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ホーム2022年10月REVIEW明るくおおらかな歌謡性と粋でイナセなブルース・フィーリング溢れる大吟醸ファンキー・バップ・ピアノ会心の一撃!スカッと壮快!!! CD DADO MORONI・JESPER LUNDGAARD・LEE PEARSON ダド・モローニ、 イェスパー・ルンゴー、 リー・ピアソン / THERE IS NO GREATER LOVE
商品詳細
★イタリアの人気正統派ピアニスト:ダド・モローニ(1962年イタリアのジェノヴァ生まれ)を中心に、デンマークのヴェテラン・ベーシスト:イェスパー・ルンゴー(1954年デンマークのヒロー生まれ)、アメリカのオールラウンドな黒人敏腕ドラマー:リー・ピアソン(1981年生まれ、米メリーランド州ボルチモア出身)、という国際的な顔ぶれが揃った連名トリオによる、2016年5月デンマーク-コペンハーゲンの老舗クラブ:Jazzhus Montmartreでのライヴ編。

★端正なエレガンスと歯切れのいいシャープさ・硬質感を併せ持ち、また深い陰影と透明感が表裏一体となった中々ニュアンスあるクリアー・タッチのピアノが、威勢よくおおらかな歌謡性と伝統に根ざしたバップの言語マナー、加えて半ば曲芸的ダイナミックさを交えつつこってり濃厚に顕示されるファンキー・フィーリング、以上の掛け合わされた極めてオーソドックスな人情娯楽的メロディック・プレイを溌溂と紡いでテイスティー・グルーヴィーこの上なしの堂々たる華を成し、一方、ウネりを利かせて強烈にドライヴしまくる重圧的ベースや、鋭敏に速射っぽく突きを入れてくる感じの疾駆ドラム、らのアタッキングなサポートもノリとスリルをパワフルに高めて頼もしい魅力を放った、全編ストレートアヘッドなハード・バピッシュ・ピアノ・トリオの本道ド真ん中を突き進む明快熱演が横溢して、スカッと清やかに昂揚させてくれる会心打内容。

★歌心とスイング感に潔く重点を絞り、ブルース・センスやバップ・スピリットも巧まず自然に身に染みついた、明るく晴朗で気さくそうな人情味溢れる直球エンタテインメント指向のハード・バップ大会、がイキイキと愉しげに展開され、開放感とノリのよさ満点な道程の中で、ルンゴー(b)やピアソン(ds)の瞬発力&遊撃性に長けた猛襲バックアップ!にガッチリ支えられ、触発されて、主役を担うモローニ(p)の、非常に力強いもののリキみや気負いは全くなく、あくまで自然体調子で伸び伸びと得意技を繰り出すのが楽しくてしようがない、といった印象の、時に豪快、時に繊細な表情に富んだアドリブ奮戦が、生鮮であり芳醇でもある全くアザやかな冴え渡り様を見せて素晴らしい。

→テンポのあるスウィンギンな局面にあっては、オスカー・ピーターソン辺りの流れを汲んだ、適度にハッタリ的装飾フレーズやアクロバティカルな凹凸ある速弾きをも盛り込んでの吟醸味たっぷりの「ファンキー・アクション」で粋に、イナセに賑々しく見せ場を飾り、もしくはファンキーさとモーダル・アグレッシヴさをミックスした熱血疾走ぶりで勇猛雄渾に気を吐き、バラードにおいてはモード以降の現代抒情派・現代耽美派の正統らしいクール・スウィート&ナイーヴな繊細ロマンティストぶり・メロディストぶりも真摯に発揮する、という、そうしたさりげなく振り幅に富み機智を感じさせる弾鳴のあり様は、一本太い骨芯が通っていて誠に魅惑的だ。 ・・・明るく元気で正しい心、ダド・モローニこそ、まことのジャズ・ピアノの姿!....?

1. There Is No Greater Love
2. Just One Of Those Things
3. First Smile (solo piano)
4. Django
5. My Foolish Heart
6. C Jam Blues

Dado Moroni (piano)
Jesper Lundgaard (bass except 3)
Lee Pearson (drums except 3)

2016年5月20-21日デンマーク-コペンハーゲンのJazzhus Montmartreでのライヴ録音

レーベル:Storyville

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します

デジパック仕様CD


明るくおおらかな歌謡性と粋でイナセなブルース・フィーリング溢れる大吟醸ファンキー・バップ・ピアノ会心の一撃!スカッと壮快!!! CD DADO MORONI・JESPER LUNDGAARD・LEE PEARSON ダド・モローニ、 イェスパー・ルンゴー、 リー・ピアソン / THERE IS NO GREATER LOVE[101 8493]

販売価格: 2,380円(税込)
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商品情報
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STORYVILLE

★ダド・モロニ、ジェスパー・ルンドガード、リー・ピアソンによる国際色豊かなピアノトリオ作品。

★往年のNHØPとピーターソンの関係を彷彿させるようなライブ盤アメリカの伝統とヨーロッパの現在を昇華し、発展させた演奏で魅せるピアノトリオ演奏。

★イタリア人ピアニスト、ダド・モロニ、デンマーク人ベーシスト、ジェスパー・ルンドガードとアメリカ人ドラマー、リー・ピアソンといういずれも国際的に活躍するメンバーで構成されたピアノトリオ、ライブ盤。

★ダド・モロニは、現代最高峰のピアニストと呼び声の高いケニー・バロンとのデュオでの活躍で知られ、オスカー・ピーターソンや他のアメリカのピアノの巨匠たちの要素を、その豊かな創造性によって、彼独自のスタイルに適応させヨーロッパ的な文脈の中に取り込んでいる。

★デンマーク人ベーシスト、ジェスパー・ルンドガードはその絶妙なテクニックと完璧な概観、そして素晴らしいビートで演奏を下支えする。トミー・フラナガン、ハンク・ジョーンズ、デューク・ジョーダン、ホレス・パーランのトリオのレギュラー・サイドマンを務めるなど、実力は折り紙付き。

★ドラマーのリー・ピアソンは若い世代で、ハンク・ジョーンズとケニー・バロンに師事している。どんなトリオでも明るくするような意欲的で熱のこもった演奏が持ち味で、エリカ・バドゥ、スヌープ・ドッグなどとも共演を遂げるなど、ジャンルを越えた活躍を見せる。

★2015年4月、デンマークの大ベーシスト、ニールス=ヘニング・エルステッド・ペデルセン (NHØP) の生誕70年を祝して開催された記念コンサートで3者は初めて顔を合わせた。

★本作は NHØPを記念したコンサートシリーズの一環として、2016年5月20日から21日にかけてJazzhus Montmartreで録音。驚くべきことにこのトリオにはリハーサルもサウンドチェックも必要なかったのだとか。アメリカン・ピアノ・トリオの伝統に基づいた長年のトレーニングとプロ意識がなせる業と言えるかもしれない。とりわけ、ピアニストのダド・モロニはNHØPと共演したことがあり、彼もまた、ピーターソンをはじめとする偉大なアメリカ人ピアニストからの伝統を守り、創造的に発展させるミュージシャンの一人なのである。(新譜案内より)