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ホーム | MODERN JAZZ 楽器別 > PIANO折り目正しく精確巧緻かつダイナミックに哀愁浪漫や粋なブルース風情を描き出す熟練リリカル・ピアノ益々絶好調! CD THOMAS CLAUSEN TRIO トーマス・クラウセン / BACK 2 BASICS
商品詳細
★デンマーク随一のエヴァンス派で鳴らした人気ヴェテラン・ピアニスト:トーマス・クラウセン(1949年デンマークのコペンハーゲン生まれ)の、今盤は、過去にも「Back to Basics」(2006年録音Stunt)や「Sol」(2012年録音Stunt)といったアルバム群で息の合った名演を聴かせていた、トーマス・フォネスベック(b)&カルステン・バッゲ(ds)との鉄壁トリオによる最新作。

★歯切れよくきめ濃やかでいて勢いや力強さも自ずと備わった、一音一音がクッキリと鮮明かつ精緻に響く、ある時は固いクリスタルのようであり、ある時は流れる水滴のようでもある、透明感に富んだ端正なタッチのピアノが、躍動型・半アクション型の歌謡的ロマンティシズム表現や、硬質なパーカッシヴ色を強めつつの陰影濃い哀愁節、軽涼なブロック・コード弾きを活かしたブルース小唄っぽい粋筋の寛ぎフレージング、耽美的エレガンスとファンキー・テイストをミックスしたバラード憂歌調などなど、十全に鍛え抜かれた熟練至芸の数々を伸び伸びと、悠々と揮いきって、雄渾かつ瀟洒なさすが鮮麗この上なき華を成し、一方、バネとウネりを利かせてパワフルに律動しながら結構饒舌に歌うベースや、ドッシリ重心の据わった安定感と芸の細かいシャープなフェイント遊撃性を混合して躙り寄ってくるドラム、らの活躍もしっかりテイスティー・グルーヴィーに魅力を際立たせた、巧まずして絶妙のバランス感覚が光るごくストレートアヘッドな会心打内容。

★ハード・バップらしい硬派な渋さや精悍さと、抒情派タイプのメロウ・テンダーな歌心の表出ぶり、とが極めてナチュラルに共存した、中々振り幅大きくもしっくり自然なその融和性が要の、哀愁とガッツ溢れるアクティヴ・ロマンティック快演が滑脱に展開され、フォネスベック(b)&バッゲ(ds)の「痒いところに手が届く」何げに巧妙なバックアップに上手く支えられ、触発されて、クラウセン(p)の、清新な覇気をみなぎらせつつも節度や余裕を決して失わない、無駄なく簡潔精巧で含蓄に富んだアドリブ技〜熟成された語り口の粋が軽々と冴え渡って、全くアザやか。

→エヴァンスの流れを汲んだ、機敏な弾力的ダイナミックさとしっとり潤いを含んだ端麗でメロディックな浪漫風情や唯美性とが並立する快活リリシズム表現であったり、翳り深く微妙に内省感を孕んだ物憂きバラードであったり、北欧的フォーク・テイスト濃いバピッシュ哀切路線であったりと、表情豊かにメリハリを描きながら劇的流れを創出してゆくその、繊細荘厳で一定の凛々しさを保ち、しかも弾きすぎることなくサラリと文脈を完結させてアジな余韻を残す、という、十二分に年季を積んだビタースウィートなストーリーテリングは大層風流で説得力も満点。折り目正しくキチッとした弾鳴の精密さ並びに余白っぽさが何ともイカしてる!

01. How Deep Is The Ocean?
02. Walkin'
03. Nature Boy
04. Bloodcount
05. It Could Happen To You
06. Edelweiss
07. Invitation
08. Vem Kan Segla Förutan Vind
09. You Must Believe In Spring
10. You And The Night And The Music

Thomas Clausen (piano)
Thomas Fonnesbæk (bass)
Karsten Bagge (drums)

2020年5月25日デンマークのコペンハーゲン録音

レーベル:Stunt

在庫切れ
可能な限りお取り寄せいたします
デジパック仕様CD



折り目正しく精確巧緻かつダイナミックに哀愁浪漫や粋なブルース風情を描き出す熟練リリカル・ピアノ益々絶好調! CD THOMAS CLAUSEN TRIO トーマス・クラウセン / BACK 2 BASICS[STUM 24012]

販売価格: 2,400円(税込)
数量:
商品情報
STUNT

☆「北欧のビル・エヴァンス」との異名を誇るデンマーク・ジャズの巨匠トーマス・クラウセン、久しぶりのピアノ・トリオ新盤!
☆名盤「BACK TO BASICS」から15年ぶりとなる続編が登場!

■その洗練された音楽作りと美麗なタッチから「北欧のビル・エヴァンス」と称されるデンマークのジャズ・ピアニスト、トーマス・クラウセン。1970年代初頭に20代の新人として登場して以来、多くのビッグ・アーティスト達と共演しながら、ビル・エヴァンスやヨーロッパのモダニズム、フュージョン・ウェイヴなどを吸収し、デンマーク・ジャズの歴史を刻んできたトーマス・クラウセンも現在72歳。既に巨匠ミュージシャンの一人となり、アコーディオンとのデュオやブラジリアン・トリオなどを含む様々な編成のアルバムもリリースしてきたクラウセンが、再びピアノ・トリオ・アルバムに回帰。

★2006年に結成し、同年録音したアルバム「BACK TO BASICS」(STUCD07062)で一世を風靡したトマス・フォネスベク、カーステン・バッゲとの黄金トリオで、「BACK TO BASICS」の続編となるその名も「BACK 2 BASICS」が登場! 古典的なアコースティック・ジャズ・トリオの成熟されたパフォーマンスで、バーリン、カーペンター、ストレイホーン、ヒューゼン、ロジャーズなどのジャズ・スタンダードのレパートリーを祝います。(新譜案内より)