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ロマネスクで牧歌的な落ち着いたユートピア風の詩情世界が繊細端正かつどこまでもメロディックに描き出される吟遊感漂う逸品 輸入盤CD AMBROSE AKINMUSIRE アンブローズ・アキンムシーレ / OWL SONG [7559790185]

販売価格: 2,420円(税込)

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★NYのマンハッタン・スクール・オブ・ミュージックや南カリフォルニア大学、Thelonious Monk Institute of Jazz等に学んで、スティーヴ・コールマンのファイヴ・エレメンツで頭角を現し、2007年度のモンク・ジャズ・コンペで優勝、その後もヴィジェイ・アイヤーやデイヴィッド・ビンニーらの尖鋭系からヴォーカルの伴奏、オーソドックスなハード・バップ畑、とオールラウンドに辣腕を揮ってきた、進取性に富む現代派・未来派の中堅トランぺッター:アンブローズ・アキンムシーレ(1982年米カリフォルニア州オークランド生まれ)の、今回は、ビル・フリゼール(g)&ハーリン・ライリー(ds)の大御所二人と組んだトリオによる一編。

★落ち着いた穏やかな息遣いで独特の丸みと微妙な掠れ感を帯びつつマイルド・メロディック節を綴るトランペットの、抑制の利いた端正で優しい、それでいて切々としたところもある抒情指向プレイがそこはかとなく哀愁漂う含蓄深い魅力を放ち、一方、適度な厚みある豊潤トーンで牧歌的フォーキー・テイストとブルースの旨味に富んだリリカル弾奏を中々慎重に紡ぐギターの絡み様もしっかりグルーヴィーに際立ち、また、音響パターンを刻々多様に違えながら殊の外デリケートに、かつ歯切れよく背景サウンドを形作るドラムの芸の細かいサポートも温もり豊かにノリを演出しきった、全体を通じある種の桃源郷的な世界を巡る気分の心地よい道中を愉しませる、典雅で奥行き満点の妙演内容。

★リズム・スタイルやテンポには細かく変化がつけられるが、ほぼ一貫してバラード・コンセプトを基調とした、もしくはフリゼール(g)のプレイが奏効して旅唄〜紀行詩のような趣も醸し出される、歌心と浪漫溢れる端麗なポエティック演奏が折り目正しく展開してゆき、手を代え品を代えダイナミックなグルーヴ感と意表的スリルを巧みに醸成するライリー(ds)の立ち働きに触発されつつ、アキンムシーレ(tp)やフリゼール(g)の、機動的であり、泰然悠然としたマイペースさをも感じさせるアドリブ奮戦が、テイスティー&ムーディーにニュアンスある見せ場をあくまで簡潔に飾って素晴らしい。

★アキンムシーレ(tp)の、幾分スモーキーな音色も魅惑的に、メロウ&センシティヴな牧歌詩人気質のロマネスク妙技で大いに和ませ、かと思えばマイルス辺りにも底通するモード&ハード・バップの硬質理念に根ざしたキレのある鋭敏咆哮を炸裂させるところもある、作劇構成力にも長けた機微豊かな半ドラマティック・アプローチが何とも幽玄深く冴え渡っており、かたやフリゼール(g)の、そうしたアキンムシーレの鳴動に覆い被さってトータル・サウンドを持ち前のアメリカーナ的アウトライン・イメージに軽々引っ張り込んだりもする、その"フリゼール・マジック"っぽい自在ワザもさすがの熟練ぶりを見せていて好インパクト。

1. Owl Song 1
2. Weighted Corners
3. Flux Fuelings
4. Owl Song 2
5. Grace
6. Mr. Frisell (tp & g duo)
7. Mr. Riley (tp & ds duo)
8. Henya

Ambrose Akinmusire (trumpet)
Bill Frisell (guitar except 7)
Herlin Riley (drums except 6)

2022年3月7&8日米カリフォルニア州オークランドの25th street Recording Studio録音

レーベル:Nonesuch

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輸入盤・紙ジャケット仕様CD

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NONESUCH

現代ジャズ・シーンにおける最高峰トランぺッター/コンポーザー、アンブローズ・アキンムシーレ。今年6月に自身のレーベルから最新作をリリースしたばかりの彼が創り上げた、敬愛する2人のミュージシャン:唯一無二のギター・レジェンド、ビル・フリゼールとジャズ・ドラムの大御所、ハーレン・ライリーとのトリオ編成による最新作『OWL SONG』が、アナログ盤でも登場!Nonesuchレーベル移籍第一弾作品となるこの作品で、アキンムシーレのプレイヤビリティとクリエイティヴィティは、さらなる高みへと昇り詰めていく…!

「アキンムシーレ、彼はそのキャリアを通して最も親密で魅惑的な音楽を作り続けている。彼のトランペットの音色は、シンプルでありながらも危険なほどの優しさをも感じさせてくれる…」 ─ New York Times紙
「不安な世界の中にいながら、その中でまるで平和を探し求めるかのような音楽がここにある」 ─ Pitchfork

現代ジャズ・シーンにおける最高峰トランぺッターにして、コンポーザーとしても高い評価を受けるアーティスト、アンブローズ・アキンムシーレ。サックス奏者のスティーヴ・コールマンにその才能を見いだされ、19歳の若さにしてコールマンのバンド、ファイブ・エレメンツに加入、2007年にはセロニアス・モンク国際ジャズ・コンペティションで優勝し、同年カーマイン・カルーソー国際ジャズ・トランペット・ソロ・コンペティションでも優勝、一躍ジャズ界の注目の的となった彼は、2010年に名門Blue Noteと契約をかわし、同レーベルより5枚のアルバムを発表、そのすべての作品でプレイヤーとして、そしてコンポーザーとしての才能に磨きをかけながら現ジャズ・シーンの最高峰トランぺッターとしてシーンに刺激を与え続けている。

今年6月には、全編トランペット一本で作り上げたソロ・アルバムを自身が主催するレーベルからリリースしたばかりの彼が、この12月にNonesuchレーベル移籍第一弾作品となる最新作『OWL SONG』を発表する。

今作は、彼が長年敬愛する二人のミュージシャン:USギター界の重鎮にして唯一無二のギター・レジェンド、ビル・フリゼールと、ジャズ・ドラムの大御所であるハーレン・ライリーとアキンムシーレによるトリオ編成での作品となっている。

アキンムシーレは今作に関して、こうコメントしている。
「このアルバムは、情報によって攻撃を受けた時の私自身の反応を表現したもので、私にとって安全な空間を創り出そうとした結果が、このアルバムなのです。私が最も愛する様々なレコードのように、オープン・スペースを中心とした何かを築き上げることができるのか、そこに最も挑戦した作品だとも言えます」

また、今作でのコラボレーターに関してはこう語っている。
「初めてビル・フリゼールと演奏した時から、彼と一緒にレコーディングをしたい、という気持ちを持っていました。その時はリハーサル時間もほとんどない、デュオでのパフォーマンスだったのですが、私の曲をそこでプレイしてみたところ、すごくうまくいったのです。ビルが持つ特別な才能の一つは、初めて聴いた曲でもしっかりと形にすることができる能力です。最初の一音を鳴らす前から、その音楽が何を求めているのかをしっかりと把握している、といっても過言ではないでしょう」
「ハーレンは、彼の「美」へのこだわりを彼が創り出すグルーヴの中に感じることができます。私は一緒にプレイする人たちに、自分がどんなサウンドを求めているのかをあまり説明したくはないといつも思っています。なぜなら、私の音楽にどんな要素をもたらしてくれるのか、そこを特定の人たちに自由に表現してほしいからです。彼には「あなたのグルーヴへのアプローチこそ、この音楽に最も適している」とだけ伝えたのですが、その結果は今作の美しさを見ればわかってもらえると思います」(メーカーインフォ)

Recorded March 7 & 8,2022 at 25th street
Recording Studio,Oakland CA
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