商品詳細

精細かつキレ味鋭利なドラム+パーカッションの多彩で機微あるダイナミズム攻勢に触発されて泥臭い豪快テナーやクール・ジェントルなピアノが華々しく見せ場を飾る北欧トリオ会心のクリーンヒット! 輸入盤CD STEFAN PASBORG TRIO with FREDRIK LUNDIN & CARSTEN DAHL ステファン・パスボー / DEAR ALEX [STUCD 25112]

販売価格: 2,550円(税込)

商品詳細

★デンマーク-コペンハーゲンを拠点に活動し(カーステン・ダールのサイドマンも務める)、このフレズリク・ロンディン(フレドリク・ルンディン)(ts)&カーステン・ダール(デール?)(p)とのトリオによるアルバムも過去既に2作品発表している他、師と仰ぐ大御所アレックス・リールとの2ドラム共演レコーディングも(2作品?)残していた、デンマーク・シーンを代表する中堅実力派ドラマー:ステファン・パスボー(1974年生まれ)の、ルンディン(ts)&ダール(p)との鉄壁トリオを率いての、2024年6月に亡くなった故アレックス・リールに捧げられた一編。

★繊細さと豪胆さを表裏一体に併せ持ち、中々手の込んだ芸の細かい多彩な精巧アタックを敏捷かつキレ味シャープに仕掛けてくるドラム/パーカッションのセンシティヴ・ワークが、終始ニュアンス濃やかにグルーヴとサスペンスを抜群の鮮度で醸成する中、幾分泥臭く質実剛健に哀愁を歌い上げる図太いテナー咆哮が粘り気を含んだコク旨な花形ぶりを見せ、また、ある時はスウィンギン・グルーヴィーに威勢よくブルース節を繰り出し、ある時はしっとりとメロウ・テンダーに詩的ロマンティシズムを映すピアノの端正なプレイも余情豊かに際立った、全体を通じ北欧流アクティヴ抒情派の正統らしいマイルド・メロディックな快演が貫かれて、旨味も充分に昂揚させ、感動させる充実の敢闘内容。

★歌謡的な旋律の美しさ・親しみやすさと、スイング感あり浮遊感もありの機微に富んだノリ、を先ずは何より重んじ、ブルース・フィーリングも自ずと潤沢に有した、インティメイトでありスリリングでもある研ぎ澄まされた鋭利さ漂うダイナミズム満点の躍動型リリカル演奏が敏活に展開してゆき、ドラムとパーカッションを併用し音空間に巧みなメリハリ・濃淡・明暗を齎すパスボーがトータル・カラーを決定づける確固としたナヴィゲイター役・船頭役を担う(但しあくまで裏方としての分を弁えている)一方、(表の顔としては)実質的に華を成すルンディン(ts)やサブ・スターっぽい立ち位置のダール(p)らの活躍が清新に冴え渡って素晴らしい。

★ルンディン(ts)の、歌性の強いアプローチにあってはちょっとホンカー寄りのネバっぽく豪放磊落な、野性味と牧歌性のない交ぜになった分厚い荒削りの雄叫びを上げ、インストゥルメンタル・ミュージック然とした局面ではコルトレーンに端を発するモーダル・スピリチュアルな唸り様でこれまた力強く圧倒する、という、ほぼ一貫してタフ&ワイルドなその揺るぎない個性=ストロング・キャラが頼もしげに魅力を放っており、かたやダール(p)の、主役はルンディンに譲ってこれを盛り立て、自身のソロ・パートではあくまでマイペースを保ってアメリカン小唄派の伝統に則った粋渋節や、スカンジナヴィアンならではの陰影豊かで彫りの深いクール・メディテイティヴな心象スケッチ風ビタースウィート・バラード解釈をそれぞれ簡潔に綴って独自の妙味を発揮し、懐の広いところを見せたりと、愉しい個人芸の聴きどころは目白押しだ。

01. Danny Boy
02. Somewhere Over The Rainbow
03. Smile
04. Idaho
05. In Another Way (solo per/ds)
06. Den Milde Dag Er Lys Og Lang
07. Moon River
08. Moppin' and Boppin'
09. Den Blå Anemone
10. When You Wish Upon A Star

Fredrik Lundin (tenor saxophone except 05)
Carsten Dahl (piano except 05)
Stefan Pasborg (drums, percussion)

2025年デンマーク作品

レーベル:Stunt

御予約商品
輸入盤CD
入荷予定時期:2025年5月下旬 受注締切:2025年4月18日
※発注先案内の入荷時期を記載しておりますが、入荷時期は予告なく変更になる場合もございます。ご了承くださいませ。

↓参考動画

商品情報

STUNT

★ステファン・パスボーが贈る、アレックス・リール追悼盤!

★2024年6月9日、音楽界はアレックス・リールを失いました。彼はデンマーク音楽史における象徴であり、ジャズ黄金期における発展に不可欠な存在でした。ドラマーとしての彼は、遊び心とエネルギーに溢れ、世代を代表する才能として唯一無二の存在であり、心からの情熱と深い共感を持ってデンマーク音楽、そして国際的なジャズ・コミュニティの柱となりました。デンマークのファースト・コール・ドラマーとして70年以上にわたる輝かしいキャリアの中では、ビル・エヴァンス、ベン・ウェブスター、デクスター・ゴードン、マイケル・ブレッカー、ケニー・ドリュー、ニルス=ヘニング・オアステズ・ペーザセンなど、世界を代表する偉大なジャズ・ミュージシャンたちと共演し、ロック、ポップ、実験音楽の間を自在に行き来しました。

★多くのドラマーの心に特別な場所を占めていたアレックス・リールですが、とりわけステファン・パスボー(b.1974)にとっては特別な存在でした。リールはパスボーの名付け親になり、3歳のパスボーにスネア・ドラムをプレゼントしたというエピソードも持つ深いつながりで、50年にわたって愛、喜び、ユーモア、そして音楽で、パスボーの人生に揺るぎないインスピレーションを与え続けてきたのです。

★数ヵ月前にパスボーはアレックス・リールのお気に入りの曲リストを発見し、感銘を受けたパスボーはピアニストのカーステン・ダール(カーステン・デール)、テナーサックス奏者のフレズリク・ロンディン(フレデリク・ルンディン)というデンマークを代表する2人のミュージシャンを招き、このアルバムのレコーディングが実現しました。「ダニー・ボーイ」、「虹の彼方に」、「ムーン・リバー」、「星に願いを」といった名曲たちに加え、「In Another Way」では、リールがデビュー・アルバムで披露した無伴奏ソロ即興「In A Way」の音源から5つのパッセージが使用され、リールの演奏のあとにパスボーが即興で演奏するという興味深いアイデアも実行されています。アレックス・リールがデビュー作で使用したのと同じドラム・キット、1960年代の伝説的なグレッチ・ドラムを使用してパスボーがアレックス・リールへと贈る追悼作です。(新譜インフォより)
ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内