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ホーム2021年5月REVIEW威勢よくダイナミック・スピーディー&ファンキー・ソウルフルに歌いまくるイナセでやんちゃな旨口アルト・ブロウ益々絶好調!天下無敵!!! CD VINCENT HERRING ヴィンセント・ハーリング / PREACHING TO THE CHOIR プリーチング・トゥ・ザ・クワイア
商品詳細
★先だっては自身、不運にして新型コロナに感染し、ほどなく回復するも後遺症の関節痛に悩まされているという、人気黒人アルトサックス名手:ヴィンセント・ハーリング(1964年米ケンタッキー州ホプキンズヴィル生まれ)の、今作は、サイラス・チェスナット(p)のフィーチュアされたワンホーン・カルテットによる、その後遺症と闘いながら吹き込まれた渾身の一編。

★ファンキー&モーダルな、コロコロと石を転がすような粋さ格別の吟醸的ピアノ弾奏に導かれて、キュッと引き締まった精悍にして旨味たっぷりなトーンのアルトが、イナセなアーシー・ソウルフル節、アグレッシヴなモーダル・スピリチュアル攻勢、スピーディーに威勢よく躍動するバップ・イディオム奏法、を的確に活用しつつメリハリの利いた歌心も満点のドラマティックかつエンターテイニングな活劇ストーリー調の流れを溌溂と形作って、カラッとした晴れやかで爽快な華を悠々堂々と成した会心打内容。

★親しみやすく取っ付きやすい歌謡性と粋渋な漆黒のブルース・テイスト、激震しつつしっかり安定律動するノリにノッた賑々しいスイング感、にバッチリ貫かれ、奔放烈々アクションの迫真性〜生々しいスリルや闘争感覚も十全に備わった、「これぞハード・バップ!」たる勇み肌の娯楽的エモーショナル熱演、が嬉々軒昂に展開され、開放感あるスカッと壮快な風抜けのいい驀進コースの中で、リズム隊のすばしっこく時にけたたましく爆裂的にパンチ・キックをカマしてくるアタッキングなサポートにビシビシ刺激され、煽られながら、ハーリング(as)の、腰を据えていささかのブレもなく真っ向勝負に徹しきった、少々やんちゃに暴れ回り飛び跳ね回るようであり、それでいて構成に破綻はなく中々懐深くてスケールも雄大なアドリブ奮戦が、只事でない圧倒的イキのよさをもって生鮮度抜群に冴え渡っており、全く見事。

→キャノンボールの流れを汲んだファンキーでダウン・トゥ・アースな、軽やかに跳ね躍りながら朗々と唄う元気よすぎ(!?)のメロディック・アクション=「ブルージー・バピッシュ道のド真ん中」たるイケイケ・ソウル節、を最得意の根幹としてそこかしこで頻発炸裂させ聴く者を粋なグルーヴ空間に気持ちよくハマらせ、よりスピード感を増し音数も殖やした急速調のアグレッシヴな全力疾走時にあっては、コルトレーンやパーカーの影をチラつかせた猛爆的・絨毯爆撃的ダイナミズム大攻勢をワイルドにキメて波瀾万丈に興奮させてもくれる、という、しかも全体を通じさりげなく鍛え抜かれ磨き上げられた精妙巧緻なハイテクニックと一聴自然体そうな作劇的ストーリーテリングとでもって、リアル・スリリングでいてこの上なく鮮麗な颯爽たる文脈にキッチリ仕上げて見せる、その巧まずしてさすが熟練した美味しさ溢れる正々堂々の語り口は卓抜だ。

★ハード&スクエアーな筆致で抑え役に回りながら度々エキサイトして暴走もするチェスナット(p)の縦横無尽の活躍も光る。

01. Dudli's Dilemma (Vincent Herring) 6:00
02. Old Devil Moon (Burton Lane / Yip Harburg) 7:47
03. Ojos de Rojo (Cedar Walton) 6:53
04. Hello (Lionel Richie) 5:56
05. Fried Pies (Wes Montgomery) 7:37
06. Minor Swing (Cyrus Chestnut) 6:03
07. In A Sentimental Mood (Duke Ellington) 6:26
08. Preaching To The Choir (Vincent Herring) 5:02
09. Granted (Joe Henderson) 6:36
10. You Are The Sunshine Of My Life (Stevie Wonder) 7:32

Vincent Herring (alto saxophone)
Cyrus Chestnut (piano)
Yasushi Nakamura (bass)
Johnathan Blake (drums)

2020年7月31日,8月1日,11月20日&21日ニューヨークシティのジャズクラブ:Smokeでの録音(無観客)

レーベル:Smoke Sessions

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CD


威勢よくダイナミック・スピーディー&ファンキー・ソウルフルに歌いまくるイナセでやんちゃな旨口アルト・ブロウ益々絶好調!天下無敵!!! CD VINCENT HERRING ヴィンセント・ハーリング / PREACHING TO THE CHOIR プリーチング・トゥ・ザ・クワイア

販売価格: 2,180円~2,520円(税込)
オプションにより価格が変わる場合もあります。
仕様:
数量:
商品情報
SMOKE SESSIONS

先が見えない不安感の中、自身も予期せぬ困難に見舞わた
ビンセント・ハーリングのポジティブ・メッセージ。
「皆が分かっていることだけど、愛と希望を持って未来に進もうよ」
サイラス・ティエスナット等が参加したご機嫌なワンホーンアルバム!

■Smoke Sessions Recordsから、人気アルト奏者、ビンセント・ハーリングのワンホーン最新作が登場。ピアノにサイラス・チェスナット等が参加し、同レーベルからは5作目のリーダーアルバムになる。

■ 2020 年秋、ビンセント自身がコロナに感染し、ひどい関節痛の後遺症と闘いながら、体力的にも精神的にも先行きの見えない状況の中で録音された作品。「先行きは不安だけど、愛と希望を持って未来へ進もうよ。多くの人がコロナに感染したり、亡くなったりしている。誰もがこの困難のことをわかっているけれど、僕はそのことを音楽を通じて表現したいんだ!」とビンセントは語る。何事でもポジティブ思考のビンセントの精神力の強さには驚きを隠せない。

■ピアノは百戦錬磨のサイラス・チェスナット (Cyrus Chestnut)、ビンセントの教え子でもあり長年 NY で活躍中の日本人ベーシスト、中村恭士 (Yasushi Nakamura)、絶好調ドラマーのジョナサン・ブレイク (Johnathan Blake) という最強のリズム隊がビンセントを支えている。ビンセントの最近のリーダー作だが、ゲストミュージシャンが参加したアルバムが多く、彼の得意とする純粋なワンホーン作品は久々である。キャノンボールを彷彿とさせる力強いプレイをじっくりと堪能できる。

■収録曲は全 10 曲。タイトル曲「Preaching to the Choir」、親しい友人でもあるスイス人ドラマーJoris Dudli に捧げた「Dudli’s Dilemma 」の 2 曲はビンセントのオリジナル曲。ベニー・ゴルソンの「Killer Joe」を思わせるイントロからスタートする「Old Devil Moon」、シダー・ウォルトン、ウエス・モンゴメリー、エリントン等のジャズマンオリジナルも収録、全曲で魅せるプレイは圧巻である。サイラス・チェスナットの繊細でお洒落なピアノプレイが随所で光る。

■録音は 2020 年 6,8,11 月にジャズクラブが閉鎖された NY のパンデミック状況の中、無観客のジャズ・クラブ「Smoke」にて収録された。11月のライブはストリーミングで全世界にライブ配信された。

■日本盤にはダウン・ビート誌やジャズタイムズ誌で活躍中のジャズジャーナリスト Ted Panken 氏によるビンセント・ハーリングとのインタビュー形式の解説(完全翻訳)が付属する。(メーカーインフォ)

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