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小粋で洒脱な渋〜いバップ唄的テイストと繊細マイルドな耽美性やロマンティシズムがナチュラルに融け合う、さすが熟練の抒情派ピアノ至芸! CD ALAN BROADBENT TRIO アラン・ブロードベント / TRIO IN MOTION [SCD 2188]

販売価格: 2,180円(税込)

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★円熟にして依然フレッシュ・チャレンジングな快進撃を続ける正統派(かつ抒情派)モダン・ピアノの最高実力者の一人、=ヴェテラン重鎮:アラン・ブロードベント(1947年ニュージーランドのオークランド生まれ、1966年渡米)の、本盤は、好評だった前作:「New York Notes」と同じ顔ぶれ(ハーヴィー・S-b&ビリー・ミンツ-ds)のトリオによる、場所も同じNYのブロードベントの自宅内スタジオ(RVS Studio)で録られた好調編。

★キレがよくてクッキリ明晰な骨太い輪郭を呈し、また非常に端正でもある石を転がすような堅牢タッチのピアノが、バップ・ピアノ特有の硬質で角張った力学性や殺陣(の型)っぽさそして濃い陰影、伝統的なブルースに由来した粋で渋い吟醸味、マイルドで親しみやすくハートウォーミングな歌謡性、更には、エヴァンスの流れを汲んだ独特のスタイリッシュな耽美性やロマンティシズム、加えて時としてはクール・ジャズ・タイプのハード&スクエアーな苦味走った幾何学性、といった要素をあくまで作為なげに自然体で融合した、ダイナミックにしてメロディックな機動力抜群の人情肌プレイをハキハキ・キビキビと敏活に紡いで、明快旨口かつ含蓄深い華を余裕で成している。
★ベース&ドラムの確固とツボを心得た手堅くも芸の細かいセンシティヴなサポートも、実に美味しくてノリノリな魅力をバッチリ煌かせた、全編リリカル・バップ系ピアノ・トリオの鑑とも云うべき誠心こもった真っ当演奏の連続で大いに愉しませる、さすがの熟成充実内容。

★瀟洒で機智ある歌心表現と力強く歯切れよい骨芯の据わった安定律動的スイング感の醸成、に潔くポイントを絞り込んだ、ごく平易で何の変哲もなく取っ付きやすい、それでいて巧まず行間余情に富む全き直球型の抒情的ハード・バピッシュ快演、が嬉々として和気あいあいそうにテキパキ展開され、衒いや虚飾・無駄を徹底して排したようでもある簡潔明瞭な道程が続く中で、ブロードベント(p)の、昔ながらのアメリカン小唄らしいイキで洒脱な風情と、エヴァンス・ライクな洗練された躍動型の哀愁浪漫的趣、とをちょっと燻し銀っぽいバップ・イディオム&ブルース・イディオムを活かしながらシブ清々しく活写してゆく、溌剌としていながらリキみの抜けた、ナチュラルに流れに身を任せる感じの半ば達観したが如きアドリブ技が、どこまでも悠々と滑脱に、風流に冴え渡って素晴らしい。

→ある時は精悍凛然と硬派な生粋バッパーになりきり、ある時は一音一音・一節一節にきめ細やかなニュアンスを込めてエレガントに憂愁的情景を映し出し、またある時は趣味よくシャレた小粋でイナセな唄の世界を軽やかに描出する、しかも終始一貫して決して肩肘は張らない、内から自然と湧き出てくる無欲恬淡なフレーズを大切にした風な、ちょっと諦念めいた語り口の妙は絶品で、そうした、十二分に熟練されながら「さりげなさ」「あっさり感」を伴い、後には何とも得難い幽玄雅趣が控えめに残る、という鳴音のあり様はまさしく唯一無二で文句なしに白眉。

01. Wonder Why
02. I Hear You
03. Lennie's Pennies
04. Struttin' With Some Barbecue
05. Late Lament
06. Relaxin' At Camarillo
07. One Morning In May
08. I Love You
09. Lady Bird
10. Like Sonny
11. The Hymn
12. Moonstones

Alan Broadbent (piano)
Harvie S (acoustic bass)
Billy Mintz (drums)

RVS Studio(Alan BroadbentのNYの自宅にあるプライヴェート・スタジオ)録音
2020年アメリカ作品

レーベル:Savant

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CD



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SAVANT

★気の合ったトリオが繰り広げるジャズ・スタンダード集。
これぞピアノ・トリオの神髄、アラン・ブロードベントの最新作!

■前作「ニューヨーク・ノート」(SCD-2166) と同様、アラン・ブロードベントの NYの自宅にあるプライベートスタジオで録音された音源。バークリー音楽大学時代からの友人であるベーシストのハービー・S と、LA 時代にプレイをしていたドラマーのビリー・ミンツと気心の知れあった同年代の3人がリラックスした中にも緊張感のある演奏を展開している。

■1947年生まれ、ニュージーランド、オークランド出身のアラン・ブロードベント。ディスカヴァリー・レーベル等からピアノ・トリオ作品等を続々と発売し、日本でも人気のピアニストである。

■収録曲はブロードベントのオリジナル2曲を含む全12曲。レニー・トリスターノ、ポール・デスモンド、ジョン・コルトレーン、チャーリー・パーカー等、選曲の妙味が光る。まさにブロードベント節が満載である。トミー・フラナガン・トリオ「オーバーシーズ」での演奏で有名なチャーリー・パーカーの“Relaxin’ at Camarillo”はフラナガン・トリオとの聴き比べも楽しい。

■エンジニアも前作同様ハービー・S が務め、まさにブロードベントの音を知り尽くしたサウンドに仕上がっている。オーソドックスなプレイスタイルを好むピアノ・トリオ・ファンに特にお勧めしたい作品です。
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