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ホーム | MODERN JAZZ 楽器別 > PIANOスカッとしたファンキー・バピッシュな娯楽性満点の痛快ライヴ!!! CD PETER BEETS ピーター・ビーツ / CHOPIN MEETS THE BLUES LIVE
商品詳細
★2010年にショパン生誕200年を記念してCriss Crossからリリースされ(録音は2009年)、好評を博していた、オランダの人気国際派ピアニスト:ピーター・ビーツ(1971年ハーグ生まれ)による、ショパンの名曲群をジャズ化・ブルース化するという企画物「Chopin Meets The Blues」。今度はそれのライヴ版がMagic Ball Jazzから登場。

★Criss Cross盤では、ギター入りのカルテット編成だったが、本盤の演奏はベース&ドラムとのトリオによるもので、2011年、2012年、2014年の3つのライヴ音源をまとめた構成となっている。豊潤でいてクッキリした歯切れのよさも湛える、生鮮度抜群なクリスタル風ピアノ・タッチによる、「バップ&ブルース」のエッセンスにしっかり貫かれた極めてストレートアヘッドなプレイが、原曲の持つ独特の美メロ性や哀愁ロマンティシズムと相まって、また、ベース&ドラムとの息の合った快活で安定律動的な連繋ぶりも奏効して、実に瑞々しい感動と昂揚感そして旨口グルーヴ感に溢れた豊饒世界を紡ぎ出した、会心の好演内容。

★アレンジの創意も絶妙だが、しかし一聴したところそれほど凝った感じでもない、即ち、ショパン作品をごく明快に、イキでイナセで瀟洒味あるファンキー・バップ曲へスッキリ編み替えた、風な、筆致そのものは結構直球的な、ノリよく溌剌とした行き方が続き、ピーターの、腰の据わった伸びやかでエモーショナルな活躍が、何とも壮快に好調ぶりを見せる。

★小粋でありつつ熱っぽい豪快さ(時にはアクロバティカルさ)もみなぎらせたファンキー&ソウルフルな節回しと、伝統的バップ・イディオムを使った硬派でスクエアーなアクション技、を掛け合わせて滑脱に歩を進めるその、ライヴならではのエネルギッシュな沸騰性(や荒削りの勢い)も自ずと備わった生きのいい筆運びが、ひたすらゴキゲンにスカッと冴え渡っており、そうした中で、チェンバー的な様式美と、微妙に粘っこいアーシー感覚を交錯させた、メランコリックな風趣のM3や、モーダル&エキゾティックな妖しい盛り上がりを見せるM4、といった辺りでの、抑制の利いたドラマティックで端正な文脈展開にも独自の清新味が感じられたりと、何げに多彩で余情豊かな語り口(半ストーリーテラー的?)は秀逸。

1. Nocturne In F Minor (opus 55 #1) 10:17
2. Nocturne In Eb Major (opus 9 #2) 9:57
3. Prelude In B Minor (opus 28 #6) 7:28
4. Mazurka In A Minor (opus 17 #4) 4:11
5. Prelude In E Minor (opus 28 #4) 14:28
6. Nocturne In B Major (opus 9 #3) 7:33

Peter Beets(piano)
Marius Beets(bass)
Martijn Vink(drums on 1,4)
Gijs Dijkhuizen(drums on 2,3,5,6)

#1,#4:2014年8月2日アムステルダムのthe Concertgebouwでのライヴ録音
#2,#6:2011年12月9日the Rijewijkse Schouwburgでのライヴ録音
#3,#5:2012年1月27日Jazzclub Nistelrodeでのライヴ録音

レーベル:Magic Ball Jazz

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CD


スカッとしたファンキー・バピッシュな娯楽性満点の痛快ライヴ!!! CD PETER BEETS ピーター・ビーツ / CHOPIN MEETS THE BLUES LIVE[MBJ 74601]

販売価格: 2,250円~2,570円(税込)
オプションにより価格が変わる場合もあります。
仕様:
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商品情報
Magic Ball Jazz Records

ピーター・ビーツが完全アレンジするショパンビ・バップ的華麗な演奏, ブルージーなミディアム・スウィングピーター・ビーツによって“変装"するショパンの名曲ライヴ!パウエル、ピーターソンの姿も見え隠れする名門コンセルトヘボウでの演奏を含む6曲の演奏。

★リタ・ライスの歌伴や、コンセルトヘボウ・ジャズ・オーケストラのレギュラー・ピアニストもつとめるオランダ・ハーグ生まれの屈指のピアニスト、ピーター・ビーツの最新トリオ作品!98年には、マーシャル・ソラール・ジャズ・コンペティションで入賞。90 年代終わりから一気に頭角を現し、2001 年には、名ジャズ・レーベルCri ss Crossで初の作品をリリース。その常連アーティストともなり、現代のジャズ界において、誰もが認める実力者といえましょう。

★ジャズの伝統に根ざしたフレージングをベースにしたピアノは、ブルージーであり、かつ、ソフィスティケートされたもので、歌心も満点。抜群のテクニックはもちろんのこと、スウィンギーなリズムに乗せたメロディアスなピアノは、ジャズが本来もった美学を感じさせます。

★そんなピーター・ビーツは、2010年にショパン生誕200年を記念し、Criss Crossから『Chopin Meets the Blues』をリリースしましたが、本作は編成をトリオにシフト、傑出したライブ・パフォーマンスを集めた作品!

☆収録された楽曲は、日本で”いわゆる”「ノクターン」とよんで親しまれる名曲(M2) を含め、すべてスタジオ録音で試みられた親しみのある曲。Criss Cross の作品がリリースされた時から、“クラシックとジャズを融合させるという多くの企画盤の中で、極上の1枚に属する”と話題になりましたが、ショパンの詩的な楽曲の美しい旋律を活かしながら、ブルージーなジャズ・フィーリングをミックスして描き上げるアレンジは秀逸そのもの。即興演奏は、正にピーター・ビーツの粋が出たジャズ・ピアノ・トリオ演奏ともいえましょう。

★そんな中、今回の魅力は、ライブならではの、さらなる即興の冒険!

☆オープニングの流麗なイントロを聴けば、原曲にのっとった雰囲気。しかし、テンションも入れ込んだブロック・コードが鳴って、ソロに突入すれば、ドライブするベースにも引っ張られ、ビ・バップ的な古き良きジャズの熱気がわきあがります。一方、あのノクターンは、まさかの粋なミディアム・スウィング。あのロマンティシズム溢れるショパンの超有名曲がまさかブルースに大変身するとは・・本当に驚きですが、CDからは、その演奏を楽しむ会場の様子も心地よく伝わってきます。

★速いパッセージも正確に決め、パッションを込めた演奏には、バド・パウエルが見え隠れ。一方、軽やかさも魅力に、可憐に歌う所には、ピーターソンが見え隠れ・・。正にジャズの巨匠の演奏を現代に継承したピーター・ビーツならではの演奏の数々!です。

★特に、名門コンセルトヘボウで演奏された1曲目は、華麗なる演奏に、観客も大いにわき上がり、大歓声で盛り上がっています。(新譜案内より)