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輸入盤LP(限定生産) IIRO RANTALA, KAISA MAENSIVU, MORTEN LUND イーロ・ランタラ、カイサ・メンシヴ、モーテン・ルンド / TRINITY
徹頭徹尾マイルド・メロディック&ブルージー・バピッシュな真っ向勝負のダイナミック・リリカル・プレイがスッキリ爽快に冴え渡った娯楽派ピアノ・トリオの謹製品 [ACTLP 80331]

販売価格: 6,200円(税込)

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★かつてはTrio Toykeatで大いに鳴らした、現代のフィンランドを代表するモダン・ピアノの筆頭実力者であり、ここ10数年来ACT Musicの看板スターの座にある逸材:イーロ・ランタラ(1970年フィンランドのヘルシンキ生まれ)の主導する、新生連名トリオによるスタンダード集。

★折り目正しくきめ濃やかでいてキレのいい勢いや骨太さを感じさせるところも多分にある、旨味を潤沢に含んだ小石転がし風ソリッド・タッチのピアノが、「バップ+ファンキー」的語法を根幹に据えながら、軽妙洒脱な小唄調の旋律感覚やエレガントな詩的ロマンティシズム表現といった要素を塩梅よく加えた、硬軟兼備でバランス絶妙の基本はリリカルな躍動型メロディック・プレイを敏活に綴って、爽やかかつ余情豊かな奥行きある魅力を揮い、情魂のこもった雄弁なベースや起爆感と色彩溢れる速射砲撃的ドラムも縦横に交差してノリとスリルを鮮烈に高めきった、全般に抒情派バピッシュ・ピアノ・トリオの正統らしい明朗娯楽指向の行き方がほぼ貫かれて、シンプル・ストレート&テイスティー・グルーヴィーにスッキリと愉しませる会心打内容。

★1曲1曲は概ねそう長すぎず程好く簡潔な尺にまとめられた、取っ付きやすいメロディーの美と安定したスイング感を何より重視する全き正攻法のエンターテイニングな快演、が終始輪郭も鮮明にイキイキと展開され、バネを利かせてウネウネと波打つメンシヴ(b)やシャープ&スピーディーに斬り込みアタックをカマしてくるルンド(ds)らの機動力あるバックアップもきららかに光りつつ、大凡のところは主役であるランタラ(p)の芸風の象徴されるようにヨーロッパ色はさほど濃くない至ってオーソドックスな道程の中で、ランタラのメインストリーマー気質の情味に富んだインプロヴィゼーションが吟醸感満点に冴え渡ってゴキゲンだ。

→フランスの子守唄を採り上げてのメンシヴ(b)との中々息詰まるサスペンスフル&スピリチュアルなデュオ「Fais Dodo, Colas Mon P'tit Frère」や、トグロを巻くような浮遊感漂う三つ巴のスロー・インタープレイ「Blue in Green」辺りをやや例外的・転回アクセント的位置づけとするも、大抵の場面でランタラ(p)のプレイは"バップ・イディオム"、"アーシー・ブルース"、"エヴァンス・タイプのダイナミックな哀愁浪漫描写"を三本柱とする、即ちアメリカン主流派ジャズへの深い憧憬を真っ直ぐ形にした感じの(真摯な誠実さが滲む)アプローチが変らず基調となっており、但しその打鍵の研ぎ澄まされた精確巧緻さにはクラシック・ピアノの修練に根ざしたと思しきユーロ・カラーが顕れる、あたりのところが適度にクールな香味効果を呼び込んでいて、とことん分かりやすく上手い均衡具合に仕上げている。これは清新爽快。

Side A:
1. Prolog: Arrivée au Château
2. Hymne À L'Amour (Edith Piaf / Marguerite Monnot)
3. I Love You (Cole Porter)
4. In A Sentimental Mood (Duke Ellington) (solo piano)
5. Beautiful Love (Wayne King / Victor Young / Egbert Van Alstyne)
6. Fais Dodo, Colas Mon P'tit Frère (traditional) (p & b duo)
7. The Days Of Wine And Roses (Henry Mancini)

Side B:
1. There Is No Greater Love (Isham Jones)
2. Blue In Green (Miles Davis / Bill Evans)
3. Scrapple From The Apple (Charlie Parker)
4. Smile (Charlie Chaplin)
5. There Will Never Be Another You (Harry Warren)

Iiro Rantala (piano)
Kaisa Mäensivu (double bass)
Morten Lund (drums)

2025年5月19日-22日フランス南西部、マルゴー・カントナック(Margaux-Cantenac)のシャトー・パルメ(Château Palmer)での録音

レーベル:ACT

※LP版はハイレゾ・ダウンロード・コード付き 

御予約商品
輸入盤LP(限定生産)
入荷予定時期:2025年11月下旬〜12月 受注締切:2025年11月13日
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ACT

●ACTを代表するピアニスト、イーロ・ランタラのピアノ・トリオによるジャズ・スタンダード集!
●名ワイナリー、シャトー・パルメとACTとのコラボ企画第三弾!
●ACTファン、ピアノ・トリオ・ファン、スタンダード・ファンにもおすすめの一枚。

フィンランド出身、ACTを代表するピアニスト、イーロ・ランタラのピアノ・トリオによるジャズ・スタンダード集!
フランス南西部のマルゴーにある著名なワイナリー、シャトー・パルメとACTとのコラボ企画第三弾。近年はソロやオリジナル楽曲での活動が中心だったイーロが、初組み合わせのメンバーとスタンダードに回帰した作品だ。

ベーシストのカイサ・メンシヴはフィンランド出身で、現在はNYとヘルシンキで活動。グリーンリーフ・ミュージックからリリースされ、メリッサ・アルダナがゲスト参加した『Moving Parts』(2025) も高い評価を得る。ドラマーのモーテン・ルンドはデンマーク出身で、ステファノ・ボラーニ・トリオのレギュラーとして名を馳せ、ECMからも作品を出す名手。

内容は奇をてらわないストレートな演奏ながら、クラシック的響きとブルース・フィーリングを両立させ濃密に広がる新しい解釈が聴ける好演!フランスらしく、ピアフの“愛の讃歌”をオープニングにしたところも洒落ている。 ACTファン、ピアノ・トリオ・ファン、スタンダード・ファンにもおすすめの一枚。(新譜インフォより)
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