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ホーム2020年11月REVIEW仄暗く物憂いアンニュイ&メランコリックなビタースウィート味の哀愁浪漫プレイが幽遠に映えるヨーロッパ耽美詩情派ピアノ・トリオの瑞々しき神髄! CD ALBORAN TRIO アルボラン・トリオ / ISLANDS
商品詳細
★ピアニスト:Paolo Paliaga(1961年イタリア-ロンバルディア州ヴァレーゼ=Varese生まれ)をリーダー格として2004年に結成されたこのイタリアのピアノ・トリオ:アルボラン・トリオは、過去ACT Musicから2作品を発表して好評を得ていたが、今回ドラマーがチェンジした新体制による久しぶり(12年余ぶり)のアルバムが自主製作盤として登場。音響エンジニアはステーファノ・アメーリオ。

★端正で美麗な、潤いある、なおかつコツンと角張った硬質さや骨太感も備わったクリアー・タッチのピアノが、きめ細やかでマイルド・ロマンティックな耽美性・抒情性を揺るぎなく堅持してのいかにもヨーロピアンらしいメロディック・プレイ、を流れるが如く紡いで瑞々しく風雅な華を成し、一方、ちょっと妖しく躙り寄るように蠢くベースや縦横無尽に遊撃してくるドラムの、安定律動的スイング感と不思議な浮遊感覚とを自在に並行体現する瞬発力抜群のサポートも、生々しいサスペンスと芯の据わったグルーヴを大いに高めてきららかな魅力を際立たせた、全体を通じ余情豊かで幽遠なるポエティシズム世界に心地よくも清新な緊張感をもってじっくり浸れる快演内容。

★今日の欧州流リリカル派ピアノ・トリオの一典型らしい、仄かな内省傾向・瞑想傾向や幾分かシリアスめの文学性を程好いスパイスとし、奥深い哀愁に満ちた端麗優雅な歌心表現とトライアングルなリアル・インタープレイの迫真スリルを肝とする、陰影にも富んだニュアンス・機微ある詩的メランコリック演奏が滑脱に展開され、スペイシーな遊泳気分のアンニュイ・バラードをメインとするも、パーカッシヴな攻撃性やダイナミズムを全面に押し出した硬質的アクション熱演があったり、物悲しさよりもまろやか&おおらかな牧歌的安堵の念を強めた比較的甘口の優しい行き方もあったりと、断じて一本調子にはならぬメリハリ充分のドラマティックな道程が中々濃密に創出されていて、生鮮味〜フレッシュな昂揚感が途切れることがない。

★そうした中で主役:Paliaga(p)の天性のメロディスト&ロマンティストぶりが全編に渡り遺憾なくフル発揮されており、決して甘すぎないニガみを含んだ物憂げな筆致で、仄暗い心象風景の隅々までを超デリケートに、丹念にスケッチしてゆくかのような、妖艶に翳ったメロウ・グルーミーな浪漫表現にとりわけ傑出した幽玄豊かな本領が示される他、ピアノを打楽器の集合体として扱う感じの徹底してハードな殺陣風の力学大攻勢(弦を直接叩いたりハジいたりとか?)、辺りにも「もう一つの柱」と思える妥協なくシビアに腰の据わった気魄がしっかり感じられたり、曇り空から一転して青い晴れ間が広がってゆくが如きスウィート・テンダーな柔和げフレージングにもブレのない新鮮な妙味があったりと、適度に振り幅を見せたそのアプローチ一つ一つに確かな説得力が認められ、興は何げに多彩だ。奥行き深遠で鳴動各々が実に生々しく鮮明に立ち上がってくる、といった感じの空間に仕上げたS・アメーリオのサウンド・デザイン意匠もさすが秀逸。

01. Les Voix S'En Vont
02. Human
03. Canto Quantico
04. Earth Breath
05. Puerto Natales
06. Multiple Frames
07. In Un Altrove
08. Frug
09. Origine E'La Meta
10. Due Passi Nel Mare
11. Triodiversity
12. Essential Is No Longer Visible
13. Willywaw
14. Arriva Entre Los Picos
*music composed by Paolo Paliaga and published by Siae

Paolo Paliaga (piano)
Dino Contenti (double bass)
Ferdinando Farao (drums)

2020年1月16&17日イタリア-ウーディネ県CavaliccoのArtesuono Recording Studio録音
recorded, mixed and mastered by Stefano Amerio

レーベル:自主製作

在庫有り
三つ折りデジパック仕様CD



仄暗く物憂いアンニュイ&メランコリックなビタースウィート味の哀愁浪漫プレイが幽遠に映えるヨーロッパ耽美詩情派ピアノ・トリオの瑞々しき神髄! CD ALBORAN TRIO アルボラン・トリオ / ISLANDS[ALB 001]

販売価格: 2,580円(税込)
数量:
商品情報
海外自主制作盤

★名門Act Music からも旧作がリリースされ本邦でも話題になったピアノトリオの新作。

★前作とはドラマーだけが変更になったものの、音楽的な基本方針には変わりなく、哀愁を帯びた叙情性と旋律美が魅力の、欧州ジャズファンには注目の秀作。自主制作としては第1弾。(新譜案内より)

Music Composed by Paolo Paliaga and Published by Siae
Recorded,Mixed and Mastered by Stefano Amerio - Artesuono Recording Studio Cavlicco Italy
16 & 17 January 2020

Piano :Fazioli F 278 Grand Piano Mk III
Artwork : Matteo Giuntini
Graphic Design : Michele Rovera