商品詳細

テイスティー・グルーヴィーな粋渋バップ色濃い管楽器陣や妖しく翳ったトリップ感溢れる女性ヴォイス、ファンク・ロック的やんちゃさ全開のギターらがカラフル&スリリングに交錯するコンテンポラリー・ユーロ・ジャズの真骨頂! CD HENRI TEXIER アンリ・テジエ / AN INDIAN'S LIFE [AD 7932C]

販売価格: 2,500円(税込)

商品詳細

★円熟の快進撃が続くお馴染みフランス進歩派モダン・ベースの大御所:アンリ・テジエ(1945年フランスのパリ生まれ)の、今回は、3管(リード2本とトランペット1本)+ギター+ドラム+女性ヴォイスを従えたセプテット基本での、90年代から取り組んできた"インディアン"・シリーズの今のところ三部作の最新第3弾となる、自作曲メインの一編。

★バネを利かせてしっかりと力強くウネり波打つ重心の据わった雄弁なベースの躍動や、幾分荒っぽくパーカッシヴに転がり回りながら体当たりをカマしてくるが如きドラムの轟き、に上手くプッシュされて、妖艶でミステリアスな夢幻の情景を映す女性ヴォイス、キレ味鋭くエッジの効いたトーンで硬派リアル・ジャズとブルース・ロックの間を往来する泣きのギター、バピッシュ&ブルージーな旨味濃いメインストリーム街道を邁進するサックス&クラ陣ならびにトランペット、らがそれぞれに堂々たる存在感たっぷりに見せ場を繋いでゆく、歯応えとコク十二分の敢闘内容。

★ヨーロッパ流・テジエ流コンテンポラリー・モーダル・バピッシュ・ジャズの矜持が粛々と示された、わりかしストレートアヘッドなハード・バップ趣向も頻出する腰の据わった抒情派アクション・タイプの熱演、がダイナミック・スインギーに展開され、随所に浮かび上がってはスピリチュアル&ハートウォーミングなソロを決めるアンリ・テジエ(b)の活躍もバッチリ芳醇に際立つ中で、銘々の伸びやかに宙を舞い泳ぐかのようなアドリブ奮戦がカラフル&テイスティーに座を華やがせてゴキゲンだ。

★大雑把に捉えるなら、管楽器陣があくまでカタギのジャズらしいグルーヴィーなアプローチにほぼ終始し、対する女性ヴォイスとギターが空間を異界へと引っ張り込まんとする(但しギターはカタギの側につくことも多々ある)、といった構図が成立していて、クール&スマートな洒脱アルトや、タフ&ストロングな泥臭めのテナー、涼やかでややエキゾティックなクラ、精悍で凛とした粋渋の極みを見せるトランペット、ちょっとやんちゃそうなファンク・ロック調のハジけっぷりに本領を発揮するギター、神秘的でメディテイティヴな仄暗いナイトメアの世界を映し出す翳った女性ヴォイス、といった具合でいずれも確固たる個性と華そして美味しさを有したソロイスト達の健闘が鮮麗に映えており、曲によっては全者一丸となって不穏で怪しいダーク・サイドへ突入してゆく、もしくはやはり一丸となり穏やかでマイルドな寛ぎ牧歌的音景色をじっくり描写する、などの転回も含めて、色彩感豊かでメリハリ満点かつ巧まずバランスのとれたサウンド〜流れに仕上げられている、という、そうしたH・テジエのさりげないコンダクト手腕の卓抜さには大いにウナらされる限り。

1. Apache Woman 7:20
2. Black Indians 8:45
3. Miss Canthus 9:54
4. Black And Blue 5:33
5. Mingus Love Call 4:44
6. No Fear Song (to Jason Pinto) 4:48
7. Hopi Hippie 10:14
8. Steve And Carla (to Steve Swallow And Carla Bley) 5:32

Carlo Nardozza (trumpet, flugelhorn)
Sébastien Texier (alto saxophone, clarinet, alto clarinet)
Sylvain Rifflet (tenor saxophone, clarinet)
Manu Codjia (guitar)
Henri Texier (double bass, compositions)
Gautier Garrigue (drums)
Himiko Paganotti (voice on 1, 2, 3, 4, 7, 8)
Unknown (male vocal on 4)

2023年6月フランス-アミアン(Amiens)のStudio Gil Evans録音

※LPも発売予定

レーベル:Label Bleu

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します

三つ折りデジパック仕様CD

商品情報

LABEL BLEU
ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内