CATFISH RECORDS

★「ジャズ批評」「JAZZ偏愛主義 / ジャズの新しい聴き方・愛で方」等メディアでも絶賛された、英国の名ピアニストによる2005年リリースの珠玉のトリオ作品、『David Newton Trio / Inspired』が限定！

●多方面でオールラウンドな辣腕を揮い続ける英国の人気ピアニストD・ニュートン(スコットランド生まれ)の、トリオによる2005年制作の好調作。英サリー州Farnham録音。マイルドな歌心とバップ&ブルース&モードの渋い風趣、にキッチリと貫かれた、落ち着きある正攻法の抒情派演奏が端正に紡がれる、全体的に行間含蓄っぽい懐の深さを何げに匂わせた美味内容である。リズム・パターンやテンポには適宜細かな変化?緩急がつけられながら、一貫してウォーム&インティメイトな和み感を保った、「節度と均整」が要の穏やかめな行き方(バラードも頻出)が続き、主役pの、新主流派リリカル筋の正統スタイルに軸足を置きつつ、場面に応じて微妙かつ自然に表情や筆致を変移させてゆく、堅固でいて滑脱な、振り幅充分の語り口が中々渋く冴えている。スロー・テンポのバラードやブルースでの、タッチの滑らかさ・まろやかさを活かしつつの、しっとりとした柔らかな陰影美とアンニュイな憂愁情緒の醸し出し様に何とも云えぬ(煙霧のような?)幽玄的妙味が発揮される他、エヴァンス・ライクな躍動型ロマンティック節や、ファンキーな粋筋の小唄フィーリングとシアリング的クールネスを掛け合わせた波乗りスインギー調、ダイナミックな殺陣風の硬派バップ・イディオムとピーターソン似のアクション歌謡的フレージングを見事に連動させたキレ味(と旨味)抜群の立ち回り攻勢、などにもさすが揺るぎない熟成味を感じさせる、p者の余裕と気品ある立ち振る舞いが安定してデリシャスに映え渡った、肩肘張らぬ温厚自然体のダンディーな逸編。

↑前回入荷時の当店キャプション。

1. On A Misty Night
2. Just Enough
3. So In Love
4. Detour Ahead
5. FSR
6. Isfahan
7. I'm Getting Sentimental Over You
8. Lifetimes
9. Alone Together
10. Both Sides Now

David Newton (piano)
Matt Miles (bass)
Steve Brown (drums)

在庫有り
CD

Alone Together from The David Newton Trio on Myspace.