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ホーム2021年7月REVIEW妖しく刺激的なフューチャー・ファンクの様式と豪快武骨でハード・ドライヴィングな旨口テナー・ブロウが鮮麗に嚙み合った新感覚現代ジャズ会心打! CD CHRIS POTTER CIRCUITS TRIO クリス・ポッター / SUNRISE REPRISE
商品詳細
★お馴染み、進取性に富んだオールラウンドにして突出個性派な今日流テナーサックス(マルチ・リード)の無双の達人=大人気スター:クリス・ポッター(1971年イリノイ州シカゴ生まれ)の、これは、好評だった2019年発表(2017年録音)の一作:「Circuits」(英Edition)の続編にあたる、先作と同様ジェイムズ・フランシーズ(p,key)&エリック・ハーランド(ds)との変則トリオによる快調編=自作曲集。

★ちょっとアンビエントっぽくもありファンク・テイストもチラつく電子的キーボード弾鳴が、不思議な夢幻世界を形作るが如く空間に広がってゆく中で、キュッと引き締まりつつ肉厚なヴォリューム感や深いコクをも呈したテナーがダイナミック・ブルージーにイナセさみなぎる吟醸ブロウをイキイキ轟かせて、中々スカッと壮快に華を成し、一方、ある時はファンクやテクノの色合い濃くシャープ&スピーディーかつ精確にビートを刻み、ある時は浮遊感渦巻くスペイシーなインタープレイ型のサスペンス空間創出にゆったり粛々といそしむドラムや、怪しいスリラー感覚とパンキッシュなファンク・グルーヴ性を微細に交錯させるキーボード、らの立ち働きもカラフル&フレッシュ・ミステリアスにピリッとしたスパイス効果と圧倒的ノリを齎して無双の魅力を際立たせた、全体を通じフューチャー・ファンク・タイプの妖しい先進テイストと主役テナーの結構オーソドックスで昔気質なところもあるハード・バピッシュ・プレイの旨口傾向、のしっくりした融け合いにより大いにテイスティー・グルーヴィーに愉しませてくれる会心打内容。

★トータルなスタイルは未来派ファンク調の生々しいスリル溢れるリズミカル・アクション体質のものだが、その中で吹き放たれるポッターのテナー鳴動(→あくまでテナーがメインである)は、しっかりと伝統に深く根ざしたバップやブルースの本質〜エッセンスを十二分に含む、一吹き一吹きが実に力強く旨味をたっぷり湛えた確固としてブレのない趣となっており、そうした、サイバー・トリッキーな幻想的トリップ感や刺激的グルーヴ色と、ドッシリ構えたわりかし武骨で極太いハード・ドライヴィングなテナーの轟き、とが思いの外相性よく掛け合わされた道程展開は全く快調そのもので、適度に入り組んではいるものの決して難解さに陥ることのない流れのあり様は、誠に爽やかで鮮麗この上なし。

★作編曲面=譜面の上では手の込んだ尖鋭的意匠〜研ぎ澄まされた頭脳性を遺憾なくフルに発揮しながら、反面、即興演奏においてはあくまでシンプル・ストレートな豪快さ漲った驀進ぶりに終始する(しかもどこか飄々とした余裕すら漂う)ポッターの、潔く切り換えのアザやかなその佇まいが最高にイカしている。

1. Sunrise And Joshua Trees
2. Southbound
3. Serpentine
4. The Peanut (ts & p+key duo)
5. Nowhere, Now Here / Sunrise Reprise
※music composed by Chris Potter

Chris Potter (tenor saxophone, soprano saxophone, clarinet, flute, sampler, keyboard)
James Francies (piano, keyboard)
Eric Harland (drums except 4)

2020年9月19日ニューヨークシティのGSI Studios録音

レーベル:Edition

在庫切れ
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三つ折り紙ジャケット仕様CD


妖しく刺激的なフューチャー・ファンクの様式と豪快武骨でハード・ドライヴィングな旨口テナー・ブロウが鮮麗に嚙み合った新感覚現代ジャズ会心打! CD CHRIS POTTER CIRCUITS TRIO クリス・ポッター / SUNRISE REPRISE[EDIT11712]

販売価格: 2,300円(税込)
数量:
商品情報
EDITION

録音 :Recorded by Josh Giunta at GSI Studios 19th September 2020