商品詳細

スピリチュアル・ジャズとフューチャー・ファンクを足して2で割ったようなミステリアスかつエモーショナルな全く独自のアンサンブル名演 輸入盤CD MARY HALVORSON メリー・ハルヴァーソン / ABOUT GHOSTS [7559789656]

販売価格: 2,400円(税込)

商品詳細

★ブルックリンに本拠を置いて活動し、過去の諸作がいずれも高い評価とカルトな人気を集めていた、幾分かフリー寄りの"アヴァンギャルド"を身上とする進歩派・個性派な女性ギターの鬼才:メリー・ハルヴァーソン(1980年米マサチューセッツ州ブルックライン生まれ)の、今回は、いつもと同じトランペット&トロンボーン&ヴィブラフォン&ベース&ドラムとのレギュラー・セクステット=アマリリス・セクステットに、イマニュエル・ウィルキンズ(as)&ブライアン・セトルズ(ts)のサックス勢も加わりつつの一味違った一編。

★潤いとキレを兼備し絶妙に濁りも入った弾力感あるギターの調べが、ブルージー・バピッシュとアブストラクトの間をごくナチュラルに往来するかの如き独特のミステリアス・グルーヴィーな魅力をわりかし控えめに放ち、ヴィブラフォンやホーン陣の活躍も色彩感&メリハリの演出に的確な貢献を見せた、各々のソロの聴きどころにも事欠かないがそれと同等にトータルなグループ・サウンドの設計デザインにも重きを置く、何げに無駄なき高密度の音模様をフレッシュに愉しませる冴えた周到内容となっている。

★ちょっとファンクっぽかったりアンビエントやフューチャー系の趣がチラついたりなど先ずはリズム〜ビートの造形にさりげなく独創性が発揮されており、その上で展開される管楽器勢のソロとかにはポスト・バップとスピリチュアルなロフト・ジャズの中間ぐらいの味わいがあったりと、組み合わせの斬新さが巧まず浮かび上がるハルヴァーソン一流の幾分不思議でクールな空間が立ち現れていて、そうした中でハルヴァーソン(g)は演奏面では必ずしも主役を担わずバンド・リーダーとしての指揮監督ぶりを優先してサイドやゲストの面々に余裕で見せ場を任せる、といった風で、(ハルヴァーソンの)無論ソロ時には圧倒的に際立った個性を見せるも何よりそのコーディネート手腕が大いに光る、というバランス按排よしの途上において、銘々の気合の入ったアドリブ奮戦が中々豊饒に盛り上がりを見せてゆく。

★オファリル(tp)やガーチック(tb)のスピリチュアリティ溢れるシャープな咆哮や、ブレナン(vib)のクーリッシュで思索性を帯びたコンテンポラリー妙技、ウィルキンズ(as)の熱のこもったM-BASEファンク寄りの敏捷ブロウ、セトルズ(ts)の現代流モーダル・バップの正統らしいエモーショナル・プレイ、そしてハルヴァーソン(g)のバップ&ブルースの基本をキッチリ踏まえながら次第にそこからズレて摩訶不思議な方向へ横滑りしてゆくギター弾奏ならびにシンセを使った幻覚ムード濃いサイバー・トリップ・サウンド形成など、それぞれに旨味と歯応えのあるユニーク名演のオンパレードとなっており、また改めてアルバム全体を見ると所謂"フリー色"は思ったほど顕著ではなく、未来志向の今日流(ハルヴァーソン流)ジャズの最尖端を目指した真摯な作風に瑞々しく気づかされる。フリー派でないサックス陣が加わることでこれまでにない変化と広がりが齎された心機一転作。

1. Full Of Neon
2. Carved From
3. Eventidal
4. Absinthian
5. About Ghosts
6. Amaranthine
7. Polyhedral
8. Endmost

Adam O'Farrill (trumpet)
Jacob Garchik (trombone)
Mary Halvorson (guitar) (pocket piano = synthesizer on 1, 2, 3, 8)
Patricia Brennan (vibraphone)
Nick Dunston (bass)
Tomas Fujiwara (drums)

*plus
Immanuel Wilkins (alto saxophone on 1, 2, 4, 5)
Brian Settles (tenor saxophone on 1, 2, 5, 8)

2024年6月20&21日米ニューヨーク市のSear Sound録音

レーベル:Nonesuch

在庫有り
輸入盤・見開きデジパック仕様CD


商品情報

NONESUCH

★ブルックリンを拠点に活躍する気鋭のジャズ・ギタリスト/作曲家、Mary Halvorson。自身が率いるセクステットAMARYLLISとともに、そして新たなる仲間と楽器とともに作り上げた新たなる知的音的音楽体験。各楽器のインプロヴィゼーションが織りなす音世界が作り上げた音楽のタペストリー、『ABOUT GHOSTS』完成。

★Maryとアマリリス・セクステットによる最新作『ABOUT GHOSTS』。本作にはアマリリスのメンバーの他、サックス奏者のImmanuel WilkinsとBrian Settlesが「Carved From」を含む4曲に参加しており、またJohn Dieterich (Deerhoof)がプロデュースとミックスを担当している。
「2023年の秋ごろからアマリリスの為に、このアルバムの作曲を始めたのだけど、その時"ねえ、サックスを加えたいな"と思った。そこからただ作り始めた」

★本作でサックス奏者を加えたことについて、Maryは次のように語っている。
「実験のような気分だった。より濃密なハーモニー、より多くのホーンが欲しいと感じたわ。でもアマリリスにこだわりたかったから、まったく新しいことをするよりも、アマリリスにサックスを2、3本加えるのが自然だと考えた」さらにに彼女は笑いながら続けた。

★「アマリリスでたくさん演奏していたし、私たちは本当にいい状態にあった。すでにいい感じになっているものに、ある要素を加えて、一石を投じて、何が起こるか見てみたかったの」

★一つ処にとどまることを良しとせず、つねに探求し続ける彼女らしい、新たな知的音的実験。その結果が本作『ABOUT GHOSTS』に結実している。(新譜インフォより)

Produced and mixed by John Dieterich,Minneapolis,MN
Recorded June 20 & 21,2024 at Sear Sound,NYC
Engineered by Chris Allen
Mastered by SCOTT HULL at MASTERDISK,Peekskill,NY
Art and Design by DM STITH
IMMANUEL WILKINS appers courtesy of Blue Note Records
ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内