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ホーム2022年6月REVIEWエネルギッシュで荒々しい野性味と自在な遊撃力に溢れた、アナーキーにしてスピリチュアリティ満点の完全燃焼フリー・ジャズ即興ライヴ!超壮快!!! CD BALLISTER (Dave Rempis, Fred Lonberg-Holm, Paal Nilssen-Love) / CHRYSOPOEIA
商品詳細
★ケン・ヴァンダーマーク一派で大いに気を吐くなど、四半世紀来シカゴ・シーンで精力的に活動し、自己のコンボやデュオ・プロジェクト、様々な企画グループで482 Music、Okkadisk、Not Two、Clean Feed、Aerophonic(自己レーベル)他に数多くの気合の入った吹き込みを残してきた、フリー派アルト&テナーサックスの逸材:Dave Rempis(1975年米マサチューセッツ州生まれ)の主導する猛者揃いのトリオ:Ballisterのアルバム10作目=ポーランド-クラクフでの白熱ライヴ編。

★端麗に整った美音も時折垣間見せながら、しかしその本領は異形に歪曲したフリーキー・トーンで狂おしくもタフ&ストロングに全身を振り絞って雄叫びを上げる、風な野蛮極まるパワー・ミュージック・タイプの切迫した咆哮を不屈に轟き渡らせるサックスが、圧倒的気魄をもってアナーキーかつスピリチュアルに質実剛健っぽく堂々の華を成し、ノイジーさとエレガンスを細かに交錯させるチェロのウネり鳴動や、適度に猥雑で雑色的な爆撃音をこれでもかと荒々しくぶつけてくる強靭獰猛なるドラム、らの侵攻ぶりもしっかり濃厚に、鮮烈に魅力的存在感を際立たせた、全編妖しげで奇怪この上ないがスカッと壮快な昂揚感を満喫させてくれる清々しい会心打内容。

★3者の奔放苛烈なインプロヴィゼーションが手加減なく真剣勝負でぶつかり合う、破壊力も抜群の「圧」あるカオス音空間がひたすらワイルドに形成されてゆくが、主役:Rempis(as,ts)の、シカゴ派の伝統を汲みP・ブレッツマン辺りの影響もある感じの、あくまでスピリチュアルなアメリカン・「フリー・ジャズ」・タイプの行き方を身上とした暴れ様が奏効して、その道程は開放感充分のおおらかで胸のすくようなエキサイティングさ・興奮とスリルそして人情味に満ちた一種の「アクション活劇エンタテインメント」の趣を呈しており、何とも爽やかに楽しませてくれる。

★Rempis(as,ts)の、悔いを残さず身を切り裂くかの如き、七転八倒風に転がり回るイメージもある絶叫型の吠えっぷりを変らず根幹とし、力業でねじ伏せるような問答無用の高揚をこってり味あわせるが、要所要所で楽器本来の美しい音色を活かしたフリーでありながら同時にバピッシュ&ブルージーなところもある滑脱ブロウ、をも盛り込んで粋に妙味を放ち、メリハリをつける、という、一聴一本気そうでいて何げに懐深い吹鳴キャラが揺るぎなく結構テイスティーに映えており、一方、よりストレンジ&ビザールなアヤしい暗躍で全体を掻き乱すLonberg-Holm(cello,electronics)や、一切情け容赦なく機略縦横の爆発轟音をカマしまくるゲリラティック&スピーディーなニルセン=ラヴ(ds,per)、らの大攻勢も迫力満点で好インパクト。

1. Strapling 28:15
2. Muffit 23:22

Dave Rempis (alto saxophone, tenor saxophone)
Fred Lonberg-Holm (cello, electronics)
Paal Nilssen-Love (drums, percussion)

2019年10月28日ポーランド-クラクフのAlchemia (Club)でのライヴ録音

レーベル:Not Two

在庫有り
紙ジャケット仕様CD

エネルギッシュで荒々しい野性味と自在な遊撃力に溢れた、アナーキーにしてスピリチュアリティ満点の完全燃焼フリー・ジャズ即興ライヴ!超壮快!!! CD BALLISTER (Dave Rempis, Fred Lonberg-Holm, Paal Nilssen-Love) / CHRYSOPOEIA[MW 10262]

販売価格: 2,380円(税込)
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NOT TWO
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