ジャズのCD,LPをご紹介します。メジャーからマイナー、自主制作盤までジャズのCD,LPをお届け致します。



catfishrecordsをフォローしましょう

ホーム2021年5月REVIEWクール・クリーンな透明感と清楚さに溢れたそよ風もしくは白雪の如き真心こもった抒情派歌唱が幽玄深く冴え渡る感動編 CD ERIN BODE & VIKTOR KRAUSS エリン・ボーディー & ヴィクター・クラウス / YOUR SONG VOLUME 1 ユア・ソング Vol.1
商品詳細
★MaxJazzやNative Language、自主レーベルよりの諸作に人気を集めてきた、キャリア20年となるアメリカの女性歌手:エリン・ボーディー(ミネソタ州ウェイサタ=Wayzata生まれ)の最新作にあたる本盤は、前作でも組んでいたベーシストのヴィクター・クラウス(1969年イリノイ州シャンペーン=Champaign生まれ)との連名による、2018年にプライヴェートな形で(ネット上にて)スタートしたプロジェクト:「Your Song」のアルバム化・第1弾。

★インストの編成は、アコースティック・ギターとベースを基軸に、エレキギター、ピアノ、エレピ、ドラムも適所に被ってくる趣向。

★透徹に澄んだ涼やかなそよ風のようであり、白雪を思わせるちょっとスモーキー・ハスキーな風合いもある、トーン高めできめ細かくもしなやかな張りを呈したクリーン・ヴォイスによる、一語一語・一声一声に丹念に真心を込めて優しくも切々と語りかけてくるが如き、メロウ・テンダーかつ凛とした抒情派演唱が、瑞々しくも含蓄豊かに典雅な華を成し、これにピタリと寄り添ってフォーキー・ブルージーに旨口の奥行きを形作るギター、を中心としたインストの濃やかなサポートも、これまた何ともテイスティー・グルーヴィーにコクのある魅力を際立たせた、全編生鮮度抜群にしてホッと一息つける安心感一杯の快適内容。

★インティメイトな和み感や壮麗でいて居心地のいいサロン・ムードと、ピンと背筋の伸びた精悍さ・毅然さ、が上手い按配で融和した、寛いでいながらナチュラルな緊張感ある滑脱で小気味のいい行き方が続き、演奏サイドの色彩感豊かでハートウォーミングな、微妙に素朴さも感じさせる手作り感覚のツボを心得たバックアップにテンダーに支えられつつ、ボーディー(vo)の、肩肘張らぬもキリッとした意気や折り目正しさを備える、衒いのない自然体の筆致の中に実に丁寧でひたむきな丹誠のこもった、穏やかで真摯な歌い回しがクール・マイルド&ちょいナイーヴに冴え渡って、誠に感動的だ。

→白人系抒情派ジャズ・ヴォーカルの伝統にしっかりと深く根を下ろす一方で、現代版SSW派らしい爽やかなフォーク系ポップス的テイストももう一つの根幹を成し、その歌声一つ一つには濃密に精魂・情感が詰まっていながらどこかしら恬淡に宙を飄遊する、浮遊するかのような趣もあって、そういった要素が声音そのものの冷涼さや透明感とも相まって、結構サラリ(&スッキリ)とした肌合いに仕上がり、後には何とも云えぬ幽玄雅趣めいたアジな余韻が残る、という、切実そうでいて軽みも絶やさないそうした歌唱のあり様はこの上なく風流(そしてそこはかとなく儚げ)で説得力も絶大。

1 ハッピー・トゥゲザー ※サンドラから夫ヴァージル70歳の誕生日に
Happy Together [from Sandra to Virgil]
(Garry Bonner & Alan Gordon)
 *エリン・ボーディー(vo)、ヴィクター・クラウス(b, g, perc)

2 ザ・ムーン・イズ・アワーズ・トゥナイト ※ボブからシェリルへ
The Moon Is Ours Tonight [from Bob to Cheryl]
(Bob Hellrung/Erin Bode & Viktor Krauss)
 *エリン・ボーディー(vo, back vo)、ヴィクター・クラウス(b, ac.g, el.g,el.p)、ジョーダン・パールソン (ds)

3 イン・マイ・ライフ ※ピーターからリンダへ結婚記念日に
In My Life [from Peter to Linda] (John Lennon & Paul McCartney)
 *エリン・ボーディー(vo, back vo)、ヴィクター・クラウス(b, g, p, perc)

4 ビー・ヒア・ナウ ※ベンからメラニーへ結婚式の想い出に
Be Here Now [from Ben to Melanie] (Mason Jennings)
 *エリン・ボーディー(vo)、ヴィクター・クラウス(el.b, g)

5 アイ・ニュー ※ブライアンからスーへ結婚30周年のサプライズに
I Knew [from Brian to Sue] (Erin Bode & Viktor Krauss)
 *エリン・ボーディー(vo, back vo)、ヴィクター・クラウス(b, g, p, synth, perc)

6 ザ・グレイ・レディ ※エドからローナ・ジェーンに
The Grey Lady [from Ed to Lorna Jane] (Ed Broms)
 *エリン・ボーディー(vo)、エド・ブロムス(p)、ヴィクター・クラウス(b, synth, perc)

7 セイヴ・ザ・ベスト・フォー・ラスト
※ショーンからヘザーにハイスクール時代からの想い出として
Save the Best for Last [from Sean to Heather]
(Phil Galdston, Wendy Waldman & Jon Lind)
 *エリン・ボーディー(vo)、ヴィクター・クラウス(b, ac.g, el.g, p, el.p, Pump organ)

8 スライド ※コリンが失った家庭を振り返って
Slide (Colin Flynn)
 *エリン・ボーディー(vo)、ヴィクター・クラウス(b, nylon.g, el.g, p, el.p, perc)

9 マイ・ハート・イズ・オール・アイ・ハヴ
※ビルから難病を発症した彼の母に
My Heart is All I Have [from Bill for his mother] (Bill Reker)
 *エリン・ボーディー(vo)、ヴィクター・クラウス(b, resonator g)

10 ララバイ・フォー・ジャヤ ※娘のジャヤヘ
Lullaby for Jaya (Meghana Karnik-Henry/Erin Bode)
 *エリン・ボーディー(vo, back vo)、ヴィクター・クラウス(b, g, p, celeste, perc)

11 ビコーズ・オブ・ユー feat.デヴィッド・サンボーン
※難病を患うジムから家族、友人、コミュニティーへ
Because of You [from Jim to his community]
(Erin Bode & Viktor Krauss)
 *エリン・ボーディー(vo, back vo)、ヴィクター・クラウス(el.b, el.g, el.p, synth, perc)、デヴィッド・サンボーン(as)

12 愛しき人よ
You Just Can’t Smile it Away [from PreventEd to those in recovery and the people who support them] (Bill Withers)
 *エリン・ボーディー(vo)、ヴィクター・クラウス(el.b, el.g)

2017年〜2021年 ナッシュヴィル スプリット・ウィンドウ・スタジオ録音
解説:早田 和音

*プロデュース:エリン・ボーディー&ヴィクター・クラウス

レーベル:Core Port

在庫有り
国内盤CD

クール・クリーンな透明感と清楚さに溢れたそよ風もしくは白雪の如き真心こもった抒情派歌唱が幽玄深く冴え渡る感動編 CD ERIN BODE & VIKTOR KRAUSS エリン・ボーディー & ヴィクター・クラウス / YOUR SONG VOLUME 1 ユア・ソング Vol.1[RPOZ 10067]

販売価格: 2,630円(税込)
数量:
商品情報
CORE PORT

★エリン・ボーディー最新作は3年越しのヒューマンなプロジェクト。アメリカで普通に生きる市井の人々のために歌った宝物のような歌たち。

★名作『ヒア・アンド・ナウ』(2017)以来4年ぶり、待望の最新作は2018年からスタートしたプロジェクト「Your Song」のアルバム化。これは自身のサイトで一般ファン向けに募った企画で、それぞれの人たちのプライベートな大切な出来事や、愛する人に向けた気持ち、失ったもの、そんな各個人が抱えるメモリアルな曲を、エリンが本人たちと丁寧に会話を重ねて寄り添い、その個人のために録音したもの。中には応募者本人が愛する人に向けた詞を書き、エリンが曲をつけたものもある。

★当初は依頼人のためだけに録音したものだったが、続けていくうちに人々との交流やその人たちの人生に触れ合うことを通じて、深みを増した作品となりアルバム化が決まったもの。パンデミックにより人との交流形態が変化する中、より深く人々の心の中のものをすくいとっていくような真にハートウォーミングな内容で、個人向けの宝物として作ったものを作品として昇華させたエリンならではのプロジェクト。

★収録曲はビル・ウィザース、レノン&マッカートニー、ヴァネッサ・ウィリアムズ、メイソン・ジェニングス、タートルズといったカヴァーも含まれており、アリソン・クラウスの兄ヴィクター・クラウス(b)とのデュオをメインに、前作『ヒア・アンド・ナウ』で表現したようなエリン流の静謐な世界として再構築している。(メーカー・インフォ)

解説:早田 和音