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ホーム紙ジャケットCDCD DAVID VIRELLES TRIO ダヴィ・ビレージェス / OBLIVION オブリビオン
商品詳細
★キューバ生まれのピアニスト、ダヴィ・ビレージェスの名を初めて知ったのは今から4,5年前、カナダの国際的ベーシスト、ニール・スウェインソンからだった。スウェインソンはトロントで数回ビレージェスと共演経験があり、才気溢れるビレージェスのプレイにとても感動したそうだ。また人間的にも礼儀正しく、優しい人柄を褒めちぎっていた。スウェインソンはまたニューヨーク在住のロシア出身のピアニスト、ミーシャ・ピアトゴウスキーの名も口にしていたが、何しろビレージェスがバップ音楽に強い関心を示し、バド・パウエル、モンクの大信奉者、との言葉がバップ音楽オタクの私を強く印象づけたのだった。またスウェインソンの「大手レーベル、ブルーノートがビレージェスに関心を寄せており、近いうちに録音するかも知れない」との言葉が「これは早速アプローチをしなければ、、、」との気持ちに駆り立てられたのだと思う。

●当時ビレージェスの連絡窓口になっていたのはカナダの女性サックス奏者のジェーン・バネットだったので、何回かバネットにメールを送ったのだが一向に連絡が取れずに困っていたところ、昨年(2006年)ヒョンな事からビレージェス本人と連絡がとれ、偶然ラッパーのテレ・マリーのグループで来日することも知った。吉祥寺のホテルで会ったビレージェスは話に聞いた通りの好青年で、早速録音の選曲に話題に話が移りそこで驚いた。バド・パウエルの曲を中心に、ということでパウエルの曲をお互いに上げていくうちに、「パウエル命」の私も知らぬ曲がビレージェスの口から飛び出したからだ。アメリカ本国でもバップ直伝の演奏をする人が少なくなった今、このキューバ出身の若いピアニストから、パウエル、モンクの余りなじみの無い曲名がすらすら出てきたのは、バップ発祥以来65年という長い年月がアメリカ本国から遠く離れたキューバだからこそ今でも脈々と息づいていたのかもしれない。

●さてここで演奏されているのはそのパウエルの代表作やモンク、そしてケニー・ドーハムの曲、コール・ポーターのスタンダード、そしてビレージェスがキューバ人としてのアイデンティティーを示すキューバの二曲でいずれもフレッシュな感性で聴く者を魅了する。ビレージェスのスタイルには、パウエル、モンクといった巨人の影響を中心に、彼の師でもあったバリー・ハリスやアンドルー・ヒルの影も見られるようだが、パウエルのレパートリーなどを注意深く聴くと、とりわけハーモニーの面で、単にノスタルジアに終わらぬ「今」を感じとることができる。

●ところで共演者のベーシスト、デヴォン・ヘンダーソンはカナダにおけるビレージェスのレギュラー・ベーシストでありまたドラマー、フランシスコ・メラ(正確にはメジャと発音するそうだ)は現在ケニー・バロン
トリオのレギュラーでメリハリの利いたドラミングが心地よい。

★本作品はバップのレパートリーを中心にした硬派な一作で素晴らしいが、唯一つ私にとって心残りは、当初予定されていたパウエルの隠れた名曲「ファンタジー・イン・ブルー」が録音されなかった事である。
(上不三雄氏のプロデューサーズ・ノーツより)

1.Tempus Fugit
2.The Fruit
3.Hongina
4.Hullucinations
5.Introspection
6.Oblivion
7.Novia Mia
8.La Mescha
9.Off Minor
10.From This Moment On

David Virelles(p)
Devon Henderson(b)
Francisco Mela(ds)

2007年7月カナダ-トロント録音

在庫有り
厚紙Wジャケット仕様

CD DAVID VIRELLES TRIO ダヴィ・ビレージェス / OBLIVION オブリビオン[MMEX 121]

販売価格: 2,700円 (税込)
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