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チェット・ベイカー・ライクなウエストコースト・ジャズの趣を湛えたトランペット吹鳴がカラッと爽やか&涼やかに映える1950年代イタリアン・モダン・ジャズの真髄名演集! 輸入盤CD NUNZIO ROTONDO ヌンツィオ・ロトンド / THE ARTISTRY OF NUNZIO ROTONDO FEATURING ITALIAN ALL STARS 1957 - 1958 [FSRCD 1160]

販売価格: 2,420円(税込)

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★1940年代前期よりイタリアのジャズ・シーンで活躍、ふくよかなビッグ・トーンによるスイング・プレイに好評を得、第二次大戦後いち早くモダン派〜バップの要素を取り入れたプログレッシヴな芸風でイタリア・モダン・ジャズの最先鞭=パイオニアの一人となり、シーンの発展隆盛に大きく貢献、アレンジャー&コンポーザーとしても多方面で英才を揮い、分けても1950年代から1960年代にかけて、モダニズム溢れる数多くの傑作レコーディングを残した伝説的トランぺッター:ヌンツィオ・ロトンド(1924年イタリア-ローマのパレストリーナ生まれ、2009年ローマで死去)の、本盤は、その最盛期にあたる1957年から1959年にかけて吹き込まれた珠玉のコンボ(カルテット、クインテット、セプテット、トリオ、ノネットorテンテット)名演を集大成した密度濃い編集物。原盤はイタリアRCAのLPやEP、CarischのLPなど。

★乾いた爽涼感とスモーキーな陰影そして体温っぽさが渾然一体となった中々味のあるトーンのトランペットが、バップやブルースのイディオムを自然に織り交ぜながらひたすら朗々と明るく歌うメロディック・スウィンギン・プレイをシャキシャキ敏活に繰り出して、カラッとした晴れやかな華を成し、ソリッド&スクエアーかつクールなピアノやコク深いサックスらも旨味たっぷりに魅力的彩りを加えた、全体を通じごくシンプル・ストレートなイタリア流モダン・ジャズの真髄たる快投がしっかりテイスティー・グルーヴィーに愉しめる充実内容。

★一貫してモダニッシュなハード・バップのスタイルに則っているものの、主役であるロトンド(tp)の吹鳴が結構チェット・ベイカー風、と云うよりチェット・ライクなクーリッシュ&ドライ奏法を根幹としつつそれを幾分かイースト系ジャズへ寄せた感じの芸風をほぼ通していることもあり、グループ全体のサウンドもハード・バップと云うよりはウエストコーストの白人ジャズに近い趣に仕上がっていて(アレンジや録音・整音法の上でもウエストコースト・ジャズのサウンドを大方のところ手本にしているのではないかと思われる)、どこまでも爽やかで清々しい、しかも哀愁漂う躍動型の抒情世界をスッキリ気分で心地よく満喫できるという寸法だ。

★ロトンド(tp)の、チェットよりも太く重みのある音色でしかしチェット似の端麗なメロディーを軽やかに綴る、涼風のそよ吹きのようでありそうした中に仄かな渋味も浮かび上がる鳴音のあり様が、何とも余情豊かでアジな魅惑力を悠々揮っていて傑出しており(終盤のライヴ辺りではチェット調から離れてよりヴォリューミー&タフな豪快咆哮へ推移しても見せる)、また、太々と吠えるE・スコッパ(ts)やマリガン的役割を担うG・マリナッチ(bs,fl)、ラス・フリーマン調のクール傾向とアーシーなハード・バップの間を往来するL・カンチェッリエリ(p)、R・ムッソリーニ(p)、R・フォル(p)のピアノ陣、らサイド勢の活躍も冴えて、正に聴きどころのオンパレードと云える濃密な流れとなっている。

01. There Will Never Be Another You (Warren-Gordon) 3:59
02. Thaganoghi (Nunzio Rotondo) 8:47
03. Noghitonghi Thagani (Nunzio Rotondo) 5:08
04. Thrilling (Nunzio Rotondo) 4:05
05. Noi E Loro (Nunzio Rotondo) 4:46
06. De Concilio (Nunzio Rotondo) 4:17
07. Garineipaulus (Nunzio Rotondo) 4:39
08. Whispering (John Shonberger) 6:26
09. Scrapple From The Apple (Charlie Parker) 5:08
10. Epiphone (Nunzio Rotondo) 6:26
11. Bags' Groove (Milt Jackson) 9:43
12. Half Nelson (Miles Davis) 5:46
13. Fine And Dandy (Swift-James) 5:31
14. Ten Men Blowin' (Nunzio Rotondo) 6:54

#01 & #02:NUNZIO ROTONDO Quartetto
Nunzio Rotondo (trumpet)
Gino Marinacci (baritone saxophone) (added only on 02)
Romano Mussolini (piano)
Sergio Biseo (bass)
Franco Mondini (drums on 01)
Roberto Podio (drums on 02)
1957年6月12日伊ローマ録音

#03:NUNZIO ROTONDO Settetto
Nunzio Rotondo (trumpet) (?overdubbed two trumpets are heard?)
Aurelio Ciarallo (bass clarinet)
Gino Marinacci (baritone saxophone)
Franco Chiari (vibraphone)
Romano Mussolini (piano)
Sergio Biseo (bass)
Franco Mondini (drums)
1957年6月14日伊ローマ録音

#04-#06:NUNZIO ROTONDO Quintetto
Nunzio Rotondo (trumpet)
Enzo Scoppa (tenor saxophone on 05, 06)
Raymond Fol (piano)
Gilbert “Bibi” Rovère (bass)
Gilberto Cuppini (drums)
1959年3月26日伊ローマ録音

#07:NUNZIO ROTONDO Trio
Nunzio Rotondo (trumpet)
Gilbert “Bibi” Rovère (bass)
Gilberto Cuppini (drums)
1959年3月26日伊ローマ録音

#08-#12:NUNZIO ROTONDO Quintetto
Nunzio Rotondo (trumpet)
Gino Marinacci (baritone saxophone on 09, 12) (flute on 08, 11)
Leo Cancellieri (piano)
Berto Pisano (bass)
Gilberto Cuppini (drums)
1959年4月29日伊ローマ録音

#13:NUNZIO ROTONDO Quartetto
Nunzio Rotondo (trumpet)
Leo Cancellieri (piano)
Sergio Biseo (bass)
Gilberto Cuppini (drums)
1958年1月18日the III Festival del Jazz di Sanremo(第3回サンレモ・ジャズ・フェスティヴァル)でのライヴ録音

#14:NUNZIO ROTONDO e il suo Ten-tette (Nonetto?)
Nunzio Rotondo (trumpet)
Peppe Cuccaro (trumpet)
Ennio Gabbi (trombone)
Bill Smith (clarinet) (bass clarinet?)
Marcello Boschi (alto saxophone)
Marco Del Conte (tenor saxophone) (baritone saxophone?)
Leo Cancellieri (piano)
Sergio Biseo (bass)
Gilberto Cuppini (drums)
1958年1月18日the III Festival del Jazz di Sanremo(第3回サンレモ・ジャズ・フェスティヴァル)でのライヴ録音

レーベル:Fresh Sound

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輸入盤CD



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FRESH SOUND

★ヌンツィオ・ロトンド(1924-2009)は、才能あるトランペット奏者であり作曲家であり、イタリアのジャズの発展において重要人物であり、モダンジャズのアイデンティティを形成しつつあった国にクールジャズという新しいトレンドを紹介する上で重要な役割を果たしました。1949年にホットクラブローマ六重奏団を結成し、同年ルイ・アームストロングとのジャムセッションに参加しました。1950年にはデューク・エリントンやベニー・グッドマンのオーケストラのミュージシャンと共演し、洗練されたスタイルと芸術的な深みで高い評価を得ました。1952年にパリで開催されたサロン・デュ・ジャズでの六重奏団での絶賛された演奏や、イタリアのトップクラスのモダンジャズミュージシャンとのコラボレーションにより、このジャンルのリーダーとしての地位は確固たるものになりました。同年、ムジカ・ジャズ誌は彼をイタリアで最も人気のあるジャズミュージシャンに選出しました。

★彼のディスコグラフィーは厳選されたものの、それぞれの録音は音楽の卓越性に対する彼の揺るぎないコミットメントを反映しています。サンレモ ジャズ フェスティバルに定期的に参加し、RAI ラジオに長年寄稿してきたロトンドは、商業的成功よりも芸術的誠実さを優先し、今もインスピレーションを与え続ける作品を残しました。このコレクションには、1957年から1959年までの彼の素晴らしい録音がまとめられており、イタリアのジャズに彼が与えた永続的な影響の証です。(レーベルインフォより)
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