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ホーム2021年1月REVIEW威勢よくもほのぼのとしたトラディッショナルなストライド色とストレートアヘッド&ハードボイルドな現代流ポスト・バップの風趣がフレッシュ・スリリングに交錯するユニーク編! CD EMMET COHEN エメット・コーエン / FUTURE STRIDE
商品詳細
★2010年録音のBada Beep Music盤「In The Element」でアルバム・デビューを果たし、その後もCellar LiveやMocloudよりのマスターズ・レガシー・シリーズ(ジミー・コブ、ロン・カーター、ベニー・ゴルソン&アルバート・トゥーティー・ヒース、ジョージ・コールマンらの大物達と次々コラボ)で着実に支持層を拡大してきた、アメリカの人気ピアニスト:エメット・コーエンの、今回は、「現代版エメット・コーエン流のストライド・ピアノ」に並々ならぬ拘りを見せたコンセプチュアル編。編成はレギュラー・トリオを軸に、トランペットやテナーサックスのゲスト参入曲もある。

★跳ねよくリズミカルに舞い踊るが如く躍動する軽快敏活にして確たる重みあるドラムの轟鳴や、ウネりを利かせてゆったりとドライヴする肉厚ベースの匍匐或いは遊泳ぶり、に頼もしく導かれながら、歯切れよく鋭角的でありコロコロとよく転がる石ころ風タッチのピアノが、ある時は古典志向スタイルに徹して、ストライド〜ブギウギ〜ラグタイム辺りの色合い濃い陽気で長閑な牧歌的ブルージー・スウィンギン・アクションに嬉々として興じ、またある時は今日型ハード・バップの王道を行くビタースウィートでキビキビした凛然毅然たるキレ味鋭い立ち回りワザ(もしくは繊細でしっとりとした耽美的ロマンティック・バラード・プレイ)を繰り出して、メリハリの利いた中々ドラマティックな見せ場を溌剌と、自在に飾りきった会心打内容。

★概ね、トリオ単独曲ではストライドやブギウギの妙技が活かされたトラッド寄りのオールド・ファッションな様式が基調を成し、ホーン入りになると一転ごくストレートアヘッドな現代ポスト・バップ熱演が展開される、というのが大凡のパターンで、しかしそれ一辺倒には終わらず、トラッド・スイングっぽくスタートしたトラックが途中ソロ・パートが進むにつれ、極めてアップトゥデイトなバピッシュ路線や甘美なリリカル趣向へ推移したり、トリオ・ナンバーでも最初からファンキー系ハード・バップ・タイプの粋で瀟洒な寛ぎバラード大会が悠々貫かれたり、などの転回もあって、道程は何げに予断を許さない、意表を衝くフレッシュなスリルも充分の進行を見せており、大いに瑞々しく愉しめる。

★コーエン(p)の、トラディッショナル黒人ジャズへの愛着・憧れも深そうな素朴でおおらかなストライド(またはブギウギやラグタイム)・スタイルの行き方と、今風のハードボイルドなモード・アクション、加えてレッド・ガーランドやウィントン・ケリーとかにも底通する軽妙洒脱なリラックス・ファンキー小唄的アプローチ、を極めて巧みに、しかしあくまで自然に連繋連動させ交差させてゆくその、エキサイトしてくると少々荒っぽくアクロバティカルな(これでもか!と叩きつけるような)曲芸弾きが炸裂したりもする、そうした大層イキのいい生命力や前のめりの躍進パワーに溢れた音キャラは好感度抜群で、また、硬質なシャープネスみなぎったきめの細かいリリシストぶりを発揮するヒル(tp)や、デカダン・レイジーでビター・テイスティーな翳り深いコク旨ブロウを端正に紡ぐアルダナ(ts)、らの活躍も各々魅力たっぷりに際立っている。

01. Symphonic Raps (sideA1) 3:07
02. Reflections At Dusk (sideA2) 5:11
03. Toast To Lo (sideA3) 6:41
04. Future Stride (sideA4) 5:53
05. Second Time Around (sideB1) 6:27
06. Dardanella (sideB2) 5:24
07. You Already Know (sideB3) 3:30
08. Pitter Panther Patter (sideA5) 2:24
09. My Heart Stood Still (sideB4) 4:56
10. Little Angel (sideB5) 3:37

Emmet Cohen (piano)
Russell Hall (bass)
Kyle Poole (drums except 08)

*special guests:
Marquis Hill (trumpet on 02,03,07,10)
Melissa Aldana (tenor saxophone on 02,03,07)

2021年作品

レーベル:Mack Avenue

在庫有り
三つ折りデジパック仕様CD



威勢よくもほのぼのとしたトラディッショナルなストライド色とストレートアヘッド&ハードボイルドな現代流ポスト・バップの風趣がフレッシュ・スリリングに交錯するユニーク編! CD EMMET COHEN エメット・コーエン / FUTURE STRIDE[MAC 1181]

販売価格: 2,180円 (税込)
数量:
商品情報
MACK AVENUE

クリスチャン・マクブライドの”Tip City”のメンバーとしても活躍中!
2019年アメリカン・ピアニスト・アワーズのウィナーともなったエメット・コーエン
伝統的なスタイルと、現代、未来を繋ぐ飛躍の一作!
トリオを中心にマーキス・ヒル、メリッサ・アルダナもゲストとしてフィーチャー

★現代屈指のピアニスト、エメット・コーエンによる、飛躍のMack Avenue第一弾作品。
★エメットは、2011年セロニアス・モンク・コンペティションでサード・プレイスとなって、脚光を集め、ニューポート、ノース・シー、モンタレイをはじめとした大フェスティヴァルやジャズ・アット・リンカーン・センターなど名クラブで演奏。日本にもクリスチャン・マクブライドの Tip City のメンバーとして、またアリ・ジャクソンのトリオ・メンバーとして好演、話題になった。そして、2019年には、アメリカン・ピアニスト・アワーズのウィナーともなった。

★本作はそんなエメットが、ジャズ(ピアノ)の過去(伝統)と現代をシームレスに繋いだ作品!

★メンバーはRussell Hall、Kyle Pooleという現行のレギュラー・メンバー。タイトルにStrideとあり、オープニングから 1920 年代にサッチモがキャロル・ディッカーソン・オーケストラで録音した楽曲で、軽快かつ、華麗なストライド・ピアノが踊る展開で幕開けする。しかし、本作は、『“Future”Stride』とある通り、一人の現代アーティストの感性を通して未来への眼差しを示している。華やかな往時のハーレムを感じさせるムードと、4 ビート・スウィング、そして、フレッド・ハーシュ〜ブラッド・メルドウが切り拓いた現代流の対位法的なアプローチまでもが渾然一体となったタイトル・トラックほか、1919 年に作曲されたクラシック・ナンバー“Dardanelle”なども、モダンなハーモニーと、エレガントなタッチが印象的だ。一方、Melissa, Aldana, Marquis Hill といった近年に頭角を現したゲストを迎えたナンバーも織り交ぜている。特に、NY での目まぐるしい日常を曲にしたという“You Already Know”は、超高速のテンポにのって双方フロントのソロも勢いに溢れた演奏で、全面的にコンテンポラリーなサウンドを提示。しかし、それらも一連の楽曲と有機的に結合し、流れを生んでいる。

★過去にはロン・カーター、ジミー・コブ、ベニー・ゴルソンといった巨匠を迎えた作品もリリースしてきたエメットが、現在の仲間と自らの表現を磨き、一つの作品に結実させた作品。表面上のスタイルのアップデートによらず、伝統に立脚しながら、現代的であることを示す、ジャズの実りを感じさせてくれます。(新譜案内より)