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ホーム2020年8月REVIEWダーク・ビター&ハードボイルドにあくまで人間臭く迫真ダイナミック・ブロウを繰り出す熱血剛健アルトが絶好調の痛快コンテンポラリー・モーダル・アクション世界! CD IMMANUEL WILKINS イマニュエル・ウィルキンス / OMEGA
商品詳細
ジュリアード・スクールに学び、NY主流派シーン第一線で近年メキメキ頭角を現してきている若手黒人アルトサックス奏者:イマニュエル・ウィルキンス(フィラデルフィア郊外のペンシルヴェニア州アッパーダービーで育つ)の、ワンホーン・カルテットによるファースト・アルバム。キュキュッと引き締まった逞しい隆々さと流れるようなまろやかなソフトネス、を併せ持った生命力溢れる精悍トーンのアルトが、苦味走ったハードボイルドな半思索的ダイナミック・アクション・ブロウを、凛然毅然と力強くも仄かな浮遊感を漂わせつつ滑脱に紡いで、勇壮でありちょっとミステリアスでもあるシャープ&ソリッドな華を成し、一方、硬質骨太なストーン・タッチで角張った殺陣的力学プレイをガシガシぶつけてくるピアノ以下、リズム陣の予断を許さないゲリラ奇襲風のアタッキングなサポートも、迫真のスリルとタフなグルーヴを強力に高めて好インパクトを残す、全編を通じアツい猛々しさとヤング・フレッシュな生鮮味に貫かれた敢闘の連続で、スカッと昂揚させてくれる壮快内容。概ね甘さは控えめの硬派軒昂でリアル・スリリングな現代流シリアス筋のモーダル・バピッシュ熱演、がエネルギッシュ&エモーショナルに中々厳然と展開され、リズム・スタイルも多岐に渡った変幻自在・緩急巧みな道程の中で、ウィルキンス(as)の、シビアに張り詰めた表情を基調とするも歌心やブルース・フィーリングにも決して事欠かない、機略縦横で自由闊達なアドリブ奮戦がイナセげに冴え渡って快調だ。→コルトレーン辺りを起点とするアグレッシヴな(音の洪水めいた?)激情肌モード文脈からM-BASEファンク的な妖しいダーク・ビター傾向、更にはECM物みたく宙に浮かんでトグロを巻くような無重力的スペイシー・インタープレイの手法、までを十二分に消化した上で、あくまでコンテンポラリー&アップ・トゥ・デイトに筆を進めてゆくその、バラードでは結構マイルドでおおらかな牧歌センスも垣間見せ、また激しい立ち回りの最中にあっても真剣勝負のハードさ・面持ち険しさと同時に、ちょっとケニー・ギャレットとかにも似た人懐っこい面〜気さくな熱血アンちゃんっぽい趣(或いはまた、今風でチョイとやんちゃな黒人ファンクの匂い=引き締まり型アルト特有の酸っぱみを含んだノリノリのアーシー・ソウルフル・テイスト)を覗かせたりする、という、基本はガチマジのコワモテ・キャラが身上だが巧まずして人間臭さ・人情味を露呈させた硬軟バランスのあり様、真顔の端々から微かに笑みがこぼれる結構イキで勇み肌なそうした個性は、味わい絶妙で説得力も充分。

01. Warriors
02. Ferguson - An American Tradition
03. The Dreamer
04. Mary Turner - An American Tradition
05. Grace And Mercy
06. Part 1. The Key
07. Part 2. Saudade
08. Part 3. Eulogy
09. Part 4. Guarded Heart
10. Omega

Immanuel Wilkins (alto saxophone)
Micah Thomas (piano)
Daryl Johns (bass)
Kweku Sumbry (drums)

2020年アメリカ作品

レーベル:Blue Note

在庫有り
見開き紙ジャケット仕様CD


ダーク・ビター&ハードボイルドにあくまで人間臭く迫真ダイナミック・ブロウを繰り出す熱血剛健アルトが絶好調の痛快コンテンポラリー・モーダル・アクション世界! CD IMMANUEL WILKINS イマニュエル・ウィルキンス / OMEGA[089 4797]

販売価格: 2,000円 (税込)
商品情報
BLUENOTE

★ブルーノートから、大注目の若手アルト・サックス奏者/コンポーザー、イマニュエル・ウィルキンスがデビュー
■ヴィヴラフォニストのジョエル・ロスの2019年ブルーノート・デビュー作『KingMaker』に参加していたウィルキンスがこの度ジェイソン・モランのプロデュースの下、ブルーノートから『Omega』でデビュー。ウィルキンスは、本作では何世紀にもわたってアメリカで多くの黒人が耐えてきた深い痛みを伝えたいと考え制作した中、今年また非武装の黒人が白人の手によって殺害される事件が多発し、アメリカ中の都市が反乱を起こしているため、このメッセージはより深刻に映る。そんな中でも""Grace and Mercy ""では「神が私の人生を通していかに私に好意を示し、赦しとあわれみを与えてくれたかについての曲。私はより多くの思いやり、共感、許し、謙虚さを得るために努力し続けている。」と前向きなメッセージも忘れない。(新譜案内より)

(バイオ)
イマニュエル・ウィルキンス(22歳)は、フィラデルフィア郊外のペンシルベニア州アッパーダービーで育った。高校卒業後、2015年にニューヨークに移り住み、ジュリアード音楽院に通う。その街でトランペッター/コンポーザーのアンブローズ・アキンムシーレと出会い、彼から指導を受け、ジャズ・シーンをナビゲートしてもらった。またその後、彼のプロとしての人生を変えることになるミュージシャン、ジェイソン・モランにも出会い、モンクの1959年のタウン・ホールでの公演をたたえ行われたライヴ・シリーズ ""In My Mind ""でアルト・サックスを演奏した。これまで、ソランジュ・ノウルズ、グレッチェン・パーラト、ウィントン・マルサリス、ジェラルド・クレイトン、アーロン・パークス、ジョエル・ロスなど、さまざまなアーティストと仕事をしてきている。