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ホーム2022年1月REVIEW【送料込み価格設定商品】 折り目正しく繊細で機微あるメロウ・ロマンティックな耽美的ピアノ弾奏とチェンバー色濃いストリング・アンサンブルの幽玄深き融け合い CD FRED HERSCH フレッド・ハーシュ / BREATH BY BREATH ブレス・バイ・ブレス
商品詳細
★お馴染み抒情派ピアノの独創的名匠:フレッド・ハーシュ(1955年オハイオ州シンシナティ生まれ)の、今回は、トリオに弦楽四重奏団を嚙ませての自作組曲をメインとした一編。

★端正で透明感や潤いに富んだ滑らかな風合いと、角張った鋭いキレを呈する硬質骨太さ、を併せ持ったきめ濃やかなクリスタル的タッチのピアノが、落ち着いた調子で慎重に音を選びながらエレガント&ロマンティックな甘美さ溢れるメロディック・フレーズをしっとりと優しく紡いで、瑞々しく煌めくような雅やかでちょっと儚げな華を微細に成し、一方、チェンバー色濃く厚み・重層性充分なストリングスの大きくウネり波打つ調べが室内楽的クラシカル・ムードを荘厳に醸成、加えてベース&ドラムのバップ・グルーヴ感に満ちたスインギーな躍動も、上手い按配でストリングスと鬩ぎ合いつつ力強いノリと粋渋っぽい吟醸味を頼もしく齎した、全体を通じ繊細な端麗美に富むと同時に適宜意表を衝く起伏メリハリや迫真スリルも自ずと備わった、何げに極めて密度の高い敢闘内容。

★現代流のリリカル・バピッシュな耽美浪漫主義を志向するピアノ・トリオ演奏と、深遠で典雅なクラシック寄りのサロン・ミュージックらしさを結構太々と雄渾に醸し出す弦楽四重奏、とがコントラスト感と融和性を混在させつつフレッシュ・スリリングに絡み合い、その両者の橋渡し役であり主役であるハーシュ(p)の、神妙かつセンシティヴに機微・ニュアンスをじっくり掬い取ってゆくような、それでいて肩の力は巧まず抜けていて、リキみのない自然体調子で長年磨き抜いてきた「得意ワザ」を伸び伸びと愉しそうに披露するようでもある、何より旋律の美しさと奥深い詩情を重視したメロウ&テンダーなアドリブ・プレイが悠然と冴えを、熟達ぶりを見せていて素晴らしい。

→エヴァンスを出発点としながらよりヒンヤリした冷涼感や折り目正しいエレガンスを強化した、動き・凹凸のあるミディアム・テンポのスウィンギン・アクション・バラード調であったり、ルイス・ヴァン・ダイクがクラシック寄りのアプローチをやった時とかにもどこか似たところのあるセミ・チェンバー的な筆運びであったり、更には、ちょいパーカッシヴで半幾何学的なヒーリング・ミュージック〜ニューエイジ系っぽい行き方や、半ばアブストラクトなフリーめ或いはモンクに接近したハードで変則リズミカルな殺陣的立ち回りなど、中々振り幅大きくヴァラエティーに富んだ手練の至芸があくまで軽々と、嬉々溌溂とした息遣いで次々に繰り出されて誠に爽快だ。

The Sati Suite
1. Begin Again
2. Awakened Heart (p & string quartet)
3. Breath by Breath
4. Monkey Mind
5. Rising, Falling
6. Mara (omit drums)
7. Know That You Are
8. Worldly Winds (string quartet only)
ーーーーー
9. Pastorale (homáge a Robert Schumann)

Fred Hersch (piano except 7)
Drew Gress (bass except 2, 7)
Jochen Rüeckert (drums except 2, 6, 7)
Rogerio Boccato (percussion on 6)

with
Crosby Street String Quartet:
Joyce Hammann (violin)
Laura Seaton (violin)
Lois Martin (viola)
Jody Redhage Ferber (cello)

2021年8月24-25日ニューヨーク市クイーンズ区アストリアのThe Samurai Hotel Studios録音

レーベル:Palmetto (国内仕様:Free Flying)

*8頁ブックレット
フレッド・ハーシュによるセルフライナーノーツ / 翻訳
書き下ろしオリジナルライナーノーツを収録

在庫有り
CD


【送料込み価格設定商品】 折り目正しく繊細で機微あるメロウ・ロマンティックな耽美的ピアノ弾奏とチェンバー色濃いストリング・アンサンブルの幽玄深き融け合い CD FRED HERSCH フレッド・ハーシュ / BREATH BY BREATH ブレス・バイ・ブレス[FFPC 001]

販売価格: 2,640円(税込)
数量:
商品情報
FREE FLYING

ピアノの詩人フレッド・ハーシュ。トリオ+弦楽四重奏で奏でる美しく深遠な音楽世界!
コロナ禍の下、内なる自己を静観して描きあげた示唆にも富む一作!!

現代屈指の音楽家、フレッド・ハーシュが弦楽四重奏と創り出す美しく深遠な音楽世界。
20年もの間、メディテーション、マインドフルネスを実践し、心の支えとしてきたというハーシュは、コロナ禍の不安な状況のもと、内なる世界を静観。本作は、そこからインスパイアされ、音楽的に投影したものを交えて、組曲をえがき、この混迷の現代にも示唆を与える一作ともなっている。思えば、2008年に生死を彷徨って奇跡の復帰を果たしたハーシュ。ピアノの音ににじむ深みは言うまでもないが、作編曲の素晴らしさにもあらためて注目。生きていく中で巡り会う全てを受け入れながら、沸き起こる感覚と向き合っての楽曲は様々で、“ハーシュの真骨頂である静謐な美”に無心の瞑想を思わせる場面(M2,3)もあれば、即興的演奏で、迷いを感じさせるざわめきもある。しかし、ストーリー性も豊かに、エピローグ的に連なる名曲<パストラーレ>に至る時、そこには、深い安らぎが導き出される。数々の困難も乗り切ってきたフレッド・ハーシュだからこその表現。作品を通して浸りきりたい。

「望むらくは歩を緩めて、この組曲を通して聴いて頂ければと願うけれども、邪魔や音声の断片が差し迫るように飛び込んでくる世の中では、なかなかそうは行かないかもしれない。この音楽を創るのは、まさに喜びだった。衷心から皆様に心の覚醒と平静と安らぎが訪れますように。」(フレッド・ハーシュ)