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ホーム日本のジャズ (JAZZ IN JAPAN)CD 池田 篤 ATSUSHI IKEDA, 細川 正彦 MASAHIKO HOSOKAWA / INTERLUDE インターリュード
商品詳細
★先頃のソロ・ライヴ作も素晴らしかった、多方面で精力的に活躍するアルト奏者:池田篤(1963年横浜生まれ)と、現在福岡と熊本を行き来しながら活動中のピアニスト:細川正彦(1962年-2022年)、とが10数年ぶりに顔を合わせたというデュオ・アルバム。2004年12月熊本録音。

★背筋の伸びた清新な緊張とウォーム&インティメイトな優しいリラクゼーションの並立する、息も合った表情多彩で奥行き豊かな対話が瑞々しく詩的エモーションを表した好内容である。

★リズムやテンポに適宜変化がつけられながら、繊細な抒情的アプローチを主軸とした滑らかで小気味のいい、そして凛々しげな道程が形成されてゆき、as者の、バップやブルースの基本イディオムを活用して渋い旨味や正統的グルーヴ感を醸成しつつ、並行して飄々と遊泳するような脱力気味のクール&スムースな淡彩美的フレーズも頻出させて文脈にメリハリをつけてゆく、といった中々勢いのある闊達な舞い躍り様と、p者の緩急・柔剛を巧みに使い分けながらマイルド&ロマンティックな(アクティヴ・)バラード・コンセプトの耽美的プレイにとりわけ深い妙味を発揮する安定感充分のよく練られた立ち働き、とがコントラスト(&チームワーク)も絶妙に各々そのエッセンスを凝縮したような美味しい見せ場を飾っている。

★概ね、ノーマルな「楽曲」らしい演奏を聴かせるトラック群(バラードやバピッシュ・スインギー調など)では、音に無駄のない緻密な構成意匠とメロディー感覚の豊潤さ(肥沃な歌心)でハートフルに和ませ、一方、アブストラクトな即興性や実験色の濃いフリー・フォーム(或いは辛口クール・ジャズ風)のトンガった熱演(各々のソロ即興曲もある)も刺客の如く度々現れてスリリング&アグレッシヴに意表を衝いてくる、という、結構強気で起伏に富んだ、しかしトータル的には爽涼なリリカル・ムードの余韻が残る劇的流れに仕上げられた、中身の濃い良質作品。

1. Fingers In The Wind (R. Kirk)
2. Wee Free (A. Ikeda)
3. Interlude 1 (M. Hosokawa)
4. On Green Dolphin Street (B. Kaper)
5. Interlude 2 (A. Ikeda)
6. Ofrance (A. Ikeda)
7. As Solo (A. Ikeda)
8. Piano Solo (M. Hosokawa)
9. Blue Zoo (A. Ikeda)
10.Interlude 3 (M. Hosokawa)
11. You Only Know What I Know (A. Ikeda)

池田 篤 (alto saxophone)
細川正彦 (piano)

2004年12月 録音

在庫有り
CD

CD 池田 篤 ATSUSHI IKEDA, 細川 正彦 MASAHIKO HOSOKAWA / INTERLUDE インターリュード[CMS 1001]

販売価格: 2,500円(税込)
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