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バップ・ギターの基本スタイルとウェス・ライクなアーシー・オクターヴ奏法を掛け合わせた熟練の職人至芸が冴え渡る渋〜いコク旨編 輸入盤CD YVES BROUQUI イヴ・ブルキ / MEAN WHAT YOU SAY [SCCD 31979]

販売価格: 2,850円(税込)

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★仏Elabethよりの諸作で好評を得、1994年から2002年頃まではニューヨークで活動していたが現在はパリに本拠を置いて演奏しているという、正統派モダン・ギターのヴェテラン名手:イヴ・ブルキ(1962年フランスのマルセイユ生まれ)の、SteepleChase初登板となる本作は、NY時代の盟友スパイク・ウィルナー(p)参加のカルテットによる一編。

★キレ味鋭利で翳と濁りと潤いが渾然一体化し、張力も満点な骨芯の据わった厚みある堅牢トーンのギターが、殺陣もしくは武道の型のような力学的アクション・フレーズを粛々と紡いで、ちょっとストイックで燻し銀っぽく渋〜い妙味を漂わせ、クライマックスではオクターヴ奏法を使ってホットでパッショネートな盛り上がりも演出するという、一貫してモダン・ジャズ・ギターのオーソドックス・スタイルに徹しきった迷いなくブレのないソリッド・スクエアー・プレイを敏活に繰り出して、吟醸感溢れる凛とした魅力を放ち、バップ時々モード風の立ち回りでこれをフォローするピアノの硬派な働きも的確に彩りを添えた、全編ブルース感覚にも富むどちらかと云うと純正ハード・バップ・タイプの質実剛健な行き方が続いて、その粋で滋味ある風流世界にノリよく浸らせてくれる手堅い好演内容。

★明朗な歌心と安定してスウィンギンなグルーヴ感を変わらず拠り所とし、濃い口のブルージー・センスや伝統的バップ・スピリットも自ずと潤沢に有した、ブルキ(g)の芸風に象徴される如く徹底してオールドファッションな激シブ・バピッシュ快演が歯切れよく展開してゆき、中々手数多くラウドに震動するピンチオッティ(ds)やバネとウネりを利かせて雄弁に唸り唄うギル(b)らにガッチリ支えられ、触発されながら、ブルキ(g)の腰を据えて悔いなく燃える正攻法勝負のアドリブ活躍が、結構気楽にサイドマン役を愉しんでいる感じなウィルナー(p)の動向を格好の受け皿〜対抗馬として、さすが熟達した確固たる華を濃密に成していて卓抜だ。

→クリスチャン〜ケッセル系バップ・ギターのベーシック・スタイルをあくまで根幹とし、これにウェス型のシャープネスと熱を帯びたアーシーなオクターヴ弾きを豊富に織り交ぜる、のが大方の基本パターンで、時にはバレル・ライクなアツいキレ節やファーロウ的ドライヴ感+ダイナミクスをも加味してメリハリをつける、そうした、トータルに見ればやはり"ワンパターンこそ尊い""ワンパターンこそ天下無敵"といった感じの鍛え抜かれた職人芸っぽい個性のあり様は、実にコク旨で超芳醇この上なし。ウィルナー(p)の、気の向くままの硬質で抑揚あるバッパーぶりもナイス。

01. Turquoise Twice (Cedar Walton)
02. Mean What You Say (Thad Jones)
03. Stranger In Paradise (Robert Wright)
04. Magali (Trad/Yves Brouqui)
05. Besame Mucho (Consuelo Valazquez)
06. Elsa Rosa (Yves Brouqui)
07. Massena Boulevard (Yves Brouqui)
08. Get Out Of Town (Cole Porter)
09. For John L (Yves Brouqui)
10. Caravan (Duke Ellington/Juan Tizol)

Yves Brouqui (electric guitar)
Spike Wilner (piano)
Paul Gill (bass)
Anthony Pinciotti (drums)

2024年3月録音

レーベル:SteepleChase

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輸入盤CD



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STEEPLECHASE

★☆Elabethレーベルで数々の良作をリリースしているイブ・ブルキ!
☆朋友であり、クラブSmallsのオーナーであるスパイク・ウィルナーのトリオをバックにしたギター・カルテット快作!!

★フランス出身Elabethレーベルから良作をリリースしてきたことでも知られるギタリスト、イブ・ブルキによるSteepleChaseの第一弾作品。1994年から2001年までニューヨークで活動していたブルキは、名クラブSmallsで頭角をあらわし、同時期にクラブに出演していたスパイク・ウィルナーと邂逅(2007年からは自らSmallsのオーナーになり、系列店も併せ、経営的な手腕も発揮)して、2002年には『Live at Smalls』をリリース。本作は、そのウィルナーと、彼と縁のあるNYを中心に活躍する才能が集まって録音された。

★シングル・トーンがよく歌う演奏は、一聴グラント・グリーンを彷彿とさせ、センスよくオクターヴ奏法を繰り広げるところはウェス・モンゴメリー、またブルージーな演奏にはケニー・バレルも彷彿とさせるブルキ。全ての演奏に、ジャズ・ギターの黄金時代のエッセンスがあり、スウィンギーなピアノ・トリオをバックにした演奏は、どの曲も心地いい。また5拍子にアレンジされた “ベサメ・ムーチョ”の捻りも洒落ている。

★スタンダード、ジャズ・メンの曲の数々に加えて、スタンダード・ナンバーと思わせるようなメロディセンスが光るオリジナルも3曲。コンポジションの才能も光る。(新譜インフォより)
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