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自然体のマイペースさとレイドバック感を保って優しくまろやかに美メロを歌うトランペットの熟練至芸が冴えに冴え渡ったマイルド・リリカル・ワンホーン・ハード・バップの逸品 輸入盤CD JOE MAGNARELLI ジョー・マグナレッリ / CONCORD [SCCD 31976]

販売価格: 2,850円(税込)

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★円熟の快進撃が続く、NYメインストリーム・シーン第一線で40年以上に渡り活躍してきた正統派バップ・トランペットのヴェテラン名手:ジョー・マグナレッリ(1960年米ニューヨーク州シラキュース生まれ)の、今回はシンプルなワンホーン・カルテットによる正々堂々直球勝負の一編。

★シャープな張りやキレとへしゃげ潰れたようなジャンク感・レイジー感が微妙に合わさった中々味のある音色のトランペットが、伝統的バップ・イディオムに則った抑揚豊かなダイナミック・アクションと思わず泣ける哀愁の歌謡性をごく自然にミックスした、メリハリ・濃淡あるメロディック・スウィンギン・プレイをあくまでリキみの抜けた穏やかなレイドバック調で悠々と紡いで、敏活でありながら流れるようでもある余情に富んだ魅力を放ち、同じくバップ色の強い石を転がすような堅固タッチ・ピアノのソリッド&スクエアーな立ち回り以下、リズム・セクションの重みと安定感抜群のバックアップも、主役トランペットの醸熟のスターぶりを的確に盛り立てきった、全編人情娯楽路線の鑑たる歯切れよくも親しみやすい邁進が続いて、快調にノセ、またハートウォーミングに和ませてくれるホッと安心の充実内容。

★インティメイトな和気と背筋の伸びた精悍さがナチュラルに共存し、何より歌心とスイング感を重んじる、ブルース・フィーリングも潤沢なワンホーン・ハード・バップの理想形とも云うべき胸躍り心温まるエンターテイニング快演、がひたすら溌溂と愉しげに展開され、体温とスピリチュアリティを多分に感じさせるシキヴィー(b)のウネりや骨芯のガッシリ据わったグールド(p)の職人芸など、サイド陣の瞬発力にも長じたさりげなく芸の細かいサポートに頼もしく支えられ、触発されつつ、マグナレッリ(tp,flh)のゆとりと節度をもってどこまでもよく唄う、ソフト・スマート&シンプル・ストレートの極みたるリリカル・バピッシュ即興ワザが実に鮮麗に冴え渡ってゴキゲンだ。

→硬派軒昂に躍動するリアル・ハード・バップらしさも勿論豊富に備えるが、どちらかと云うと本作では半脱力調子でリラックスした抒情詩人面に真価が発揮されている印象が強く、その、ワンポイントの余裕を絶やさずまろやかでテンダーなジェントルマンに徹した吹鳴のあり様には、さすが熟成されたコク深い美味さが滲んでおり好感度も満点。幾分不器用そうな伝統志向のファンキー・バッパーぶりを見せるグールド(p)の助演もナイス・アクセント。

01. It's A Blue World (Ted Forrest)
02. Veneration (Joe Magnarelli)
03. Moonlight In Vermont (Karl Suessdorf)
04. Brooklyn (Joe Magnarelli)
05. Patti (Joe Magnarelli)
06. Look For The Silver Lining (Jerome Kern)
07. Ruby My Dear (Thelonious Monk)
08. Hargrove (For Roy) (Joe Magnarelli)
09. Baubles, Bangles And Beads (George Forrest / Robert Right)
10. Concord (Joe Magnarelli)

Joe Magnarelli ジョー・マグナレッリ (trumpet except 05, 09) (flugelhorn on 05, 09)
Victor Gould ヴィクター・グールド (piano)
Paul Sikivie ポール・シキヴィー (bass)
Rodney Green ロドニー・グリーン (drums)

2024年2月録音

レーベル:SteepleChase

在庫有り
輸入盤CD

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STEEPLECHASE

★☆ニューヨークを拠点としてジャズの伝統を伝え続けるトランペッター、ジョー・マグナレリ!
☆ワンホーン・カルテットでの美学あふれる一作!

★1960年生まれ、過去40年にわたってニューヨークを拠点に活動し、Criss Cross, Reservoir, Fresh Sound等に、ハード・バップの伝統を継承する作品を録音してきたジョー・マグナレリ。そんな彼のSteeplechase第3弾は、全編、トランペットとピアノ・トリオというワンホーンの美学が光る作品だ。

★バンドは、現在、急速な成長を遂げるヴィクター・グールド(p)、セシル・マクローリン・サルヴァントとの共演でも知られるポール・シキヴィ(b)、そして朋友ロドニー・グリーン(ds)という魅力的なメンバー。楽曲もスタンダード5曲と、マグナレリの歌心がこもったオリジナルが5曲という理想的な構成だ。

★このアルバムを制作するにあたって、影響を受けたアルバムとして『Quiet Kenny』(Kenny Dorham)、『Blue’s Moods』(Blue Mitchell)をあげるマグナレリ。一方、NYのMezzrowで共にギグを繰り広げたロイ・ハーグローヴに敬意を表したナンバーも演奏。21世紀の今も息づくジャズの伝統を感じる快演だ。(新譜インフォより)
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