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ホーム2021年5月REVIEW豪快武骨でブルージー・スウィンギンなスカッと爽やかに胸のすくサックス・トリオとピアノ・トリオの2本立て男気エンタテインメント編!!! CD BPM TRIO / AUDI ALTERAM PARTEM
商品詳細
★デイヴ・ヤング(b)との双頭カルテットや企画ユニット:Bridge Quartet、更にはキャロル・ウェルスマンやダイアナ・パントンのバック、等々で傑出したプレイを聴かせてきたカナダの多忙なマルチ(本作ではテナーのみ)・サックス奏者兼ピアニスト:フィル・ドゥワイヤー(1965年カナダ-ブリティッシュ・コロンビア州ダンカン生まれ)を中心に、その息子であるベーシスト:ベン・ドゥワイヤー、並びに大学の准教授でもある敏腕ドラマー:マーク・アダム、の3人で結成されたカナディアン・トリオの初アルバム=ライヴ編。

★ハード・ドライヴ感満点でアグレッシヴ&エモーショナルそしてブルージーなゴツいテナー咆哮が猛々しく炸裂して雄渾の華を成し、少々荒っぽく苛烈にゲリラティック遊撃をカマしてくるドラム&ベースの中々の暴れぶりも堂々たる拮抗を見せる、硬派サックス・トリオの王道を行く熱演が見られたかと思えば、ピアノ・トリオに転じてのこれまたゴツゴツした岩石タッチでアーシー&ファンキーに分厚く躍り歌う、或いは伝統的バップ・イディオムに則ってソリッド&スクエアーに律儀一徹な殺陣の型っぽい硬質アクションを繰り出すピアノを中心に、豪快剛健でダイナミックこの上なしの生粋バップ大会が決め込まれてイナセかつ渋〜い盛り上がりを見せたりと、ひたすらガッツみなぎった歯切れのいい、そしてエンターテイニングな迷いなき驀進の連続でスカッと昂揚させてくれる、理屈抜きの痛快内容。

★サックス編ではロリンズやジョーヘン、時にはコルトレーンの影もチラつかせながらどこまでも武骨に大きく歌い、大きくスイングするタフでマッチョなテナーの吠えっぷり燃えっぷりが清々しい、男臭さも満点なハード・ドライヴィング路線の究極が磊落に示され、ピアノ編では骨太く角張ったタッチのピアノが、純バップ語法を根幹としながら軽妙瀟洒できらびやかな甘美さやロマンティシズムをも加味した、徹頭徹尾メロディアスな直球プレイに終始して雄々しくも小粋に座を賑わせる、という、どこを切っても親しみやすく取っ付きやすい娯楽活劇指向のおおらか敢闘の連続!、となっており、主役を担うフィル・ドゥワイヤーの単純明快で旨味たっぷりのド真っ当奮戦が一貫して晴々朗々と冴え渡っている他、情魂味もこってりに温かく歌うベースや、エキサイトしてくると結構過激でヴァイオレントな野獣の如き怒涛攻勢も見せるドラム、らの活躍にもしっかりスポットが当てられて、色彩メリハリも十二分に最後まで清新気分のまま一気に、ゴキゲンにイカせてくれる。
★フィル・ドゥワイヤーの、逞しき猛烈強靭パワーが問答無用に爆発していながら、懐深そうで包容力にも富んだ「ハートウォーミングなタフガイ」然たるその音キャラが何より魅力的で好感度大。

1. Summer Night
2. Bright Mississippi
3. Just Open Your Heart
4. Airegin
5. Misty
6. My Melancholy Baby
7. Narcolypso

Phil Dwyer (tenor saxophone on 1,4,6,7) (piano on 2,3,5)
Ben Dwyer (bass)
Mark Adam (drums)

2016年9月18日カナダ-ニューブランズウィック州モンクトンのAberdeen Cultural Center(#2のみ2016年9月16日カナダ-ニューブランズウィック州サックヴィルのBrunton Auditorium)でのライヴ録音

レーベル:Chronograph

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します

見開き紙ジャケット仕様CD



豪快武骨でブルージー・スウィンギンなスカッと爽やかに胸のすくサックス・トリオとピアノ・トリオの2本立て男気エンタテインメント編!!! CD BPM TRIO / AUDI ALTERAM PARTEM[PWCR090]

販売価格: 2,000円(税込)
数量:
商品情報
CHRONOGRAPH RECORDS