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ホーム | LP > 輸入盤LP優しくきめ細やかで清楚可憐な寛ぎテンダー歌唱がクール&メロウに、そして切々と冴え渡る精魂こもった北欧抒情派ヴォーカルの特級品 輸入盤LP METTE JUUL メテ・ユール / CELESTE
商品詳細
★Cowbell MusicやUniversal他よりの諸作に好評を得てきた、デンマークのギター弾き語り女性歌手兼ソングライター:メテ・ユール(1975年デンマークのホアンシュル生まれ)の、今回は米ニューヨークへ出向き、マイク・モレーノ(g)、ラーシュ・ダニエルソン(b他色々)とのトリオ体制で、ヴォーカルとギターのコンビネーションを基軸に、チェレスタ、カリンバ、メロディカ、シンバル、チェロ、ベース(全てダニエルソンによる)らの"音響"もジワリと被ってくるユニークなサウンド・デザイン意匠を見せた一作。

★透明感や涼やかさとソフトな温もりを併せ持った、骨芯にブレなき落ち着いた中音域(やや高め)のクリーン・ヴォイスによる、繊細に情感をこめて優しく語りかけ、ストーリーを読み聴かせるような柔和で丁寧な真心溢れる寛ぎリリカル・スタイルを基調とし、転回としてクール&ライトなハミング〜スキャット系統の手法を用いるところもあるが、トータルとしては軽妙洒脱でテンダーなまろやかめのアウトライン・イメージが崩れることのない、穏やかで包容力あるロマンティック演唱が端麗優美にして巧まぬ吟醸感漂う清々しい華を成し、抜群のハイテクニックとハイセンスさで粋なグルーヴを提供するギターや、ウォームかつ力強くウネるベース加えて変幻自在に極彩色のアクセントをつけてゆく様々な他楽器、らインスト陣のきめ濃やかなバックアップもばっちりテイスティーに魅力を際立たせた、全体を通じインティメイトな和気や洒落たラウンジ風のリラクゼーションに貫かれた歌世界にひたすら心地よく浸れるハートフル編。

★概ねバラード的コンセプトを根幹に据えたメロウ・ムーディーな行き方が続くが、ゆったりのんびり安心していられるかと云うとそうとばかりは行かず、モレーノ(g)の圧倒的シャープネスを湛えた斬り込みワザや、手を代え品を代え各種楽器を駆使して次々意表を衝いてくるダニエルソンの静かな猛ハッスル、そして何より主役ユール(vo)の寛いではいるものの醸し出される哀愁や憂さにはのっぴきならない切実さ・生々しさが感じられるところも多分にあったりと、シリアスとまでは行かないまでも結構エッジの立った、憩いの中にもキリッとした緊張感ある流れが創出されていて、清新味は途切れず適度にスリリングな道程を冴えた鮮度で愉しませる。

★ユール(vo)の、ジャズ・ヴォーカルの伝統とりわけ所謂抒情派やクール派の唱法スタイルにしっかりと根を下ろした、ブルース・フィーリングも自然と豊富に備える軽やかでイキな吟醸小唄っぽいアプローチを軸に、北欧系特有のヒンヤリした冷涼な風合いやある種の鋭いキレが巧まず加味され、しかし全体を俯瞰するとあくまで柔らかで優しいウィスパリング・タイプのマイルド・リラクシングな印象が損われることはなく、ごく親しみやすくてニュアンス&エレガンス十二分の中々プリティーな個性が確立されており、何げに見事。

Side A:
1. Beautiful Love (Wayne King / Victor Young / Egbert Van Alstyne / Haven Gillespie)
2. My Foolish Heart (Victor Young / Ned Washington)
3. With A Song In My Heart (Richard Rodgers / Lorenz Hart)
4. Nature Boy (Eden Ahbez)
5. I'm Moving On (Mette Juul)

Side B:
1. Distance (Glauco Viénier / Norma Winstone)
2. Northern Woods (Mette Juul)
3. Love Is A Many-Splendored Thing (Sammy Fain / Paul Francis Webster)
4. Celeste (Laura Pausini / Beppe Dati)
5. Where You've Never Been (?)

Mette Juul メテ・ユール (vocal, guitar)
Mike Moreno マイク・モレーノ (guitar)
Lars Danielsson ラーシュ・ダニエルソン (cello, double bass, celeste, kalimba, melodica, cymbals)

米ニューヨークのBass Hit Recording録音
2023年スウェーデン作品

レーベル:Prophone

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します

輸入盤LP


優しくきめ細やかで清楚可憐な寛ぎテンダー歌唱がクール&メロウに、そして切々と冴え渡る精魂こもった北欧抒情派ヴォーカルの特級品 輸入盤LP METTE JUUL メテ・ユール / CELESTE[PLP 325]

販売価格: 3,650円(税込)
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商品情報
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PROPHONE

メテ・ユール Mette Juul は、1975年、デンマークのホアンシュル生まれ。若いころからシンガー・ソングライター として活動し、2007年にエストニアのタリンで行なわれた国際ジャズ・アーティスト・コンペティションで第1位に 選ばれました。2010年、デビュー・アルバムの『Coming from the Dark』をリリース。このアルバムは、デンマー クの伝説的ドラマーのアレクス・リール、ベーシストのイェスパー・ロンゴー、ピアニストのハイネ・ハンセン、ゲ ストとしてトランペッターのパレ・ミケルボーとギタリストのポウル・ハルベリが参加したセッションで録音されました。Prophone Records のリリースする『Celeste』は、彼女のソロ・アルバム第6作です。スウェーデンのベーシスト、 ラーシュ・ダニエルソン Lars Danielsson とアメリカのギタリスト、マイク・モレノ Mike Moreno の共演で録音さ れました。「わたしは若いころ、ヴォーカル・ジャズの世界を知りました。ジャズ・スタンダードの多くのメロディ と歌詞は、わたしに強烈な印象を与え、今も同じように語りかけてきます。マイク・モレノとラーシュ・ダニエルソンと一緒するこの旅は、長年、わたしが実現させたいと思ってきたことでした。ふたりと共演することで、こうした 曲の新しい歌い方や演奏に気づくかもしれない……。そうしてできあがったアルバムでは、ジャズのスタンダードだけでなくオリジナルのナンバーとグラウコ・ヴェニエルとノーマ・ウィンストンの作った《Distance》のような新しい曲もあわせて歌いました」(メテ・ユール)。