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メロウ・テンダー&センシティヴな耽美的ロマンティシズム表現と北欧フォーク色濃い哀愁牧歌傾向の融合で心地よく和ませる抒情派ピアノ・トリオの謹製品 CD ALEX RIEL - BO STIEF - CARSTEN DAHL アレックス・リール, ボ・スティーフ, カーステン・ダール / OUR SONGS [101 4336]

販売価格: 2,380円(税込)

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★ドラム=大御所:アレックス・リール(1940年デンマークのコペンハーゲン生まれ)、ベース=同じく大ヴェテラン:ボ・スティーフ(1946年デンマークのコペンハーゲン生まれ)、ピアノ=中堅人気スター:カーステン・ダール(1967年デンマークのコペンハーゲン生まれ)、というデンマークのトップ・プレイヤー3人による連名ピアノ・トリオの一編。

★シャープなキレを呈しつつ細かなニュアンスを感じさせるドラムの表情に富んだフレキシビリティも抜群の鳴動や、重厚でドライヴ感溢れる太いベースのウネり波打ち、といった辺りのダイナミックな敏活リズム形成に頼もしく支えられ、また触発されながら、端正で潤いや透明感を湛える一方カッチリ固く角張った骨芯にブレなき硬質堅牢さや厚みも備えるクリスタル風タッチのピアノが、繊細でメロウ・テンダーな甘美めのロマンティシズム漂う詩的・抒情的メロディック・プレイをしっとりと優しげに綴り、時には転回アクセントとしてよりハードな半抽象型の幾何学っぽいフレーズをも差し挟んでピリッとスパイス効果を齎し、しかしトータルとしてはごくごくセンシティヴで端麗なエレガンスと深い詩情に満ちた、何とも瑞々しく燦めくような華を成してひたすら心地よく陶酔させてくれる、さすがの機微や清新さに貫かれた高密度内容。

★哀愁浪漫の宝庫とも云うべきバラード・コンセプトを変らず根幹とした、きめ濃やかで柔和それでいて迫真のサスペンスもそこかしこに渦巻く、メロディーとポエティシズム徹底重視の落ち着いたリリカル演奏が中々荘厳に展開され、トライアングルなインタープレイ傾向もわりかし強い、耽美的な中にも緊迫感漂う何げにメリハリにも富んだ道程の中で、リール(ds)のパーカッシヴなアタックの内側からアジな歌心をしっかり覗かせる機動ワザや、スティーフ(b)のヘヴィー・グルーヴィーにして雄弁かつテイスティーなこれまた旋律センス秀逸の立ち回り、もバッチリ美味しい存在感&コクっぽさを随所に発揮し、これに大いに刺激を受ける恰好で、一座の花形ダール(p)の、リキみを解いた自然体の悠々たる息遣いのもと繰り出される、自ずと結構ストイックに制御され、なおかつドラマティックに構成されたアドリブ妙技が、練達度も高い実に鮮やかな冴えを見せて魅惑的だ。

→現代北欧ロマン派ならではの仄かに内省感を孕んだ妖しい翳りをよぎらせつつの憂愁描写や、スカンジナヴィアン・フォーク・テイストを全開させての雅趣深く物悲しい独自の「民謡ジャズ」的情景の創出、そしてまた、スタンダードに臨んでは伝統的なアメリカン小唄の瀟洒感覚とエヴァンス直系の動的リリシズムの細かい融合で新味を打ち出し、更には、キース・ジャレットやラーシュ・ヤンソン辺りにも通じるマイルド&リズミックな牧歌的節回しにも生鮮なる煌めきを見せたりと、その、十二分に研ぎ澄まされ磨き抜かれたデリケートな至芸があくまで余裕をもって軽やかに絶好調ぶりを呈していて、全く見事。

01. My Song (Keith Jarrett)
02. Høstdansen (Riel, Stief, Dahl)
03. Moon River (Henry Mancini)
04. Den Milde Dag Er Lys Og Lang (Carl Nielsen)
05. The Poet (Carsten Dahl)
06. Vem Kan Segla Forutan Vind (Trad.)
07. My Funny Valentine (Richard Rodgers)
08. Stella By Starlight (Victor Young)
09. Giant Steps (John Coltrane)
10. Jag Vet En Dejlig Rosa (Trad.)
11. Drømte Mig En Drøm (Trad.)

Carsten Dahl (piano)
Bo Stief (bass)
Alex Riel (drums)

2021年6月8日&9日 録音

レーベル:Storyville

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デジパック仕様CD

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STORYVILLE

デンマークの大御所ドラマー、アレックス・リール抒情的な王道ピアノトリオ作品。

★常に好奇心旺盛で、新しい挑戦を続けるアレックス・リール。ヨーロッパにおけるモダン・ドラミングの重要なイノベーターである。1965 年のデビューアルバムでは、いち早く「フリー」のソロを録音。ビートグループ Savage Rose の創設メンバーであり、ビル・エヴァンス、ベン・ウェブスター、デクスター・ゴードンとの共演や、モニカ・ゼッターランドのメンバーとしても活躍。ここ20 年間では、エンリコ・ピエラヌンツィ、ケニー・ワーナー、マッズ・ヴィンディングなどと共演している。

★本作では、アレックス・リールが 2 人の音楽的な「遊び仲間」をメンバーに迎え制作。リエル同様、60 年代にモンマルトルでプロとしてのキャリアをスタートさせた世代に属する伝説のベーシスト、ボ・スティーフ 。ヨーロッパで最も革新的なピアノ奏者の一人であるカーステン・ダール。絶妙なバランス感覚でお互いの演奏を引き立て合うことのできるピアノトリオとなった。

★収録 11 曲は実に多様。キース・ジャレットの名曲「My Song」、詩的な演奏をするリールにダールが捧げた「Poet」、伝説のピアニスト、ヤン・ヨハンソンを彷彿とさせるメランコリックなスウェーデン民謡や、ジョン・コルトレーンをはじめとする4つのアメリカのジャズ・スタンダード曲など。特にジョン・コルトレーンの「ジャイアント・ステップス」は、パワフルなオリジナル・バージョンとは対照的に、叙情的なバラードとなっていて、聴き比べてみるのも一興である。(新譜案内より)
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