★本アルバムが発売された2003年、ステレオファイル誌のリチャード・レイナートは「リーダー作初となる本作で、トルド・グスタフセンは即座にクラシックを生み出した」と評した。
★さらにグスタフセンを「ピアノ演奏における抑制とコントロールの達人」と呼び、このノルウェー人ピアニストが当時すでに完成させていた特質は、その後もECMレーベルで様々な文脈において発揮され続けている。
★ピアニストの作曲的個性をこれほどまでに独特なものとし、後世から見れば影響力あるものとした全ての資質は、2003年に『チェンジング・プレイス』が初リリースされた時点で既に完全に備わっていた。これは歌うような音楽であり、優しくも力強い。グスタフセンが紡ぐ音は、まさにスタンダードとなるべき楽曲そのものだ。叙情的で即座に記憶に残る楽曲、魅力的な新鮮さを持ちながら、旋律線への関わりにおいて洗練された作品。グスタフセンは当初からゴスペル音楽やコラールからインスピレーションを得ており、トリオがそれらの構造の中で独創性と才覚をもって即興を繰り広げる中で、伝統を有機的に融合させている。
■Luminessenceシリーズの一環として初めてヴァイナルで再発される本作は、チップオン仕様のゲイトフォールド・ジャケットに収められた2枚組LPで登場する。
LP 1.[LPレコード]
SIDE A
1. Deep As Love
2. Graceful Touch
3. IGN
SIDE B
1. Melted Matter
2. At A Glance
3. Song Of Yearning
LP 2
SIDE C
1. Turning Point
2. Interlude
3. Where Breathing Starts
SICE D
1. Going Places
2. Your Eyes
3. Graceful Touch [Variation]
4. Song Of Yearning [Solo]
Tord Gustavsen(piano)
Harald Johnsen(bass)
Jarle Vespestad(drums)
2001年12月,2002年6月 Rainbow Studio, Oslo 録音
在庫有り
２枚組輸入盤(見開き)LP
