セドリック・カイヨーとジル・レアは、決して安易な試みではない。
アントニオ・カルロス・ジョビンへのトリビュートとして大成功を収めた『With Respect To A.C. Jobim』(Fresh Sound Records FSR-CD 5107、2020年)は、他に類を見ない質の高い出会いとして語り継がれたはずだった。しかし、そうはならなかった。彼らの音楽への情熱は、情熱と創造性に溢れている。ここにあるものはすべて、静寂、メロディーへの愛、互いに聴き合うこと、そして詩情に満ちている。
これは、彼らの仲間たちへのトリビュートである。このため、二人のアーティストは、ギタリストによる6曲とベーシストによる6曲を選曲し、未熟ながらも非常に刺激的な遊び場を解き明かした。彼らの解釈は、単なる反復ではなく、真に新鮮な爆発である。彼らの先輩ベーシストとギタリストたちが、このような危険で稀有な出会いを成し遂げてきたのだとすれば、この出会いは彼らと肩を並べる、つまりジム・ホール&ロン・カーター、ジョー・パス&NHOP、チャーリー・ヘイデン&パット・メセニー、マーク・フォセット&パトリス・カラティーニといった偉大なミュージシャンたちのレベルに匹敵するものであることは特筆に値します。この『The Duet Plays Guitar & Bass Bosses』は、彼のディスコに大切に保管され、親友たちと、まるで素晴らしいヴィンテージワインを分かち合うように楽しむべきでしょう。
—ジャン=ミシェル・プルースト、アカデミー・デュ・ジャズ会長
1. IN A HURRY 3:32
2. GALERIE DES PRINCES 3:50
3. GRAVY WALTZ 5:19
4. MOONLIGHT WALK 5:44
5. FOR TODDLERS ONLY 4:40
6. THE GENTLE ART OF THE LOVE 6:41
7. WALTZ NEW 4:22
8. A FOXY CHICK AND A COOL CAT 6:29
9. ANOUMAN 6:37
10. ELEPHANT GREEN 6:09
11. FOR MY LADY 5:34
12. VISITATION 3:36
Cédric Caillaud (double bass)
Gilles Réa (guitar)
RECORDED in Paris, France, on April 8 & 22, 2025
ALBUM DETAILS:
Recorded, mixed and mastered: Cédric Caillaud
Produced by Cédric Caillaud
Executive Producer: Jordi Pujo