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豪快で雄々しくおおらかな大吟醸テナー・ブロウがシブ清々しい絶好調ぶりを見せた熟練の会心打編! CD GEORGE COLEMAN ジョージ・コールマン / THE QUARTET [SSR 1906]

販売価格: 2,180円(税込)

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★レイ・チャールズやB.B.キングらのサイドを経て1956年にシカゴへ移り、ジーン・アモンズやジョニー・グリフィン、ジミー・スミスらと共演、マックス・ローチのクインテットに加わりニューヨークへ進出して、スライド・ハンプトン、ロン・カーター、ジミー・コブ、ワイルド・ビル・デイヴィスらともコラボ、1963年から翌64年にかけて在籍したマイルス・デイヴィス・クインテットで一躍名を上げ、以降も、ライオネル・ハンプトン、チェット・ベイカー、クラーク・テリー、ホレス・シルヴァー、エルヴィン・ジョーンズ、シャーリー・スコット、シダー・ウォルトン、チャールズ・ミンガス、アーマッド・ジャマル等々、共演ネットワークを強力に拡充しつつ長らく主流派路線一筋に精進を重ねてきた、ハード・バップ・テナーの生ける伝説:ジョージ・コールマン(1935年テネシー州メンフィス生まれ)。

★好評盤:「A Master Speaks」に続くSmoke Sessions第2作となる今盤は、メンフィス時代のスクールメイトでもあったハロルド・メイバーン、以下の強力リズムを伴ったカルテットによる好編。

★逞しくタイトな隆々さと幾分かユルいソフトネスや粘着感とが渾然一体化した、何とも味のあるトーンのテナーが、ドライヴ感満点のダイナミック&パワフルな、それでいて気負いなげな自然体の悠々さをも呈しつつの躍動的スクリュー・ウェイヴ風ブロウ、を朗々と轟かせて雄々しくもおおらかにコク旨な華を成し、一方、終始キリッと引き締まったソリッドな鋭角的立ち働きで精悍に抑え役を担うピアノの活躍も、テナーとは好対照を成しながら凛々しく余情豊かに魅力を揮った、全編に渡り「大きくスイングし大きく歌う」正々堂々真っ向勝負の邁進ぶりで、スカッと昂揚させてくれる壮快内容。

★徹頭徹尾メロディアス&スインギーでブルース色も濃い、全き正攻法の直球ハード・バップ大会、が溌剌調子で豪快に展開され、和気あいあいの楽しげな親密ムードや温かな人情味っぽさが絶えない道程の中、結構キレ味シャープで敏捷な機動ぶりにより的確にグルーヴ&スリルを醸成する、リズム隊の実にプロフェッショナルなサポートもきららかに際立ち、これに上手く刺激されつつ、コールマン(ts)の、いい意味でわりかしマイペースのレイジーさ〜レイドバック感も垣間見せながらの、ごくナチュラルで悠然とした、さりげなくスケールもデカい開放感ある歌い泳ぎっぷりがバッチリ芳醇に冴え渡ってゴキゲンだ。

→バップやモードの定番イディオムに則って、しかし肩の力は抜いて自由滑脱に伸び伸びと壮大なる渦巻きor大波を描いてゆく風な、さすが貫祿と余裕ある豪放なメロディック咆哮が、ひたすら雄渾でハートウォーミングそしてパッショネートに絶好調の輝きを放っていて文句なし。加えてメイバーン(p)の、ある時はモーダル・アグレッシヴ、ある時は小粋でファンキーな、メリハリの利いた劇的助演も見事にツボにハマッていて(グループ全体への活性剤効果をも果たしている)卓抜。

1. Paul's Call (George Coleman) 6:27
2. I Wish You Love (Léo Chauliac / Charles Trenet & Albert Beach) 6:05
3. Prelude To A Kiss (Duke Ellington / Ned Washington) 8:25
4. Lollipops And Roses (Tony Velona) 6:17
5. East 9th Street Blues (George Coleman) 12:05
6. When I Fall In Love (Victor Young / Edward Heyman) 10:59
7. Along Came Betty (Bennie Golson) 5:54
8. You've Changed (Carl Fischer/ Bill Carey) 10:16
9. Triste (Antônio Carlos Jobim) 6:57

George Coleman (tenor saxophone)
Harold Mabern (piano)
John Webber (bass)
Joe Farnsworth (drums)

2019年5月20日ニューヨークシティのSear Sound Studio C録音

レーベル:Smoke Sessions

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デジパック仕様CD

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SMOKE SESSIONS

★ジャズ・レジェンド、テナー奏者、ジョージ・コールマンのワンホーン作品が登場!! ハロルド・メイバーン・トリオの最強のサポートを得ての「The Quartet」ハードバップ/メインストリーム・ファン、ワンホーン・ファンにお勧めの一枚!

■Smoke Sessions Recordsから、ジャズ・レジェンドのテナー奏者、ジョージ・コールマンのワンホーンカルテットによる最新作が登場。リーダー作としては 2016 年に同レーベルから発売された「A Master Speaks」(SSR 1603)以来二作目になる。

■1935年テネシー州、ミシガンの出身、60年代中頃にハービー・ハンコック等とマイルスのグループに所属し『セブン・ステップス・トゥ・ヘブン』 、『イン・ヨーロッパ』、『マイ・ファニー・バレンタイン』、『フォア&モア』のアルバムに参加した。コルトレーンの後釜、またコールマンの後はウェイン・ショーターだったため強烈な印象は少ないもののモーダルなサウンドで人気を得た。その後もマックス・ローチ、エルヴィン・ジョーンズ、チャールス・ミンガス、シダー・ウォルトン、B.B. キング等と共演を重ね、最近ではニューヨークのジャズクラブ「Smoke」を拠点にライブ活動、レコーディングにも参加している。

■本作は 2019年5月に収録されたスタジオ録音。ピアノにはコールマンと同年代のハロルド・メイバーンが参加、ベースにジョン・ウェバー、ドラムスには売れっ子白人ドラマーのジョー・ファンズワースを起用したワンホーンカルテットである。このリズム・セクションはコールマンを師と仰ぐ人気テナー奏者のエリック・アレキサンダーが長年活動してきた最強のトリオで、まさにコールマンとは気心の知れあったメンバーでもあります。アルバムタイトルの「The Quartet」からもわかるようにこの4人の固い絆が感じとれます。

■収録曲は全9曲。ジャズクラブ「Smoke」のオーナー、Paul Stache に捧げたコールマンのオリジナル曲“Paul’s Call”からスタート。シャンソン歌手、シャルル・トレネ(Charles Trenet)の美しいラブソング“ I Wish You Love”、メイバーンのソロ途中に“Take The A Train”のフレーズが顔を出すエリントンの“Prelude to a Kiss”、ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラスの演奏でもお馴染みの“Lollipops and Roses”、アート・ブレーキー「モーニン」に収録されているベニー・ゴルソン作の“Along Came Betty”、カール・フィッシャー作の珠玉のバラード演奏“You’ve Changed”、最終トラックにはアントニオ・カルロス・ジョビンの“Triste”等々。バラエティにとんだ選曲が素晴らしく全編を通じて全く飽きさせないアルバムである。

■録音は2019年5月、ニューヨークのシェア・サウンドにて。ジャケット写真は同レーベルのジャケット写真を数多く撮影しているJimmy Katz氏。ハードバップ・ファン、メインストリーム・ファン、ワンホーン・ファン、スタンダード曲ファンにお勧めの一枚である。(新譜案内より)

Recorded May 20, 2019 at Sear Sound Studio C in New York City on a Sear-Avalon Custom Console.
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