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ホーム2022年3月REVIEWダイナミック・スウィンギンでスケールのドデカいホーン・アンサンブルと、ワイルド&アグレッシヴに切迫感をもって激しく咆哮するサックスのソロが強靭鮮烈に交錯!壮快痛快!!! 2枚組CD CHRISTOPHE DAL SASSO BIG BAND クリストフ・ダル・サッソ / JOHN COLTRANE'S AFRICA / BRASS REVISITED
商品詳細
★以前Nocturneよりの諸作が注目を集めていたこともあった、フランスの中堅フルート奏者にして優れたアレンジャー&ビッグ・バンド・コンダクター:クリストフ・ダル・サッソ(1968年生まれ)の、本盤は、ダヴィ・エル=マルク(ts)やジェラルダン・ローラン(as)らのスタープレイヤー達もソロイストとして大きくフィーチュアされる精鋭揃いのビッグ・バンドを率いて、ジョン・コルトレーン唯一のビッグ・バンド作品である「Africa/Brass」をリブートした2枚組の力作ライヴ・アルバム。

★重厚で跳躍的バウンド感に溢れたパーカッションやドラムの雄々しく力強い轟鳴!に猛然とプッシュされながら、フロントに立つサックスのアグレッシヴでワイルドな燃えに燃える大咆哮、並びにカラフルで重層的かつ適度に荒削りなところのある分厚いホーン・アンサンブルの雄叫びめいた吹鳴、がひたすらハイ・テンションに奥行き深くも喧騒感をもって熱く響き渡り、問答無用の凄味と迫真力もたぎらせて聴く者を豪快モーレツに昂揚させまくる、清々しいまでの突き抜けた完全燃焼内容。

★熱血で猛々しいスピリチュアリティと押せ押せの圧倒的スウィンギン・ダイナミズムに貫かれた、前のめりの威勢と重圧力を駆って荒々しく突撃する硬派剛健なるモーダル熱演が屈強に、武骨に展開され、コルトレーン的スピリチュアル・ジャズの大編成化っぽい趣を基調としつつ、モダン・ビッグ・バンドの正統らしいクールでスマートな整った風合いや真っ当なハード・バップの王道を行く粋渋テイスト、なども適所に盛り込まれるメリハリ充分の中々ドラマティックな道程の中で、しっかり意匠の凝らされた色彩感&表情変化に富むアンサンブル鳴動に頼もしく突き上げられ、煽られて、堂々見せ場を飾るソロイスト達の悔いを残さず腰を据えて伸び伸びと燃え盛るアドリブ奮戦が、殊の外雄渾でエキサイティング、しかも旨味もこってりの実に鮮やかな豊饒地帯を創出して、全く壮快だ。

★ダヴィ・エル=マルク(ts)の、コルトレーンやブレッカーの流れをストレートに汲み野獣の如く大暴れする鬼の切迫感に支配された吠え叫びっぷりが、とりわけただならぬ気魄でバンド全体の質実な士気を強力に高めていて傑出しており、またジェラルダン・ローラン(as)の、荒れ狂う激しさの中にもイキなブルージー・テイストを堅持したハード・ドライヴィング・ブロウもばっちり芳醇、ばっちりグルーヴィーで好インパクト。
★加えてトマ・サヴィ(bs)のヘヴィーウェイトでパンチの利いたブットい砲撃的攻勢や、ソフィー・アルール(ts)のモード系ハード・バップ・テナーの本道を突き進むハードボイルドなビタースウィート吹奏、辺りも忘れ難い妙味。

Disc 1:
1. Tunji (feat. David El-Malek)
2. Greensleeves (feat. Sophie Alour)
3. Blues Minor (feat. Géraldine Laurent)
4. Africa (feat. David El-Malek)

Disc 2:
1. Liberia (feat. Géraldine Laurent)
2. You Don't Know What Love Is (feat. Sophie Alour)
3. Song Of The Underground Railroad (feat. David El-Malek)
4. Naima (feat. David El-Malek)

Christophe Dal Sasso (direction, arrangement, flûte)
Julien Alour (trumpet, flugelhorn)
Quentin Ghomari (trumpet, flugelhorn)
Jerry Edwards (trombone)
Daniel Zimmermann (trombone)
Dominique Mandin (alto saxophone, flûte)
Géraldine Laurent (alto saxophone)
Sophie Alour (ténor saxophone, clarinet, flûte)
David El-Malek (ténor saxophone)
Thomas Savy (baritone saxophone, bass clarinet)
Pierre de Bethmann (piano)
Manuel Marchès (double bass)
Karl Jannuska (drums)
Andy Bérlad Catelo (tambour gwo-ka)

2020年9月11,12日フランス-パリのGrande Halle(festival Jazz à La Villette)でのライヴ録音

レーベル:Jazz&People

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します

2枚組CD


ダイナミック・スウィンギンでスケールのドデカいホーン・アンサンブルと、ワイルド&アグレッシヴに切迫感をもって激しく咆哮するサックスのソロが強靭鮮烈に交錯!壮快痛快!!! 2枚組CD CHRISTOPHE DAL SASSO BIG BAND クリストフ・ダル・サッソ / JOHN COLTRANE'S AFRICA / BRASS REVISITED[JP2CD 21005]

販売価格: 2,480円(税込)
数量:
商品情報
JAZZ & PEOPLE

★フランスのベテラン作編曲家/フルート奏者、クリストフ・ダル・サッソ
コルトレーン唯一のビッグバンドレパートリーを演奏。

★2020年の Victoires du Jazz で「Group of the year」に選ばれたフランスのベテラン作編曲家 /フルート奏者、クリストフ・ダル・サッソと彼のビッグバンドが、パリの Jazz à La Villetteフェスティバルのステージで初披露したジョン・コルトレーン「Africa/Brass」のレパートリーをスタジオ録音にて収録。

★クリストフ・ダル・サッソはフランスで最も優れた編曲者の一人。批評家に賞賛された 4 枚のディスクを制作した後、ベルモンド兄弟のオーケストラ作品の多くに参加。また、サックス奏者のデヴィッド・リーブマンとのアルバム「Exploration」(2006 年)では、アンサンブル・アンテルコンタンポランが演奏した曲のオーケストレーションを担当。

★1961年、ジョン・コルトレーンはインパルス・レーベルに初のディスクを録音したが、その際に署名したのが「Africa / Brass」。このディスクは、彼がビッグバンドで録音した唯一のものであり、豊かなディスコグラフィーの中でもかなりユニーク。コルトレーンは、主に金管楽器で構成されたオーケストラを率いて、ブルース、フォークロア、スピリチュアル、奴隷制度に関連した歌などを素材に、エリック・ドルフィーの編曲による一連の曲を演奏した。これらの曲は、ルーツであるアフリカに言及し、さらにはアフリカ系アメリカ人の経験全体を反映している。

★それから約半世紀、フランスで最も才能のあるアレンジャーの一人として認められたクリストフ・ダル・サッソは、この象徴的なレパートリーに立ち返った。太鼓で増強されたビッグバンドの先頭に立って、ジョン・コルトレーンが自身の音楽の中心に刻んだ人類愛という精神を忠実に再現している。(新譜案内より)