に師事。彼のバンドへの誘いもあってベースに転向。1969年〜73年の間、渡辺貞夫、菊池雅章のグループに参画。73年渡米し、74年スタン・ゲッツ・グループ、75年〜76年アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズのレギュラーベーシストとして活躍。85年帰国後、MATSURI、EAST BOUNCE、BASS TALK、GENERATION GAP、THE BLEMDなど、自己のバンドを率いて積極的な活動を展開。“チンさん”のニックネームでミュージシャン・ファンから親しまれる、日本ジャズ界のリーダー的存在。


■山本剛

1948年生まれ。小学生の頃からピアノを弾き始める。高校生時代、アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの生演奏の虜となり、独学でジャズ・ピアノを習得。1967年大学在学中に19才でプロ入り。ミッキー・カーチスのグループを振り出しに、英国〜欧州各国を楽遊。1974年レコード・デビュー。スケールの大きなブルース・フィーリングとスイングするピアノがファンの注目を集め、続く「ミスティ」(TBM)が大ヒット、以後レコード各社より数多くのリーダー・アルバム、共演アルバムを発表。人気ピアニストの地位を確立する。1979年モントルー・ジャズ・フェスティバルに出演し大好評を得る。その後渡米、1年間ニューヨークで音楽活動を行う。 帰国後は、六本木のライヴ・ハウス“ミスティ”でハウス・ピアニストとして活動を再開。人気TV番組「Ryu’s Bar」の音楽を担当するなど各方面で活躍している
日本ジャズ界のリヴィング・レジェンド,鈴木良雄と山本剛のデュオアルバム!!

★「自分だけの音」を持つふたりのマエストロが織りなす極上のスタンダード集!
収録したのは、「レフト・アローン」「朝日のごとくさわやかに」「サマータイム」など、ジャズファンが愛し続けてきた珠玉の名曲ばかり。もちろん山本剛の代表曲「ミスティ」「クレオパトラの夢」も収録しています。
スウィンギーでブルージーな山本剛を、鈴木良雄の骨太なグルーヴが支える。「自分だけの音」を持つふたりの巨匠が奏でる極上のサウンドをどうぞお楽しみください。

★「デュオアルバムの決定版をつくりたい。そう考えたとき、真っ先に頭に浮かんだのが鈴木良雄と山本剛でした。ともに1970年代から日本のジャズ界を牽引するリヴィング・レジェンドにして現役バリバリのトッププレイヤー。ふたりの生々しい対話を多くのジャズファンに届けたいと思ったのです。なにしろ無駄な音がない。まるで少ない音で豊かな情感を表現することを競うかのように、ふたりは徹底して無駄な音を削ぎ落とします。結果、そこには自然で有機的な空隙ができる。揺れ動きながら瞬間瞬間に形を変える“音のない隙間”です。スペースのある音楽は美しい。このシンプルな原理を彼らは教えてくれました」
―――Days of Delight ファウンダー&プロデューサー 平野暁臣