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あくまでストレート&マイルド・メランコリックに哀愁の美メロを歌うバピッシュ・トランペットと手を代え品を代えピリッとスパイシーに拮抗するコンテンポラリー・ギターのフレッシュ・スリリングな抒情的語らい CD 佐瀬 悠輔 + 小金丸 慧 YUSUKE SASE + KEI KOGANEMARU / NOMADE ノマデ [DOD 042]

販売価格: 2,640円(税込)

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★洗足学園音楽大学を首席で卒業し、現在は同校の講師を務めながら主流派シーン第一線で多忙に活躍、自己のリーダー作「#1」が好評を得る他、大西順子プレゼンツ・ジ・オーケストラや池本茂貴ラージ・アンサンブルの近作でも冴えた腕前を発揮していた現代トランペットの個性的逸材:佐瀬悠輔(北海道生まれ)と、佐瀬とは学生時代からバディーを組んできた進歩派ギタリスト:小金丸慧、という若手の名コンビによる、差し向かいのデュオ・フォーマットで全編完全即興を貫き、全9部から成る一つの組曲を創り上げた劇的な野心作。

★まろやかさとキレを併せ持ち、しなやかな伸張具合を呈しながら微妙にハスキー・スモーキーに掠れるところもある、中々味わい豊かな音色のトランペットが絶えずシャキッと背筋を伸ばして凛々しくもマイルドな哀愁滲む端麗メロディーを歌い颯爽たる華を成し、一方対するギターのアコースティックではややスパニッシュ寄りのエキゾティックな抒情ワザに妙味を見せ、エレクトリックではコンテンポラリーなロック・ブルースorファンク・ジャム的語法と伝統的バップ・イディオムを掛け合わせたダイナミック・アクションを鋭く炸裂させる、そのドラマティックな抑揚に富んだ立ち働きもトランペットとは好対照にしっかり美味なる魅力で拮抗した、全体を通じきめ濃やかな旋律の美とポエティシズムを重視しつつのリリカル指向のやりとりが続いて、清新に感動させ、昂揚させてくれる巧緻な濃密内容。

★完全即興とは云ってもフリーとかアブストラクトといった傾向とは全く無縁の、あくまで歌心や詩心を大切にした、バラード・コンセプト的アプローチも頻出するメロディアスな抒情派妙演が鋭くもセンシティヴに展開され、一部に盛り込まれるちょっとアンビエント調の電子音響や各々の楽器音の電化増幅といった要素も、独特のフューチャー・テイストもしくはスリル強化型アクセントを形作る生鮮気分の途切れない道程の中で、徹頭徹尾真っ当に哀歌を綴りきる佐瀬(tp)と、幾分トリッキーな小技も駆使しつつメリハリの利いた変幻役者的働きを見せる小金丸(g)、とがコントラストも鮮やかにテイスティーな見せ場を飾って素晴らしい。

★佐瀬(tp)の、チェット・ベイカーのリリカル面辺りに通じるところのある、潔いまでにひたすらメロディック&ハード・バピッシュなよく歌うオーソドックス・プレイに徹したリリシストぶりが、何とも清々しく爽快この上ない花形の本領を堂々揮っており、かたや小金丸(g)の、直球勝負の佐瀬に対しフォーキー・ロック、ファンク、スパニッシュ等の多種多彩なスタイルをもって変化球的にこれに応じる適度にヒネった劇的対抗の様が、絶妙のスパイス+旨味効果を齎していてこれまた秀逸。

組曲「Nomade」:
1. part I
2. part II
3. part III
4. part IV
5. part V
6. part VI
7. part VII
8. part VIII
9. part IX

佐瀬 悠輔 Yusuke Sase (trumpet, piccolo trumpet, pedal)
小金丸 慧 Kei Koganemaru (electric guitar, acoustic guitar, pedal)

2023年8月15日東京・岡本太郎記念館(東京都港区南青山)録音

レーベル:Days of Delight

在庫有り
国内制作CD

商品情報

画像: あくまでストレート&マイルド・メランコリックに哀愁の美メロを歌うバピッシュ・トランペットと手を代え品を代えピリッとスパイシーに拮抗するコンテンポラリー・ギターのフレッシュ・スリリングな抒情的語らい CD 佐瀬 悠輔 + 小金丸 慧 YUSUKE SASE + KEI KOGANEMARU / NOMADE ノマデ
DAYS OF DELIGHT

1:tp-elg?-電子音
2:tp-acg
3:tp-elg
4:tp-acg-電子音
5:tp-elg
6:電化増幅tp-elg-電子音
7:tp-電化増幅elg
8:tp-acg
9:tp-acg/elg-電子音
シーンの先端を走るふたりの若手精鋭が独自の表現世界に挑む!
すべて即興、すべて一発録り! 岡本太郎記念館で収録!

本作は、ジャズシーンの先端を走る若手精鋭、佐瀬悠輔(tp)と小金丸慧(g)がすべてをインプロヴィゼーション(即興演奏)でつくりあげた野心作。アルバム全体がひとつの組曲になっています。その緊張感に満ちたサウンドはきわめて個性的で、唯一無二の質感を備えています。東京・南青山の岡本太郎のアトリエでレコーディングしました。

ここに提示されているのは即興のみでつくられた音楽です。驚くべきは、なにもない状態から手探りではじまった収録が、わずか数時間で終わったこと。無尽蔵に湧き出るアイデアと、それを苦もなく音に変換する技術力を眼のあたりにしたぼくは、まるでイリュージョンを見ているような気分でした。
――Days of Delight ファウンダー&プロデューサー 平野暁臣

【発売記念ライヴ】
3.26(火) 新宿 Pit-inn
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