2022年に名門ヴィレッジ・ヴァンガードで行われたこのライヴは“Return From The Stars"オリジナル・メンバーが同アルバムから全曲を演奏するのに加え、ECM2012年FLY TRIOからM4、30年振りに結成されたM.T.B."Solid Jackson"よりM7, "In This World"や"OAM TRIO"など度々演奏されるターナーの十八番"Lennie's Groove"M11というラインナップ。ECM作品ではクールで理知的な側面を強調するように、一歩引いたところから全体を詳細に俯職できる実にバランスの取れたECMらしい録音であったのに対し、本作はヴィレッジ・ヴァンガードという空間にギュッと濃縮されたサウンドを目の前で浴びているようなオンマイク録音で、ECMのスタジオ録音とはまた違った魅力を放っており、その生々しさ、シズル感が昔ながらのジャズ耳を喜ばせてくれる。あぁ、"Lennie'sGroove"の冒頭なんてどうだろう。重々しいベースから始まり、ターナーとパルマーの音色の対比が滅茶苦茶カッコいいユニゾンから、ターナーがアドリブ・パートに入る一音目で電流が走り、ゾクゾクくる感じ、何度聴いても“キター!!”と思わず感極まってしまう。(羽根智敬)
1.Return From The Stars
2.Terminus
3.Bridgetown
4.Brother Sister
5.Nigeria 2
6.Lincoln Heights
7.1946
8.Unacceptable
9.It's Not Alright With Me
10.Wasteland
11.Lennie Groove
Mark Turner - Tenor Sax
Jason Palmer - Trumpet
Joe Martin - Bass
Jonathan Pinson - Drums
※帯ライナー付き国内盤仕様
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