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ブルージー・バピッシュな硬派吟醸傾向とロマンティックで洒脱な哀愁的詩情やリラクゼーションがナチュラルに融和した奥行きに富む正統筋リリカル・ピアノの快演! LP JURAJ STANIK TRIO ユラ・スタニク / THE DEEP [CRLP 73541]

販売価格: 3,600円(税込)

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★DaybreakやMaxander、O.A.P.、Challenge等よりの過去作品群が好評だった、ハーグ王立音楽院の先生でもある、オランダのキャリア豊富な個性派・国際派ピアニスト:ユラ・スタニク(1969年オランダのアメルスフォールト生まれ)の、今回は、若きドラマー:ティム・ヘンネケスを抜擢した新トリオによる一編=今のところアナログLPオンリーでのリリース。

★キレのいい鋭角性や硬質感、輪郭鮮明さと濃やかで端正な作法美や滑らかな潤いっぽさ、が一体となった美味さ格別なクリアー・タッチのピアノが、軽妙洒脱な小唄調の歌謡傾向+リラクゼーションそして吟醸的ブルース・フィーリングと、バップ・イディオムやモード・イディオムを活かしたソリッド&スクエアーなダイナミズムの体現、を掛け合わせながら小気味よく歩を進めてゆく、透明感と深い陰影が表裏を成したアクション型リリカル・プレイを敏活に綴って、何とも粋渋なる魅力を放ち、ベース&ドラムの当意即妙の遊撃的バックアップもテイスティー・グルーヴィーかつスリリングにピタリとツボにハマッた、全体を通じ現代ハード・バップ系人情娯楽派ピアノ・トリオの本道を突き進む真っ当演奏が続いて、安心してノセ、和ませてくれる、ホッと一息つける気分の好投内容。

★明快に唄う心と歯切れよくダイナミックに律動するノリのよさ、にあくまで主眼の置かれた、ジャズの伝統を重んじるブルージー&バピッシュな感覚も自ずと豊富に備えるスッキリとした晴朗エンタテインメント指向の行き方、が溌溂と続き、随所に浮かび上がっては饒舌なまでの唸り躍りっぷりで主役の座を脅かすファン・デル・フーフェン(b)の猛ハッスル攻勢も好アクセントとなる、メリハリ充分な道程の中で、スタニク(p)の、歌心に溢れ端麗で美しいメロディーに富むものの、決して甘すぎずバピッシュ・ピアノならではの中々硬派な凛々しさや独特の翳りを巧まず湛えた、トータルとしては適宜マイルドでありながらややビタースウィートでもある、絶妙の均衡点に着地させた剛柔兼備のアドリブ奮戦が清々しくも余情豊かに冴え渡って卓抜だ。

→ハンコックやエヴァンスの成果を踏まえた躍動型モーダル・ロマンティック・スタイルの典型を示したアクティヴ・ポエティックなアプローチや、R・ガーランド辺りに通じるところのある軽やかな玉転がし的サウンドを活かした寛ぎファンキー・ブルース調の小節、といった辺りに揺るぎない妙味を発揮するなど、アウトラインとしてはそれほどヨーロッパ色は濃くないが、ただ一つ、スロー・バラードにおいては優しくハートウォーミングでありつつ結構インテリジェントでノーブルな(そしてさりげなく微妙にクール=涼しそうでもある)思索性の仄めく哀愁詩情解釈、落ち着いた穏やかな安らぎ表現に誰にも似ていない全く独自の本領が顕れる、という具合で、全般に腹八分目でサラリと引き上げる風なわりかし簡潔な語り口が身上であるものの、さすが伊達に年季を重ねてはいないそうした行間含蓄の滲み様、懐深い佇まいは絶品。

Side A
1. I'll Close My Eyes (5:02)
2. You Know I Care (4:29)
3. The Deep (4:28)
4. The Feeling Of Jazz (4:53)

Side B
1. Freedom Jazz Dance (3:37)
2. More Than Ever (6:12)
3. Chasin' Joe (3:35)
4. Close Enough For Love (2:57)

Juraj Stanik ユラ・スタニク (piano)
Frans van der Hoeven フランス・ファン・デル・フーフェン (double bass)
Tim Hennekes ティム・ヘンネケス (drums)

オランダ-ヒルフェルスムのMCO Studio 2録音
2022年作品

レーベル:Challenge

在庫有り
輸入盤LP


商品情報

画像: ブルージー・バピッシュな硬派吟醸傾向とロマンティックで洒脱な哀愁的詩情やリラクゼーションがナチュラルに融和した奥行きに富む正統筋リリカル・ピアノの快演! LP JURAJ STANIK TRIO ユラ・スタニク / THE DEEP
CHALLENGE

☆オランダの人気ピアニスト、ユライ・スタニクのピアノ・トリオ!
☆Challenge Records第2弾はアナログ・オンリー・リリース!

★過去にリリースしてきたピアノ・トリオ盤がジャズ批評誌のピアノ・トリオ特集や「JAZZとびっきり新定番 500」に掲載されるなど、日本のピアノ・トリオ・ファンの心をつかんできたオランダの名ピアニスト、ユライ・スタニクのピアノ・トリオ。ストリーミングでは1,000万回以上の再生回数を記録したという前作「インサイド・アウト(CR73488)」に続くChallenge Recordsからのリリース第2弾「ザ・ディープ」は、アナログ盤で登場します。

★新たに若きドラマー、ティム・ヘンネケスを迎え入れ、デューク・エリントン、エディ・ハリス、ジョニー・マンデルらの偉大なスタンダード曲に、オリジナル2曲を加えた計8曲で構成。常に豊かなスウィングを湛え、知的でありながら気取らずに聴ける親しみやすいサウンド。ロマンティックなアプローチとメロディーへの親和性に優れた至福のピアノ・トリオをご堪能あれ。
※録音:MCOスタジオ2(オランダ)
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