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伝統に則ったバピッシュ・グルーヴィーでメロウ・ムーディーなセンスよき卓抜抒情派プレイが瑞々しく冴え渡るソロ・ギター会心打! CD ANDY BROWN アンディー・ブラウン / ALONE TIME アローン・タイム 〜 ギターとの対話 [MZCS 1418]

販売価格: 2,520円(税込)

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★シンシナティ→ニューヨークでの活動を経て、2004年にはシカゴに本拠を落ち着け、以来同地のライヴ・シーンで精力的に活躍、人気女性歌手:ペトラ・ヴァン・ナウスの相方として卓抜なプレイを聴かせていた他、String DamperやDelmarkからアジなリーダー・アルバムを発表して好評を得てきた、モダン・ギターの類稀な実力者:アンディー・ブラウン(1975年ニューヨークシティ生まれ)の、今回はソロ・ギターによる一編。

★きめ濃やかでシャープな張りがあり、また潤いや清涼感にも富んだ折り目正しい美味トーンのギターが、基本はチャーリー・クリスチャン〜バーニー・ケッセルの系譜上にあり、時折タル・ファーロウ辺りの影もチラつく正統的バップ・スタイルを根幹としながら、並行して、軽妙小粋な唄センスや寛ぎ色、更には現代感覚溢れる耽美的ロマンティシズム傾向、また一部ではブラジリアン・ボッサ調のサウダージ・テイスト、といった要素も加味して、流麗滑脱に歩を進めるあくまでメロディック&グルーヴィーなセンスよき抒情派プレイ、を紡いで、何とも小気味よくアジな華を悠々成した快演内容。

★歌心とスイング感を何より大切にした、アメリカン瀟洒筋バップ・ギターの伝統にしっかりと深く根を下ろすごく親しみやすい、そしてスイスイ波に乗るような軽やかなノリのよさも満点の、幾分かメロウな和み感〜リラクゼーションを底流させつつのイキで小洒落たラウンジ・ムード漂う明快娯楽指向の行き方が、優しくも溌剌と陽気に、かつマイルド・テンダーに(加えてちょっぴりクールに)テンポよく続き、力強いドライヴ感とキャッチーな歌謡フィーリングに確固と貫かれたその何げに練達なる語り口は、聴く者を程好く豪快に活き活きノセてくれ、同時にホッと温かに憩わせてもくれる余情豊かな魅力に溢れており、ひたすら居心地よくて全く見事。

→肩肘張らない自然体調子で徹底してオーソドックス、徹底して定番王道な旨口節をテキパキと簡潔に、余裕と節度をもって軽々紡ぎながら、巧まずして風流な余韻も仄かに残してゆく、という、そうした、昔気質の渋い吟醸味と今日的な瑞々しく若々しい清新さとが(作為なしに)極めてナチュラルに融和した鳴音のあり様は、聴いていて決してそれと意識させない磨き抜かれた精緻なハイ・テクニックにもバッチリ裏打ちされて、「これぞ洒脱の権化」とも云える得難い煌きを見せており、実に素敵だ。

01. ルック・フォー・ザ・シルヴァー・ライニング
02. ビリンバウ
03. 愛のテーマ from ブレード・ランナー
04. ソフト・ウインズ
05. ザ・ジプシー
06. リトル・ホワイト・ライズ
07. イフ
08. ザ・ラヴァーン・ウォーク
09. ロリポップス・アンド・ローゼズ
10. ブルー・サンバ
11. ザ・ベスト・シング・フォー・ユー
12. ぼくが知ってるあのこと
13. 果てしない愛
14. わが故郷のサンバ
15. ベレヴィル

Andy Brown アンディー・ブラウン (solo guitar)

2020年シカゴ録音

*使用ギター:Gibson Tal Farlow model 1965

レーベル:Muzak

在庫有り
国内制作 見開き紙ジャケット仕様CD

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MUZAK

★シカゴから届いたジャジーでクワイエットなソロ・ギター!

★チャーミングな歌声でヴォーカル・ファンの心を掴んだ知性派美人シンガー、ペトラ・ヴァン・ナウスのアルバムでその卓越したプレイが高く評価された技巧派ギタリスト、アンディー・ブラウン。彼が一本のギターに全てを注ぎ込んだ待望のソロ・アルバム。驚異的なテクニックを持ちながらもソフトでインティメイトなサウンドは一人で過ごす夜に静かに寄り添う・・・。

★「このアルバムはソロ・アルバムだけれど、ブラウンは、この形態にこだわりがあるようだ。普段のライブでもソロのステージがあるし、また、ナウスとのアルバムにも、ギター・ソロのトラックがあえて収録されている。そして、何よりもこの演奏を耳にすると、彼がソロでやりたいこと、ソロ演奏の楽しさのようなものが、しっかり伝わってくるのだ。たとえば、そのギターの音色。ギブソンのタル・ファーロウ・モデルを使っているとのことだが、ギターに素人の私でも、この繊細で温かな音は、ファーロウに似せたいというより、弦の選択などいろんな工夫を経て、自分の世界を作っていると分かる。さらに言えば、これらの演奏は、単にスタンダードの楽しさを共有するといったファン志向のアルバムではなく、むしろ、プロとして長い活動歴の間に修得した様々な技法から音楽観のようなものまでつめこまれたソロ・ギターのこだわりの集大成と言ってもいいように思う。むろん、これはBGMのように気楽に聴いてもいい。いやむしろ、そんな風に楽しむべき音楽だろう。けれど、ふと耳に飛び込む美しい音色や驚きのハーモニーやリズムの展開を辿っていくと、あらためてジャズ演奏の奥の深さに気づかされる。そして、だからこそ、この複雑だがどこまでも心地よいこの世界に繰り返し浸れるのだと思う。」青木和富(ライナーより)

★アンディー・ブラウンAndy Brown:
1975年ニューヨーク生まれ、学生時代からプロとして活躍し20年以上の経歴を持つ。、カル・コリンズ、ケニー・プール等に影響を受けたメインストリーム・ジャズのギタリスト。現在拠点としているシカゴへ来てから17年、それ以前は2年程ニューヨーク、その前、11年間は、シンシナティで活躍していた。当初は、ブルース系のギタリストだったが、ウエス・モンゴメリーを聴いてジャズに興味を持ちジャズ・ギターへと転向して行く。シカゴをベースにソロ・ギター、自分のトリオ、カルテット、ペトラ・ヴァン・ナウスをはじめ多くの歌手の伴奏、ハリー・アレン、ケン・ペプロウキー、ホド・オブラエン、ハワード・オールデン等との共演などで活躍、バーブラ・ストレイサンドの伴奏のカルテットの一員として演奏したこともある。リーダー・アルバムとしては「Trio and Solo」「Direct Call」「Soloist」などがある。1,500曲以上のレパートリーを持っている。彼がYoutubeにあげたシカゴの「ウイスキー・ラウンジ」でのソロ・ギター・コンサートの映像は、260万回以上の再生回数がありアメリカに次ぎ、かなりの部分が日本からだという。
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