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ホーム2022年11月REVIEW軽妙洒脱で優しくハートウォーミングな自然体のリリカル・ヴォーカルとコクのあるアーシー・バピッシュな旨口インストが和やかに融け合う瑞々しい快適世界 CD CAITY GYORGY ケイティ・ジョージ / FEATURING フィーチャリング
商品詳細
★先頃の日本デビュー盤「Portrait Of〜」も好評だった、トロントやモントリオールのシーンで活動するカナダの女性歌手(&ソングライター):ケイティ・ジョージのニュー・アルバム。

★編成的には、ピアノ・トリオを軸に曲によって次々と代わる代わるゲスト陣が加わってくる体制で、ジョージのヴォーカルとゲスト・プレイヤーのコンビネーション並びにリレー・バトルを肝とした趣向(各ゲストのキャラが立って上手く興が散らされた色彩感豊かな進行構成)。

★澄んだ爽涼感と仄かな潤いを湛えたトーン高め・線はやや細めのクリーン・ヴォイスが、しなやかな伸び&張りを示しながら軽妙洒脱に詩的ロマンティシズムやブルースの旨味を歯切れよく体現してゆく、リリカルでいてしっかりグルーヴィーな中々骨芯の据わった演唱を溌溂と紡いで、清々しく粋な華を成し、スマート&ソリッドなピアノや吟醸ソウル溢れる管楽器陣ら、インスト・サイドの真っ向勝負なハード・バピッシュ活躍も頼もしく芳醇なる魅力を際立たせた、トータルとしてはダイナミックな力強いスウィンギンさの中にも趣味よきリラクゼーションを絶やさない行き方が続いて、小気味よくもハートウォーミングに和ませてくれる快適内容。

★インティメイトな温もり感や寛ぎと、イキのいい敏活なスイング感、が自然に合わさった、「ラウンジで一服休憩気分」のテンポよく滑脱な道程が展開してゆき、伝統的バップ・イディオム・プレイを頑として貫くスクエアーなフォックスパッパス(p)以下リズム隊のツボを心得た芸達者サポート、にガッチリ支えられながら、ジョージのヴォーカルやゲスト達のカラフルな奮戦が瀟洒で美味さ十二分の充実した見せ場を飾って爽快だ。

★ジョージ(vo)の、先ずは何より歌詞とメロディーを大切にして、しっとりと優しく語りかけてくるような端正な自然体調子の抒情派スタイルを変らず根幹とし、あくまでその延長線上で転回アクセントとしてスキャット〜ハミング系統の技も的確に盛り込んでゆくという、巧まずしておのずとブルース・フィーリングに長け、いかなる場面でも一定の気品や節度そしてウィットっぽさを失わない、何げにメリハリも利いたどこまでも流麗で涼やかなその歌声が瑞々しくも風流に本領を発揮していて卓抜で、また、ファンキー・バピッシュなバルタ(as)、アーシー&エモーショナルなジェンセン(as)、ピリッと凛々しいポグリン(tp)、クーリッシュ・ブルージーなグールド(g)、武骨でソウルフルなドゥボウィック(ts)、クール・ソフトなオー(as)、タフ&ダイナミックなラバーベラ(ts)、重厚で結構泥臭くダウン・トゥ・アースなターダーストール(ts)、陰影濃く肉太感に満ちたマクドナルド(cl)、威勢よくイナセげなコズナルスキー(as)など、演奏面にも忘れ難い超旨口の名場面が目白押しで道筋は極めて高密度な仕上がり。

01. アイ・フィール・フーリッシュ feat. ダニエル・バルタ(as)
02. カヴァー・アップ feat. クリスティン・ジェンセン(as)
03. 春の如く feat. カイル・ポグリン(tp)
04. スタート・アゲイン feat. ジョセリン・グールド(g)
05. ア・モーメント feat. アリソン・オー(as)
06. ルック・ザ・アザー・ウェイ feat. ルーカス・ドゥボウィック(ts)
07. ミッシング・ユー feat. ジョセリン・グールド(g) (vo & g duo)
08. ティス・オータム feat. パット・ラバーベラ(ts)
09. マイ・カーディオロジスト feat. カイル・ターダーストール(ts)
10. アイデアル feat. ヴァージニア・マクドナルド(cl)
11. アイ・ネヴァー・ニュー feat. ティーミシュ・コズナルスキー(as)
12. フィーリング・イズ・ミューチュアル feat. ローラ・アングラード(vo)
13. 私の名はジョージ feat. クリスティン・ジェンセン(as)&ヴァージニア・マクドナルド(cl)

Caity Gyorgy ケイティ・ジョージ (vocal)
Felix Fox-Pappas フェリックス・フォックスパッパス (piano except 07)
Thomas Hainbuch トーマス・ヘインバック (bass except 07)
Jacob Wutzke ヤコブ・ワツク (drums except 07)

featuring:
Kyle Pogline カイル・ポグリン (trumpet on 03)
Virginia MacDonald ヴァージニア・マクドナルド (clarinet on 10, 13) (※10:probably overdubbed 2 clarinets)
Allison Au アリソン・オー (alto saxophone on 05)
Daniel Barta ダニエル・バルタ (alto saxophone on 01)
Christine Jensen クリスティン・ジェンセン (alto saxophone on 02, 13) (※02:probably overdubbed 2 saxophones)
Tymish Koznarsky ティーミシュ・コズナルスキー (alto saxophone on 11)
Lucas Dubovik ルーカス・ドゥボウィック (tenor saxophone on 06)
Pat LaBarbera パット・ラバーベラ (tenor saxophone on 08)
Kyle Tarder-Stoll カイル・ターダーストール (tenor saxophone on 09)
Jocelyn Gould ジョセリン(ジョスリン?)・グールド (guitar on 04, 07)
Laura Anglade ローラ・アングラード (vocal on 12)

2020年2月15日,2021年1月19日カナダ-トロント録音
解説:(各曲解説)渡部徹(pwm)

レーベル:Muzak(La Reserve Records原盤)

在庫有り
見開き紙ジャケット仕様CD、国内制作CD


軽妙洒脱で優しくハートウォーミングな自然体のリリカル・ヴォーカルとコクのあるアーシー・バピッシュな旨口インストが和やかに融け合う瑞々しい快適世界 CD CAITY GYORGY ケイティ・ジョージ / FEATURING フィーチャリング[MZCF 1454]

販売価格: 2,640円(税込)
数量:
商品情報
MUZAK

★カナディアン・グラミーとも言われるJuno Award2022でジャズ・ヴォーカル・アルバム最優秀賞を受賞!ヴォーカル王国、カナダから登場した話題の新星、ケイティ・ジョージ待望のニュー・アルバム!

★卓越した歌唱力と弾けるスキャット、そしてキュートなルックスでヴォーカル・ファンを魅了したデビュー・アルバム「ポートレイト・オブ・ケイティ・ジョージ」に続くセカンド・アルバムは今秋一番の話題作。カナダの実力派ミュージシャン達を曲ごとにゲストに招きフィーチャーしたケイティ・ジョージのドリーム・プロジェクトにして、新世紀ヴォーカル・アルバムのニュー・スタンダードが完成 !!

★いつものようにinstagramのタイムラインを眺めていると、ある動画に目が止まった。若い女性が部屋の中でジャズの名演に合わせてスキャットしているのだ。彼女のアカウントに並んだ動画一覧を見てさらに驚いた。ソニー・スティット、チャーリー・パーカー、チェット・ベイカー、ジーン・アモンズ、キャノンボール・アダレイ、ケニー・ドーハム…ジャズの巨人たちの名演のアドリブパートをスキャットでなぞる彼女の動画が溢れていたのだ。瑞々しく可憐なスキャットにキュートなルックス。僕はすぐに彼女のことがお気に入りになった。

★このアルバムのコンセプトは、新しいジャズ・スタンダードを生み出すことだという。カナダの若き女性ジャズ・ヴォーカリストが作詞/作曲/編曲した楽曲を、カナダの優れたジャズミュージシャンを『featuring』して演奏したアルバム。参加ミュージシャンはデビュー当時からほとんど変わっていない。フェリックス・フォックスパッパス(ピアノ)、トーマス・ヘインバック(ベース)、ヤコブ・ワツク(ドラム)を主要メンバーとして、各曲にゲスト的な立場でミュージシャンが加わる形でレコーディングが進められた。

★収録曲は全13曲中、11曲がケイティ自身のオリジナルで、残り2曲がスタンダード・ナンバー。前作『Portrait Of Caity Gyorgy』では、全13曲中8曲がオリジナル曲だったことを考えても、本作のオリジナル曲への並々ならぬ意気込みが感じられる。そう、彼女のチャレンジは、新しいジャズ・スタンダードを生み出すことなのだ。・・・渡部徹
(画像をクリックすると大きく見られます)
La Reserve Records原盤