■両者の交流は長年続くものの、デュオとしての録音は今回が初。 ECMでは、米国人ピアニストのクリスペルは以前、ヨルミンの聖歌集『In Winds, In Light』(2004年)に参加しており、彼女は自身の音楽的思考に影響を与えた人物としてこのスウェーデン人ベーシストを挙げている。
■「アンデルスの演奏を聴いた時、私の心の奥深くに強く共鳴する響きを感じたのです」とクリスペルはコメント。
本作は、空間を意識したデュオ即興演奏の力強い連作で幕を開け、その後、各プレイヤーによる作曲作品へと移行する。 「Three Shades of a House」はヨルミンがボボ・ステンソンとの共演作『Contra la indecisión』で披露した楽曲で、ここでは「Morning」と「Evening」の変奏で演奏される。前者はクリスペルを前面に押し出した透明感あふれる主題の探求、後者は暗色調のベースによる瞑想だ。クリスペルの「ニューキーの浜辺」はコーンウォールの海岸線をスケッチし、ヨルミンの高音域の弓奏ベースがカモメの鳴き声を想起させる。アルバムはゲイリー・ピーコックへの追悼曲「トンボ」で締めくくられる。全編を通じて、ミュージシャンたちはルガーノのオーディトリオ・ステリオ・モロRSIの繊細で細部まで響き渡る音響に応え、このアルバムは2025年7月にマンフレッド・アイヒャーによってプロデュースされた。 (新譜インフォより)
1.For the Children
2.Dialogue
3.Embracing the Otherness
4.Contemplation in D
5.Three Shades of a House - Morning
6.Three Shades of a House - Evening
7.Song
8.Memento
9.Beach at Newquay
10.The Dark Light
11.Dragonfly