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輸入盤CD ROY POWELL - LORENZO FELICIATI - LUCREZIO DE SETA ロイ・パウエル / ARIA
マイルド&ハートウォーミングに朗々と歌うメロディック傾向とハード・バップならではの重厚ダイナミック・アクションやファンキー・ブルース色ががっちりドッキングした人情娯楽派ピアノ・トリオの鑑! [LOS 321-2]

販売価格: 2,500円(税込)

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★ノルウェー-オスロを主たる拠点として汎ヨーロッパ的活躍を続け、Nagel-HeyerやResonant Music等よりの諸作に好評を集めてきた英国出身の個性派ピアニスト:ロイ・パウエル(1965年英国、ラットランドのランガム=Langham,Rutland生まれ)の、今回は、先頃の寺島レコード作品「The Italian Songbook」と同一の顔ぶれ、即ちここ最近のレギュラー・チームであるエレクトリック・ベースのロレンツォ・フェリチアティ&ドラムのルクレツィオ・デ・セータとの緊密トリオによる、ジャコモ・プッチーニ・トリビュート演奏集(レパートリーはプッチーニ作品6曲、R・パウエルのオリジナル3曲、ジャズ・スタンダード1曲=「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」)。

★繊細で端正ながら押しの強さ・打鍵の強さを備えた中々骨太堅牢なキレのある鮮明ストーン・タッチのピアノが、ロマネスクな哀愁的詩情をメロディーの美にダイナミック・アクション性も絡めて歯切れよく活写する、ユーロ系らしい(と云うよりイタリア的っぽい?)マイルドで嫋やかなポエティシズムとオーソドックスなブルース&バップ・フィーリングを併せ持ったバランス絶妙の躍動型リリカル・プレイを、確固として凛々しく綴ってエレガントかつテイスティー・グルーヴィーな旨味ある魅力を揮い、鋭利にしてバネの効いたエレキベースの敏活ドライヴぶりや一打一撃をクッキリした輪郭で浮かび上がらせるドラムの精巧プッシュ、も各々アザやかにツボにハマりきった、全編明朗快活で美旋律満載の抒情派バピッシュ演奏をスッキリ爽やかに愉しませる会心打内容。

★歌心とスイング感を何より大切にし、プッチーニ作品の有するイタリアのオペラ作曲家の手によるものならではのおおらかな歌謡性に満ちた音景色がリアル・ハード・バップ・ジャズのグルーヴやブルージーさをふんだんに加えつつあくまで娯楽的に、殊の外分かりやすく描破されてゆく、という、至ってシンプル・ストレートに整理されたアクティヴ・リリシズム指向のエンターテイニング快演が、一定のインティメイトな和気やリラクゼーションを伴って嬉々溌溂と進められてゆき、闊達にウネるフェリチアティ(elb)やシャープに斬り込みアタックするデ・セータ(ds)らに上手く触発されながら、主役を担うパウエル(p)の、少なくとも本作の演奏内容に限って云うなら、その出自である英国やノルウェーといった典型的ヨーロッパ・カラーは殆ど感じられず、アメリカ産のド真っ当な現代流バピッシュ・ジャズを確たる基盤とし、インプロヴァイザーとしてはイタリアン歌謡派エンタテイナーになりきった風な、朗々と唄いに唄うアドリブ妙技がとことん清々しく簡潔に冴え渡っていて胸躍る思いだ。

→イタリア由来のまろやかにして力強い牧歌詩人体質の端麗メロディック・アプローチと、バッパー特有のソリッドで鋭角的な結構分厚い力学フレージング=殺陣風ダイナミズム攻勢やブロック・コードを活かしたファンキー節、とを均整よくガッチリ掛け合わせた筆の進め様は大層親しみやすくも歯応え充分の、粋でイナセで渋い吟醸感溢れる堂々の華を飾っており、その人情味に満ちた大衆娯楽傾向は先頃の「The Italian Songbook」を軽く凌ぐキャッチーさを湛えて全くゴキゲン。

01. Vissi dʼArte (Giacomo Puccini)
02. E Lucevan Le Stelle (Giacomo Puccini)
03. Stretch (Roy Powell)
04. Intermezzo (Giacomo Puccini)
05. O Mio Babbino Caro (Giacomo Puccini)
06. Soseeji (Roy Powell)
07. Valzer Di Musetta (Giacomo Puccini)
08. My Funny Valentine (Richard Rodgers / Lorenz Hart)
09. Les Belles Femmes (Roy Powell)
10. Nessun Dorma (Giacomo Puccini)

Roy Powell ロイ・パウエル (piano)
Lorenzo Feliciati ロレンツォ・フェリチアティ (electric bass)
Lucrezio de Seta ルクレツィオ・デ・セータ (drums)

2025年2月14日,15日イタリア-ローマのHEMIOLA Studio di Registrazione録音

レーベル:Losen

在庫有り
見開き紙ジャケット仕様輸入盤CD

商品情報

LOSEN

★ピアニスト、ロイ・パウエル Roy Powell は、イングランドのランガム生まれ。ティーンエイジャーのころ、アメリカから取り寄せたデューク・エリントンやマイルズ・デイヴィスのレコードを聴き、マンチェスターの王立ノーザン音楽大学に入学。クラシカル・ピアノと作曲を学びながら、夜は地元のジャズクラブで演奏したといいます。1990年代のなかばにノルウェーに移住しました。ジェイコブ・ヤングやヤルレ・ヴェスペスタとともに「InterStatic(インタースタティック)」に参加。「Naked Truth(ネイキッド・トルース)」のメンバーだった時、ベーシストのロレンツォ・フェリチアティ Lorenzo Feliciati と出会いました。

★『Aria(アリア)』は、そろそろ20年になろうかというロレンツォ・フェリチアティとのパートナーシップの新しいチャプターを示すアルバムとして作られました。2024年の『Napoli(ナポリ)』(RareNoise)と同じく、さまざまなジャンルの豊富な曲を素材に使うジャズの伝統を継続。ドラマーのルクレツィオ・デ・セータ Lucrezio de Seta も前作に続き参加しました。アルバムは「ジャコモ・プッチーニに捧げるジャズ・トリビュート」をサブタイトルに掲げ、彼のアリアと〈間奏曲〉をメインとするプログラムが組まれています。《トスカ》の〈歌に生き、恋に生き〉と〈星は光りぬ〉。映画『眺めのいい部屋』のオープニング・クレジットに使われた《ジャンニ・スキッキ》の〈私のお父さん〉。「私が街を歩けば」と歌う《ボエーム》の〈ムゼッタのワルツ〉。《トゥーランドット》の〈誰も寝てはならぬ〉。
プッチーニの抒情的なメロディは、彼が「20世紀」の作曲家だということを示すハーモニーの斬新さに特徴があり、高い抒情性をもつロイ・パウエルのピアノを中心にしたトリオの音楽と美しく調和します。パウエルが作曲した、家族の女性に捧げる〈Les belles femmes〉(美しい女性たち)など3曲。たまたま「2月14日」にセッションを行ったことから、《マイ・ファニー・ヴァレンタイン》を新しいハーモニーを加え、演奏しています。(新譜インフォより)

録音 2025年2月14日、15日 HEMIOLA Studio di Registrazione(ローマ、イタリア)
録音エンジニア・ミクシング・マスタリング ルクレツィオ・デ・セータ
制作 ロイ・パウエル、ロレンツォ・フェリチアティ、ルクレツィオ・デ・セータ
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