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インティメイト&ハートウォーミングな和気あいあいムードの粋渋メロディック妙技が続出する、優しくも力強い寛ぎセッションの極上品 CD 60 × 178 / MEET THE LEGENDS [KAKO 2022]

販売価格: 2,630円(税込)

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★中牟礼貞則(g)(1933〜)&稲葉國光(b)(1934〜)という長年の名コンビでもある二人の「生ける伝説」がフィーチュアされた、才媛:岩崎佳子(p)の主導する馴染みの宮野裕司(as)(1948〜)や関根英雄(ds)のヴェテラン名手達とのクインテット:60×178(岩崎名義の近作「Bach's Groove」と同一の顔ぶれ)によるスタンダード中心の一編。

★太く分厚くうねうねと大きな波を描きながら同時にシャープなヒネりやキレをも自ずと表すギターの緩急ある醸熟プレイが、先ずは何よりただならぬ濃い存在感を放ち、これを背に一座の花形たるアルトがひたすら軽やかで涼しげな趣味のいい寛ぎ洒脱吹奏を浮遊するように繰り出して、ソフト&クーリッシュな清風っぽい華を悠々と成し、一方、端正で品格あるバップ・スタイル技と粋なファンキー節を的確に使い分けるピアノや、ゴリッとした武骨そうな重圧感と優しい人肌の温もりを併せ持ったベースのウネり躍動、幾分かストイックに粛々と、しかも何げに表情多彩で芸の細かい律動的スイング・ビート形成に徹するドラム、らもそれぞれに頼もしい個性をしっかりと発揮した、全体を通じ実に多様な吟醸的味わいがハートウォーミングに堪能できる快適内容。

★インティメイトな和気あいあいのリラックス・ムードと背筋の伸びた敏活なノリ具合とが自然に共存し底流し続ける、柔和で親しみやすい唄心の表出をあくまで第一義とした思わずホッとする寛ぎ歌物指向の抒情派快演、が滑脱に、愉しげに展開され、各人の、ゆとりや落ち着きを絶やさぬ伸び伸びとしたマイペースさと、緊密なるチームワークを兼備した決してツボを外さない健闘ぶりが、カラフル&テイスティー・グルーヴィーに旨味たっぷりの冴えを見せてゴキゲンだ。

★中牟礼(g)の、クールネスとワイルドネスが混在した感じのゴツくて濃やかなブルージー・グルーヴ技が、理屈を越えた超芳醇オーラを発散してとりわけ傑出しており、これに飄々と波乗り遊泳調子で立ち向かう宮野(as)の脱力したスムース&メロウ・テンダーな流線形的美メロ・ブロウがまた、どこまでもふんわりスイスイと軽みに富んだ爽やかさで事も無げに悠然と拮抗、以上の二人が和やかに主役の座を競う中、岩崎(p)のスクエアー&ソリッドなキッチリと落としどころをわきまえた援護射撃や、背後から大波が押し寄せてくるような稲葉(b)のドライヴ感溢れるヘヴィー攻勢、辺りの助演的活躍にもばっちりコクがあって好インパクト。

01. The Touch Of Your Lips (Ray Noble)
02. I Should Care (S.Cahn, A.Stordahl, P.Weston)
03. All Or Nothing At All (Arthur Altman)
04. Old Folks (Willard Robison)
05. In The Wee Small Hours Of The Morning (D.Mann)
06. If I Should Lose You (Ralph Rainger)
07. Little Girl Blue (Richard Rodgers)
08. My Foolish Heart (Victor Young)
09. The Dolphin (Luiz Eca)
10. Sometime Ago (Sergio Mihanovich)
11. Just Squeeze Me (Duke Ellington)
12. Two Degrees East, Three Degrees West (John Lewis)

宮野 裕司 (alto saxophone on 01-07,09-12)
中牟礼 貞則 (guitar on 01-06,08-12)
岩崎 佳子 (piano on 01-04,06-12)
稲葉 國光 (bass on 01-06,08-12)
関根 英雄 (drums on 01-04,06-12)

2021年11月24日&25日サウンド・シティ世田谷(東京都世田谷区砧)録音

レーベル:Little Pumpkin

在庫有り
国内制作CD

商品情報

LITTLE PUMPKIN リトル・パンプキン

★日本のジャズの生き証人、中牟礼貞則89才、稲葉國光88才。
終わりなき弦の共鳴に包まれて送るウォームサウンド 60 X 178。

★1963年録音の銀巴里セッションにも名を連ねる中牟礼貞則と稲葉國光。今もライヴシーンで活躍している二人の共演は65年以上に及ぶ。二人の抱擁力あふれる温かなリズムに包まれて、演奏するクインテットは60 X 178。

★メンバーはポール・デズモンドを彷彿とさせる美しい音色のアルトサックス宮野裕司。リリカルでスィンギーなピアノの岩崎佳子。ベテランのドラマー関根英雄。

★内容はスタンダード・ナンバーを中心に12曲、ジャズファンに親しまれるバラードもたっぷりと入っている。一番の魅力は骨太な中牟礼のギターと、稲葉の重厚なベース、二人が生み出すリズム。決して音数は多くはないのだが温かな空間が実に心地よい。長く日本のジャズシーンを歩いて来た二人がたどり着いた境地だろうか。往年のジャズファンだけでなく、広くファンに聴いてもらいたいアルバムである。(新譜案内より)

Recorded at サウンドシティー世田谷,2021.11.24&25
Mixed 2021.11.26
Masterd 2022.2.9
解説:岩崎 佳子
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