ジャズのCD,LPをご紹介します。メジャーからマイナー、自主制作盤までジャズのCD,LPをお届け致します。



catfishrecordsをフォローしましょう

ホーム | LP > 輸入重量盤LPコンテンポラリー・フォーキー・ブルージーな吟遊牧歌的リリカル・プレイがフレッシュ・ロマネスクに冴え渡るアメリカーナ詩情派ギターの未来形 180g重量盤LP JULIAN LAGE ジュリアン・ラージ / THE LAYERS ザ・レイヤーズ
商品詳細
今日のジャズ・ギター界を代表する人気個性派ギタリスト:ジュリアン・レイジ(ラージ)(1987年米カリフォルニア州サンタローザ生まれ)の、本盤は、数年来率いているホルヘ・ローダー(b)&デイヴ・キング(ds)との鉄壁レギュラー・トリオに大御所ビル・フリゼール(g)も加わっての最新EP作品。潤いや旨味を豊富に含んだ、厚み&張りのあるエレキ・ギターのメロウ・テンダーな哀愁節や、よりクリーンで爽涼かつシャープネス溢れるアコースティック・ギターの微妙にフォーキーなところもある憂きロマンティシズム表現、といったメロディー並びに和声の美しさを大切にする抒情指向プレイが瑞々しくも幽玄深き華を成し、ベース&ドラムの安定律動性とちょっと不思議な浮遊感覚を並行体現するきめの細かいサポートもニュアンス十二分に魅力を揮った、全体を通じ牧歌的でありメディテイティヴでもある独自の桃源郷っぽい音世界に心地よくもフレッシュ・スリリングに浸らせてくれる、ワン&オンリーの高密度内容。歌心やロマネスクな詩情を先ずは何より重んじての、バラードもしくはフォーク・ソング的な趣の漂うリリカル演奏が繊細に展開され、本作にも参加しているB・フリゼール辺りの作風とはまた一味違った切り口でアメリカの原風景を映し出してゆく感じの、穏やかかつおおらかな吟遊詩人風・旅唄風の行き方がゆったりと、しかしその中に鋭いサスペンスも孕みつつ進む中で、トータルとしては所謂ハード・バップ系モダン・ジャズとは無縁のコンテンポラリーな音景色が形作られる道程にあって、一人懸命にバピッシュな吟醸感を顕示するローダー(b)や、丸みとキレを併せ持った中々変幻自在のリズム刻みで半ばパルスっぽくグルーヴを醸成するキング(ds)、らの機動的バックアップにしっかり支えられ、また触発されて、レイジ(g)やフリゼール(g)の伸びやかでいてバッチリ小回りも利いたアドリブ活躍が鮮度抜群に冴え渡って爽快だ。レイジ(g)の、今日流フォーク・ジャズ路線の一典型たる、まろやかさとニガみ、或いは明澄さと翳りを渾然一体化させながら紀行詩を綴ってゆくかのような、落ち着いた調子のセンシティヴなメランコリー漂う節回しが悠然としていつつも簡潔に、そして余情豊かに清新なる妙味を揮っていて卓抜で、大方はクール&シャープなちょっとアンビエントっぽくもあるアップデートされたフォーキー・ブルージー・フレージングに唯一無二の本領を見せるも、一部ではバップ的でこそないものの当世型メインストリーム・ジャズ・ギターの正統スタイルに寄った仄暗いビタースウィート・プレイにテイスティー・グルーヴィーな「味」を示したりと、その何げに表情多彩で懐深い弾鳴のあり様は殊の外おいしく説得力も絶大。一方フリゼール(g)の、花形主役の座はレイジに譲って自身はその盛り立て役に徹しているが如く振る舞うがしかし、随所で妖しい暗躍めいた鋭くカラフルな煌めきを、彩色をつけて見せる辺りの自由滑脱なそうした遊撃ぶりもさすが熟練の蠱惑力。

Side A:
1. Everything Helps
Julian Lage (electric guitar)
Bill Frisell (electric guitar)
Jorge Roeder (acoustic bass)
Dave King (drums)

2. Double Southpaw
Julian Lage (acoustic guitar)
Jorge Roeder (acoustic bass)

3. Missing Voices
Julian Lage (electric guitar)
Bill Frisell (electric guitar)
Jorge Roeder (acoustic bass)
Dave King (drums)

Side B:
1. This World
Julian Lage (acoustic guitar)
Bill Frisell (acoustic guitar)

2. Mantra
Julian Lage (electric guitar)
Bill Frisell (electric guitar)
Jorge Roeder (acoustic bass)
Dave King (drums)

3. The Layers
Julian Lage (acoustic guitar)
Bill Frisell (acoustic guitar)
Jorge Roeder (acoustic bass)
Dave King (drums) 

Julian Lage ジュリアン・ラージ (electric guitar on A-1, A-3, B-2) (acoustic guitar on A-2, B-1, B-3)
Bill Frisell ビル・フリゼール (electric guitar on A-1, A-3, B-2) (acoustic guitar on B-1, B-3)
Jorge Roeder ホルヘ・ローダー (acoustic bass except B-1)
Dave King デイヴ・キング (drums except A-2, B-1)

2023年アメリカ作品

レーベル:Blue Note

在庫有り
180g重量盤LP


コンテンポラリー・フォーキー・ブルージーな吟遊牧歌的リリカル・プレイがフレッシュ・ロマネスクに冴え渡るアメリカーナ詩情派ギターの未来形 180g重量盤LP JULIAN LAGE ジュリアン・ラージ / THE LAYERS ザ・レイヤーズ[BLUENOTE 486 6913]

販売価格: 3,850円(税込)
数量:
商品情報
(画像をクリックすると大きく見られます)
BLUE NOTE

★現代ジャズを代表するギタリストの1人、ジュリアン・ラージ。ゲイリー・バートンやチャールス・ロイドなど多くのジャズ・レジェンドと共演し、ニューヨーク・タイムズからも「天賦の才」と称賛を受ける彼による、ブルーノートから2枚目のリリースとなった傑作アルバム『ヴュー・ウィズ・ア・ルーム』(2022)に続く新作EP『ザ・レイヤーズ』が登場!

■本作は前作『ヴュー・ウィズ・ア・ルーム』と同じセッションでレコーディングされた。いわばアルバムの続編とも言うべき作品で、6曲のオリジナル曲を収録している。前作に続きベーシストはホルヘ・ローダー、ドラマーはデイヴ・キングのトリオで、今回もビル・フリゼールが5曲でゲスト参加。これまでもデュオ・コンサートやジョン・ゾーンが考案したプロジェクトなど、さまざまな文脈で共演してきた2人だが、今回の作品では新たなオーケストレーションの可能性を探っているような必聴のコンビネーションを披露している。また、本作ではアコースティック・ギターが多用されている点にも注目だ。

■本作について、ジュリアンは「この作品は、アルバム『ヴュー・ウィズ・ア・ルーム』の前日譚のようなものだね。ビルとのデュオ、ホルヘとのデュオ、より広がりのある楽曲、デイヴとホルヘの素晴らしいリズムとオーケストレーションのセンスなど、前作の試金石となる音楽の種をすべて含んでいるんだ。『ヴュー・ウィズ・ア・ルーム』は、僕たちがスタジオで探求することに興奮したこれらの音楽的な特質が包括的に表現されているし、『ザ・レイヤーズ』はアンサンブルと制作チームのさまざまな関係性が表れていると思う」とコメントしている。(メーカーインフォ)

プロデュース:マーガレット・グラスピー
レコーディング&ミックス:マーク・グッデル
マスタリング:ランディ・メリル
produced by Margaret Glaspy
Recorded and Mixed by Mark Goodell
Additional Producton by Armand Hirsch
Mastered by RAndyMerrill at Sterling Sound in Edgewater,NJ
(画像をクリックすると大きく見られます)