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【送料込み価格設定商品】 ダーク・メディテイティヴで哀愁ロマン溢れる即興度の高いやりとりが静穏に展開されるスロー・バラード基調の感動的コンポジション・デュオ 国内制作CD 田村 夏樹 & 藤井 郷子 NATSUKI TAMURA & SATOKO FUJII / Ki 樹 [Libra 102-081]

販売価格: 2,530円(税込)

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★田村夏樹(tp)(1951年滋賀県生まれ)と藤井郷子(p)(1958年生まれ・東京都出身)のお馴染みフリー派夫妻コンビは、過去凡そ30年に渡ってレコーディング&ライヴともライフワーク的にデュオ演奏を重ねてきたが、今回これが通算10作目となる最新デュオ・アルバム(=樹木をテーマとした連作オリジナル曲集)が登場。

★重厚で骨太くガキゴキ&ズッシリと轟くピアノの硬質的かつメディテイティヴな弾鳴が荘厳なるオーラを放つ中、そう表立っては見せぬもののブルース&バップの伝統的言語感覚に則ったと思しきトランペットの、歌心に溢れた音響も美しい強靭吹鳴が威風ある華々しい雄渾の見せ場を飾り、花形の座はトランペットに一歩譲りつつもエレガントとアブストラクトの両極端を往来する内省的ロマンティシズム表現に奥深い妙味を発揮するピアノの活躍も、頑として濃い存在感を際立たせた、全体を通じリアル即興度は極めて高いもののあくまでメロディックに哀愁を唄うトランペットの個性に象徴される如く、わりかし摑みやすい情緒型の音世界をスッキリ愉しませる感動的な敢闘内容。

★完全なフリー・インプロヴィゼーションとは一線を画す楽曲=コンポジション演奏を基本とし、しかもスロー・バラードがメインでアルバム全体は組曲風の統一感にまとめられる、という本来フリー派の二人が抑制を利かせて(勿論ピタリと息を合わせて)抒情派モダン・ジャズに最接近した風な、ポエティックでエモーショナルな結構正攻法の道程が形作られており、そうした中で田村(tp)のメランコリーと浪漫に満ちた生粋メロディストぶりや、藤井(p)のピリ辛スパイスの効いた瞑想詩人ぶりが、情感濃やかにじっくり堪能できる寸法だ。

★とりわけ田村(tp)の、似ているわけではないが1960年代後期から1970年代頃のマイルスにもどこか底通する、即ち、ハードな激烈フリー・ブローイングを鋭く炸裂させながらも決して詩情やメロディーを犠牲にせず手放さない、凄味ある咆哮の内側から憂きロマンが立ち昇ってくるその彫りの深い鳴動のあり様(→そうした半散文的硬質バラード表現のセンスはさすが年季が入っており卓越している。見事!)は味わい格別。

★かたや藤井(p)の、リリシストに徹した田村に比して幾分か打楽器的抽象主義っぽく異形に暴走するところもあるものの、大凡の場面では(例によってポール・ブレイやマリリン・クリスペル、マイラ・メルフォードらに通じるも趣は違える)静かで穏やかなメディテイターにほぼなりきった厚みあるダーク・フレージングにも、また瑞々しい魅力がある。

1. Keyaki (9:40)
2. Sugi (6:56)
3. Hinoki (9:48)
4. Kusunoki (10:01)
5. Arakashi (6:49)
6. Icho (6:35)
7. Kunugi (7:56)
8. Dan's Oceanside Listening Post (bonus track) (4:52)
*all composed by Natsuki Tamura (BMI)
except #8 by Satoko Fujii (BMI)

田村 夏樹 Natsuki Tamura (trumpet)
藤井 郷子 Satoko Fujii (piano)

2025年7月15日 Orpheus(東京都江戸川区西小岩1丁目)録音
2025年日本作品

レーベル:Libra

御予約商品
2025年9月19日発売予定
国内制作・紙ジャケット仕様CD

商品情報

Libra

田村夏樹―藤井郷子、Duo による、穏やかにして大胆な挑戦
静寂の中で描き出される音楽、音楽から導き出される豊かな静寂・・・
“とても強く、深い感情を感じた。これまで経験したことのない感覚”と藤井も振り返る演奏!

藤井郷子、田村夏樹、穏やかにして、大胆な挑戦を見せる 2025 年録音のデュオ。
2 人のデュオ作は、1996 年の『How Many』から始まり、本作は 10 作目。前作は 2024 年 4 月録音の『Aloft』でわずか一年のインターバルながら、ここで創り出された世界は、作法、趣ともに、異にしたものとなっている。
筋書きなく完全即興であった前作に対して、本作は田村の書き下ろし曲を中心に藤井の 1 曲を加えた構成。「Gato Libre のコンセプトを応用してみては?」、という藤井の提案に対して「Gato Libre の叙情性は常に意識しながらも、このデュオではもっと毅然とした凛々しい世界を作ることを心がけた」といい、「アルバム全体は同じ空気感で、その空気感のイメージは、澄んだ空気の中に凛とたっている姿」と田村。その世界は、全編に渡って、音とともに、間を意識させ、豊かな静寂を感じさせる音楽となった。各楽曲は、極めてシンプルな中に、陰と陽、光、空気の気配など、視覚的、触感的なものも映し出す不思議な魅力的メロディ。作品は全編をわたって、スロー・テンポを貫き、音数は、田村、藤井ともに、いつになく少なく、高速のパッセージも極めて控えめだ。しかし、プリミティヴな感覚と感性が生むのは、驚きに満ちた世界だ。藤井が鳴らす重低音と、時間とともに減衰していく音、その微細な響きの変化に神経を集中して、呼応する田村のトランペットのメロディ・・、作品の幕開けから、緊張感はただならないが、この幕開けの空気感は、作品全体の象徴。この瞬間しかありえないとも思わせる絶妙の音と間、ピアニッシモのソフトな質感から、刃物を思わせる鋭さまで多彩な鍵盤のタッチやトランペットの息遣い、そしてニュアンスに富むイントネーション・・・、テンポや曲調を一貫とした中でなされる表現、音楽は、多彩な表情を見せ、命を宿す。そこにおいては間や沈黙がハッとするほど、豊かに息づく。
“静寂の次に美しい音”というフレーズも脳裏にかすめる。が、音楽が静寂を導くというパラドックスも。残響音まで味わい尽くしたい音楽がここにある。(新譜インフォより)

All composed by Natsuki Tamura (BMI)
except #8 by Satoko Fujii (BMI)
Recorded on July 15, 2025 at Orpheus
Recording studios Tokyo by Naoto
Sugawara
Mixed and Mastered in July, 2025 by Mike
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