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アーシー・バップ的なダイナミック・グルーヴィーさとアメリカーナ寄りのフォーク・テイストを併せ持ったコンテンポラリー躍動型メロディック抒情派ギターの色彩感溢れる会心打! 国内盤SHM-CD JULIAN LAGE ジュリアン・レイジ / SPEAK TO ME スピーク・トゥ・ミー [UCCQ 1198]

販売価格: 2,750円(税込)

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★意気盛んに続々と新作をリリースしていずれも高い評価を得てきた、今日のジャズ・ギター界を代表する人気個性派ギタリスト:ジュリアン・レイジ(1987年米カリフォルニア州サンタローザ生まれ)の、今回は、ホルヘ・ローダー(b)&デイヴ・キング(ds)との鉄壁レギュラー・トリオを軸に、ピアノやキーボード、サックス等を次々と迎え、自身もアコースティックとエレクトリックを巧みに弾き分けた変化に富む快演集。

★きめ濃やかで潤いとキレを併せ持ったトーンのアコースティック・ギターの、マイルド・テンダーな優しい抒情派プレイやより太さを増した力強い音響でのフォーキー節、そしてまた、エッジの利いた厚みある音色のエレキ・ギターの、ロックンロール寄りのブルース・アクションや線を細め鋭利さを強めてのアーシー・バップとアメリカーナの掛け合わせ的アプローチ、などが明快で清々しくも旨味に富んだ華を確固と成し、温もり溢れるベースやクール・エレガントなピアノ、ファンキー・バップ色濃いサックス、ムーディーなキーボードらも的確に興趣を散らし上手く色彩感を演出しきった、アルバム全体としてはレイジ(g)の様々な面を余すところなく捉えたレイジ・カタログ〜ショウケース的な展開で、清新気分のまま快調に聴き進ませる中々の濃密内容(=さりげない力作)。

★1曲1曲は比較的簡潔にまとめられ、歌心や情緒性を何より大切にした、リズム・スタイルは曲により多様に変移する躍動型リリカル・グルーヴ物、的な娯楽指向の行き方(形態・様式としてはハード・バップの残香をチョイ濃いめに漂わせたヴァラエティー豊かで振り幅も大きなレイジ流コンテンポラリー・ジャズといったところ)(ごく一部で、レイジ自身は加担しないもののサイド陣がややアブストラクトなフリー寄り趣向を見せる場面もある=#06とか)が歯切れよく続き、刻々と自由奔放に筆致を変転させてゆく主役レイジ(g)のカラフルな機動ぶりに比し、ローダー(b)とキング(ds)がリアルな硬派ジャズらしさを頑としてガッチリ頼もしく死守する、ドラマティックでいてバランスのとれた道程の中で、レイジ(g)の、腰を据えて伸びやかに得意技の数々を潤沢に繰り出すアドリブ活躍が、半ば独壇場っぽく鮮烈に冴え渡って爽快だ。

→本作ではアコースティックをメインに用い、一部ポップなフォーク路線のインスト物っぽい演奏も見せるものの、基本は"アコースティックによるバップ・ギターの正統奏法"を旨としており、そういう音色と文体の取り合わせの新鮮さに粋渋に魅了されていたら、いつしかそれがエキゾティック傾向あるいは牧歌的フォーク調へ推移していて瑞々しいスリルを生んだり、エレクトリックにおいてはウェスやバレル、ベンソン〜グリーン系統とファンクもしくはブルース・ロックの折衷っぽい手法にまた新味を揮ったりと、スタイルは多岐に及ぶもののその根っこには伝統的な「バップ・ジャズ」と「アメリカの原風景」が揺るぎなく息づいている、という弾鳴キャラのあり様は説得力も十二分。

01. Hymnal ヒムナル
Julian Lage (acoustic guitar)
Jorge Roeder (bass, vibraphone)
Dave King (drums) (※但し殆ど聞こえない)
Patrick Warren (keyboard) (strings)

02. Northern Shuffle ノーザン・シャッフル
Julian Lage (electric guitar)
Jorge Roeder (bass)
Dave King (drums)
Levon Henry (tenor saxophone)
Patrick Warren (keyboard) (bass harmonica & organ)
Kris Davis (piano)

03. Omission オミッション
Julian Lage (acoustic guitar, electric guitar)
Jorge Roeder (bass, electric bass)
Dave King (drums)
Patrick Warren (piano)

04. Serenade セレナーデ
Julian Lage (electric guitar)
Jorge Roeder (bass)
Dave King (drums)
Patrick Warren (piano)

05. Myself Around You マイセルフ・アラウンド・ユー
Julian Lage (acoustic guitar)

06. South Mountain サウス・マウンテン
Julian Lage (acoustic guitar)
Jorge Roeder (electric bass)
Dave King (drums)
Levon Henry (clarinet)
Patrick Warren (keyboard) (strings)
Kris Davis (piano)

07. Speak To Me スピーク・トゥ・ミー
Julian Lage (electric guitar)
Jorge Roeder (bass)
Dave King (drums)
Levon Henry (tenor saxophone)
Patrick Warren (keyboard) (marimba & organ)

08. Two And One トゥー・アンド・ワン
Julian Lage (acoustic guitar)
Jorge Roeder (bass)
Dave King (drums)
Patrick Warren (keyboard) (bell & organ)

09. Vanishing Points ヴァニシング・ポインツ
Julian Lage (acoustic guitar)
Jorge Roeder (bass)
Dave King (drums)
Levon Henry (alto clarinet)
Patrick Warren (keyboard) (strings)

10. Tiburon ティブロン
Julian Lage (electric guitar)
Jorge Roeder (bass)
Dave King (drums)
Patrick Warren (keyboard) (strings & dulcitone≒celeste?)

11. As It Were アズ・イット・ワー
Julian Lage (acoustic guitar)
Jorge Roeder (bass)
Dave King (drums)
Patrick Warren (piano, keyboard)

12. 76
Julian Lage (acoustic guitar)
Jorge Roeder (bass)
Dave King (drums)
Levon Henry (tenor saxophone)
Patrick Warren (keyboard) (wurlitzer & marxophone)
Kris Davis (piano)

13. Nothing Happens Here ナッシング・ハプンズ・ヒア
Julian Lage (acoustic guitar)
Jorge Roeder (bass)
Dave King (drums)
Levon Henry (alto saxophone)
Patrick Warren (wurlitzer & various keyboards)
Kris Davis (piano) 

Julian Lage ジュリアン・レイジ (acoustic guitar on 01, 03, 05, 06, 08, 09, 11, 12, 13) (electric guitar on 02, 04, 07, 10)
Jorge Roeder ホルヘ・ローダー (bass on 01, 02, 03, 04, 07, 08, 09, 10, 11, 12, 13) (electric bass on 03, 06) (vibraphone on 01)
Dave King デイヴ・キング (drums except 05)
Levon Henry リヴォン・ヘンリー (tenor saxophone on 02, 07, 12) (clarinet on 06) (alto clarinet on 09) (alto saxophone on 13)
Kris Davis クリス・デイヴィス (piano on 02, 06, 12, 13)
Patrick Warren パトリック・ウォーレン (keyboard on 01, 02, 06, 07, 08, 09, 10, 11, 12, 13) (piano on 03, 11)

米NYブルックリンのBrooklyn Recording録音
2024年アメリカ作品

レーベル:Universal Music Japan Blue Note

在庫有り
国内盤SHM-CD

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BLUENOTE
UNIVERSAL MUSIC JAPAN

★世界最高峰ジャズ・ギタリストによるブルーノート4作目は、プロデュースにジョー・ヘンリーを迎えアメリカーナ色も感じさせる新境地!!

●2023年11月の来日公演も全てのセットが即完するなど、日本でも大きな話題を呼んでいる世界最高峰ジャズ・ギタリスト、ジュリアン・ラージの最新作。

★ブルーノートから4枚目となる本作では、アメリカーナ・ブームの立役者でもありこれまでに多くの伝説的なアーティストも手掛けてきたシンガー・ソングライター、ジョー・ヘンリーがプロデューサーを担当。全曲ジュリアンによる書き下ろしでアコースティック・ギターも積極的に採り入れており、フォークやゴスペル、オールド・タイムといったルーツ・ミュージックの要素を感じさせつつもジャズとのバランスが絶妙に保たれたサウンドは、どこか新しさを感じさせる響きとなっている。もちろん、トレードマークでもあるリリカルなメロディやバラエティに富んだプレイも存分に楽しむことが出来る。

●編成は、ホルヘ・ローダー (b)とデイヴ・キング (ds)とのレギュラー・トリオに加え、リヴォン・ヘンリー (as, ts, cl, alto-cl)、パトリック・ウォーレン (p, keys)、そしてクリス・デイヴィス (p)といったゲストも参加。ジュリアンが描く新たな音世界を最大限引き出すことに成功している。(メーカーインフォ)

プロデュース:ジョー・ヘンリー
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