★マッツ・グスタフソンとのコラボレーション活動やスヴェン=オキ・ヨハンソンのサイドで高い評価を得、Alice Musik ProduktionやLJに吹き込みを残すスウェーデンの前衛派ピアニストの、トリオによる2つのライヴ音源を併収した一編。
★アブストラクトな硬派「フリー・ジャズ」スタイルの乱闘インタープレイが聴かれ、そのかなり激しくバイオレントで破壊的な3者の衝突具合(特に1・5)と、他者の攻勢に超敏感にリアクションしてフレキシブルに方向を転換してゆく一触即発のインタープレイ理念が印象的だ。
★2後半から3にかけての、よりスローリーに地を這うようなサスペンス渦巻く異様な絡みもつれ合い趣向や、4中盤辺りでのヨーロッパ・フリーらしい幾何実験的インプロヴィゼーションへの没頭ぶり、も中々の興趣。ダイナミック至極な敢闘編。
Sten Sandell(piano)
Johan Berthling(bass)
Paal Nilssen-Love(drums,percussion)
1999年,2000年 録音
在庫有り
デジパック仕様CD